自分が詳しい分野ほどマスコミ報道に腹が立つ法則(メカAG)

自分が詳しい分野ほどマスコミ報道に腹が立つ法則(メカAG)

今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
※この記事は2014年07月16日に書かれたものです。

自分が詳しい分野ほどマスコミ報道に腹が立つ法則(メカAG)

なんかテレビをつけたらテリー伊藤たちがベネッセの件をあれこれ論じていた。なんか管理責任がどうとか、信じられないずさんさだとか、ベネッセをクソミソに。犯罪を冒すような人間を雇ったのが悪いみたいな。

別にこの件ベネッセを擁護しようとは思わないけど、なんかこういうのを聞くと、そんな簡単な話しじゃねーんだ!とついつい思ってしまう。

あ、テリー伊藤の名前を出したけど別にこの人がというのではなく、どの番組も内容はだいたい同じだろう。テリー伊藤の持ち味としてこういう表現を使うというのもあるし。なので特定の個人や番組を問題にしたいわけじゃないので念のため。

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子供の頃は、というか社会人になってからも、わりとテレビのニュースを見て「まったくそのとおりだ」と思ってたんだよね。いまも自分が知らない分野は、「なるほど、そのとおりだな」と思ったりしてる。

ようするに当事者に近い立場になると、事件の当事者の方に共感して、それを安易に叩くだけの報道、というか芸能ニュースっぽい単に視聴者の感情を煽るような番組、に反発を覚えるのだろう。子供の頃は詳しい分野がなかったので、ニュースとかを脳天気に鵜呑みにしていたわけだ。まあ子供の頃も「近頃の学生は~」とかいう番組には違和感を覚えた。まあ仕組みは同じ。

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当事者に共感してしまうのも問題ではあるけどね。なにかと批判される「○○業界の悪習」みたいな中にいつの間にか自分もどっぷり使ってるのかもしれない。

談合事件とかも、長年その方法でそれなりに業界のバランスがとれているとすれば、当事者にとっては「いきなりそんな建て前を言われても…」となるだろう。

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どうなんですかね、たとえばこれまで長年当たり前のようにやっていたことが、ある朝突然「こんなことは許されない!」となるギャップ。どっかの議員のわけわからない交通費や切手代とかも。

まあやっぱ「部外者」の視点がまったくないと、社会の自浄作用が働かないし。スピード違反と同じだよね。前の車も後ろの車も自分と同じスピードを出してたのに、なんで俺だけ捕まるだ、みたいな。自分だけが正しい速度で走ったら、むしろバランスを乱す、と。

まあしょうがないんだろうね。そう考えると自浄作用というのは「みせしめ」「いけにえ」的な要素があり、本質的に不公平なものなのかもしれない。警察の犯罪摘発だって「悪いことをすればこうなるんだぞ」という見せしめだし。

執筆: この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2014年07月17日時点のものです。

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