【Interview】アジアの拠点と直接つながる社内SNS!「Tascade(タスケード)」

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ビジネスの場で、スマホやクラウドシステムが一般的になった現在。アジア新興国に拠点のある日本企業にピッタリの多言語対応・社内向けSNSがあるのをご存知だろうか?

株式会社Asia PlusのCEO、黒川賢吾(くろかわけんご)氏に話を聞いた。

■前職で経験した疑問点を新たなビジネスに。

Q、ずばり、多言語対応・社内向けSNS「Tascade(タスケード)」とはどのようなサービスですか?

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「チーム内での情報共有を促進して商品開発から販売までをスムーズに進める事を目的としたサービスです。

店舗と本部、営業とマーケティング等、それぞれのチームが持っている『Task』を『Cascade(知識や情報をつなぐ)』できるような仕組みを届けたいという思いから『Tascade(タスケード)』と名付けました。本部からのタスク共有機能やEラーニング機能・アンケート機能、現場からのレポート機能などを備えています。 」

Q、そもそも、どのような経緯でこのサービスを始める事になったのでしょうか?社長のこれまでの経歴と共に教えてください。

「以前、ソニーに勤務していた際にシンガポールを拠点に、東南アジア各国のマーケティング担当として働いていたのですが、その時の経験が開発の背景にあります。商品販売のために、営業やプロモーターなど多くの人を雇っていましたが、彼らを上手く活用できていませんでした。

マーケティング担当者は商品に対する知識が乏しくレポートもしない営業にストレスを感じ、営業側は情報をきちんと共有しないマーケティングに不満を持っているのを感じていました。

その後、ユニクロに転職して本部と店舗が一体となって業務を進めている姿を体感し、同様のオペレーションの仕組みをアジアで展開したらどうだろうと考えるようになりました。

ここ数年でスマホ所有率が急激に伸び、また無料WIFI環境も充実していることから、アジア新興国でサービスを始めることにしました。」

Q、このアプリの開発で、苦労した点は?

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「ベトナム人の友人の会社に開発を依頼していたのですが、サービスの検証に当初想定していた時間の3倍かかりました・・。色々な面で日本とは開発の進め方が異なり、その点は苦労しました。

日本だとエンジニアの方が依頼者の意向を汲み取ってシステムを作り上げてくれることも多いのですが、同じやり方をベトナムで行った結果、当初出来上がったものはバグだらけでした。でも、毎日バグを皆で直していたので結果的にチームの結束は凄く強くなりましたが(笑)」

■30日間無料体験 有料バージョンも月額590円〜

Q、なるほど。システム開発時のモグラたたき状態も、一緒にやると結束力が出ますよね。まだリリースして間もないですが、新しく導入を考えているユーザーにはどのように使って頂きたいですか?

「日本からアジア新興国に進出する企業は非常に多くなってますが、まだ業務のやりとりのほとんどがメールという企業も多くあります。Tascadeをご利用いただくことで、より情報の共有活性化させ、チームの結束を強めるサポートが出来たらと思っています。

30日間無料体験ですべての機能が体験できますので先ずはご利用いただき、効果を実感した上で有料バージョン(月額590円/ユーザー〜)をご利用いただきたいと思っております。」

Q、今後はどのような展開を予定していますか?

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「 Asia Plusでは日本企業が海外に進出する上の障壁となる『営業』『マーケティング』の二つの問題に対するソリューションを提供していきたいと思っています。Tascadeは『営業』に関するソリューションですが、このサービスを更に機能拡張し利便性を向上させていくとともに、Q&Meという『マーケティング』のソリューションを8月中にローンチさせていきます。」

国境を越えてほぼリアルタイムでやり取りができるSNS。その利便さは、国境を越えてグローバルに日々の業務を進める企業にオススメだ。

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(Writer: Saera Jin)

 

 

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ウェブサイト: https://techable.jp/

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