北朝鮮の弾道ミサイルを『テポドン』と呼んでるのは北朝鮮以外の国 じゃあ北朝鮮内の正式名称は?
北朝鮮が開発している弾道ミサイル『テポドン』1号、2号は皆さんご存じだろう。その射程距離は1号だと1500キロ、2号だと4倍の6000キロにもなるという。
そんな『テポドン』ミサイルだが、北朝鮮に行った際に「テポドン!」と言っても通じないのはご存じだろうか。この弾道ミサイルの名前はアメリカが最初に発見した際にコードネームとして付けたもの。名前を付ける際に近くの土地の名前(村や町)をそのまま付けたのだ。テポドンやノドンが朝鮮語っぽいのはそのためである。
ちなみにテポドンは「大浦洞」と書き、「洞」は北朝鮮では町にあたる行政単位。
では正式名称はというと「ペクトゥサン イロ(白頭山1号)」もしくは「ウナ イロ(銀河1号)」である。今では銀河の名称を使うことが多い。
ノドンも同様に発見された近くの町の名前。しかし北朝鮮内では「ファソン(火星)」や「モクソン(木星)」と呼ばれている。
つまり北朝鮮旅行に行った際に「テポドン」「ノドン」と言っても通じないのであしからず。日本も「テポドン」だけじゃなく、正式名称とあわせて報道したら面白いのに。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。