iPhone 4の登場で「ガラケー離れ」は来るのか!? PC-9800が国内で普及していた時に類似
昨日WWDCにて正式に発表された『iPhone 4』だが、リーク通りのスペックそしてそれ以上に隠された新機能が発表され国内外で話題になっている。国内での発売は6月24日からで予約開始は6月15日からとなっている。
そんな『iPhone 4』の登場により更に肩身が狭くなる存在が、各社が発表リリースしている携帯端末、いわゆるガラパゴス携帯(以下、ガラケー)だ。独特の進化と独自仕様により完全に日本国内仕様になってしまっているその携帯端末はかつて鎖国していた日本を臭わせる。
かつて日本のパソコン市場ではPC-9800、X68000、FM-TOWNSなど国内独自パソコンが普及していた。しかしマイクロソフトがMS-DOS、Windowsを国内でも普及させWindows95の発売後くらいから国内でもPC/AT互換機は普及してきた。現在ではPC-9800、X68000、FM-TOWNSは生産されておらず、全てDOS/V機がほとんどのシェアを占めている。
これと同じようなことが携帯電話市場でも起きるのではないだろうか。そしていつの日か国内の携帯電話が化石になり使えなくなる日が来るのではないだろうか。それもそう遠く無い日に。最終的にはiPhone、Androidの2強+もう1社あたりで落ち着きそうだ。
そうなると既存のキャリアと携帯メーカーはどうなるのだろうか。既存の携帯メーカーはAndroid市場に参入しより良い携帯スマートフォンを開発せざるを得ない。そしてそこでまた新たなガラパゴスが誕生するか世界標準になるかは、今の段階では読めないがいずれにせよ日本の携帯市場もそろそろ潮時だという見方はされている。
そして今回発表された『iPhone 4』の新機能であるビデオ通話機能『FaceTime』は日本で数年前に導入されたガラパゴスの代表的な機能。それが『iPhone 4』にも搭載されiPhoneそのものがガラパゴス化しているのではという意見もある。Flash表示の排他なども同様で、独自の世界を築こうというクローズドな思想がAppleにはあるようだ。
今回の発表でFlashを認めてくれたら拍手喝采だっただろうなあ……。でも『iPhone 4』は欲しいよね。
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