先日発表されたばかりの“iOS 8”を早速インストール! 意外と多い変更点
先日WWDCで発表された“iOS 8”。インタフェースは“iOS 7”のフラットを継承しており、さらに使いやすく細かな部分が変更、改良されているようだ。“iOS 8”の主な特徴はデベロッパー向けの改良点が多いところ。例えばアプリを呼び出すAPIやサードパーティ製キーボードを使うことが可能になったなど、ようやく望まれた機能が解放された。
記者は無駄にもデベロッパー登録していたので早速“iOS 8”のインストールを試みてみた。デベロッパー登録完了後にアクティベートが完了すると即“iOS 8”(β版)のインストールが可能になる。インストールする機種は『iPhone 5S』64GBモデルになる。
OSのインストールは約10分ほどで終わり何の問題もなく終了。そんなわけでNDAにのっとり公開されている範囲のみを紹介していきたい。
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https://getnews.jp/archives/592179
恒例の「Hello」が表示されアップデート完了の合図となる。その後は『iCloudキーチェーン』の設定、Wi-Fiの設定などを行い全て完了。設定などは“iOS 7”から引き継がれているので特に問題ないだろう。
文字入力候補に変化
まず触ってみたのが文字入力である。推測候補が出るようになるといわれた“iOS 8”。しかし日本人ユーザーにとっては今までにもあった機能である。この機能がローマ字入力時にも出るようになったのだ。
「test」と入力すると続いての単語候補には「drive」「new」「of」が出てくる。また少し操作しづらいが、この候補の出ている灰色の部分のバーは上下フリックで出したり引っ込めたりが可能。
通知センターは編集可能に
そしてお次は『通知センター』である。通知センターは今まで通りアプリの通知が表示されるが、それとは別に編集可能なカレンダーなども表示されている。そのほかサードパーティ製アプリの情報もここに追加することが可能。
通知センターのタブは「今日」「すべて」「未確認」だったのに対して“iOS 8”では「今日」「通知」の2つだけになっている。
メールの新規作成が楽に
メールの新規作成については発表会でも触れられていたが、これは実に便利に。複数の新規メールを作成可能で、『Safari』のタブのように切り替え可能となっている。作成中のメールは下にスライドさせるだけで一時的に隠れるので、受信したメールを再度見直すことができる。また新規メールだけでなく返信メールなどでも同様の操作が可能。
そのほかの変更点としては、重要だと思ったメールに自らフラグを立てる機能や逆にフラグを外すことも可能となっており、またメールに対して通知設定も可能。
マルチタスク上に履歴が表示 メッセージ機能も向上
今回かなり力を入れていたメッセージアプリ機能。それ関連としてタスク切り替え画面の最中に履歴が上部に表示されるようになった。この履歴は通話、メッセージのやりとりの履歴である。しかし履歴の削除方法が今のところ見当たらないので、中には必要ないという人もいるだろう。
メッセージ機能に関しては過去の画像のやりとりを整列して並べてくれる機能や一時的に受信通知を消音にする「おやすみモード」などがある。これらの機能はメッセージ画面の「詳細」からアクセス可能。
細かい点だがメールの開封済みは右へのスワイプだけで可能となった。今までは一度開き、既読しないと行けなかったがその煩わしさもない。もちろん一括既読も可能。既読メールを再度右スワイプすれば未読となる。スワイプする際に左に青色のアイコンが出るがこれをタップしなくても良いのであしからず。押しても良いようだが……。
画像検索が容易に
画像検索が容易になっている。ジオタグ検索が可能になっており現在位置情報をオンにしていれば、その情報から検索が可能。
かなり強化されたカメラ機能
カメラ機能は撮影後の写真を編集、補正できると発表され機能強化が図られたようだ。撮影後の加工だけかと思いきや撮影前にもちょっとした調節ができるようだ。
実はカメラ機能には新たな撮影モードが加わっているのだがこちら正式発表されているものではないので、伏せておく。
まだまだある 様々な変更点!
発表会で既に発表された『Health』機能。“iOS 8”を導入すると、そのアイコンが追加されているのがわかる。しかし現時点では対応アプリが少ないためあまり役に立たない。
「あまり変わっていないのではないか」「iOS 7.5でしょ」と言われていた今回のバージョンアップ。アップルは発表会でほんのわずかしか機能発表していなかったことが触れてみてわかった。全ての機能はNDAの事情から紹介できないが、今後明らかになってくる新機能については追って紹介していきたい。
あんな凄い機能やこんな凄い機能があるのだが、書けないのが実に残念。皆さんは楽しみに待っていて欲しい。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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