高橋名人が「遊んでいればハマリますよ」というゲーム開発者に苦言

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高橋名人といえば、世界で最初にゲームの名人としてゲーム業界に現れたヒーローであり、高橋名人を慕うファンが今も多く存在する。もちろんゲームがうまいから人気があるのは当然として、高橋名人の人柄の良さやキャラクターが好かれている要因のひとつともいえるだろう。

そんな高橋名人が、自身のブログ『高橋名人公式ブログ 16連射のつぶやき』で、過去にいたゲーム開発者にチクリと苦言をしている。かつて高橋名人は、ゲーム開発者からあることをよく言われていたのだという。その内容は以下の通り。

「だいぶ昔の事になりますが、開発から “遊んでいればハマリますよ” という言葉を、よく言われていました。でもね、遊んでいれば…ってのは、まず、ユーザーが手に取ってくれないのです。そのゲームで、伝えたい面白さを、一言で言えるようにしなければ、ユーザーは覚えてくれないですからね」(高橋名人公式ブログから引用・要約)

きっと高橋名人は “遊べばハマる” ではなく “遊ばせるための仕かけが必要” ということが言いたいのだろう。ユーザーが手に取りたくなるような期待感があってこそ、遊んでもらってハマッてもらえるということなのではないだろうか。思い返してみればタイトル画面はつまらなそうなのに、やってみると楽しいゲームがあった記憶がある。そういうゲームはやらせるまでが大変なので、埋もれてしまいがちだ。それではとてももったいない。

見た目がまずそうな料理が目の前にあって「食べればすっごく美味しいことがわかりますよ」と言われても、まずそうなのでその料理を口に運ぶまで躊躇してしまう。たとえおもしろいゲームを作ったとしても、それをどう人に伝えるか。そこが欠けていては、本当におもしろいゲームとはいえないのかもしれない(このニュースの元記事はこちら)。
 
イラスト:まそ先生
 
 
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