月9ドラマの視聴率不動伝説は終わったのか? 中居効果も無く視聴率一桁代も……
フジテレビが月曜日の9時からドラマ枠として放送している月9(ゲツクまたはゲック)をご存じだろうか。同局の視聴率稼ぎ枠として1980年代後半から開始された(実際はもっと古くから放送されていたとされている)。
その起爆剤となったのが1991年に放送された『東京ラブストーリー』と『101回目のプロポーズ』だ。どちらも最高視聴率30%を超えており歴代記録に残るくらいだ。そんな月9が昨今低迷してきているという。
こちらが過去のドラマの視聴率だ。
東京ラブストーリー …… 32.3%(最終回) 17.1%(4話)
101回目のプロポーズ …… 36.7%(最終回) 18.9%(7話)
ラブジェネレーション …… 32.5%(9話) 28.6%(5話)
ロングバケーション …… 36.7%(最終回) 25.5%(6話)
ひとつ屋根の下 …… 37.8%(11話) 19.5%(1話)
以上のように月9ドラマは不動と言って良いほどの視聴率稼ぎ頭だった。月9が作られた経緯は週始まりの仕事の疲れをせめてドラマを見て過ごしてもらおうというフジテレビの計らいから生まれたのだ。しかしそんな月9も最近では視聴率が低迷気味だ。昨年放送された『婚カツ!』では中居正弘を起用も、とうとう初の一桁を記録。最高視聴率も良くて20%前後までに落ちてしまい、過去のように余裕で30%オーバーは厳しい現状だ。5月10日から放送開始された『月の恋人 ~Moon Lovers~』は主演を木村拓哉、出演は篠原涼子、リン・チーリン、松田翔太、北川景子と豪華メンバーだがこちらも今までの流れからして高視聴率は難しそうだ。
2009年に放送された月9の視聴率は以下の通り。
太陽と海の教室 …… 20.5%(1話) 10.7%(4話)
イノセント・ラヴ …… 16.9%(1話) 11.7%(3、4話)
ヴォイス~命なき者の声~ …… 最高17.7%(1話) 最低10.2%(9話)
婚カツ! …… 最高16.3%(1話) 最低8.8%(9話) ※月9の一桁代は初めて)
上の1990年代のドラマと比べて頂ければおわかりの通り最高視聴率も下がっているのが分かるだろう。そんな中でも『ガリレオ(最高24.7%、最低19.6%)』の様にまだ視聴率を稼ぎ続けるドラマは存在するのは確かだ。周りの女性に簡単に話を聞いてみたところ「月曜日の9時に帰れないし」という意見もあった。月10にすれば解決なのか?
※上記視聴率はビデオリサーチ調べ
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