サメだらけの海を冷蔵庫に乗って25日間漂流

オーストラリア沖を冷蔵庫に入った男ふたりが漂流しているのを、航空機のパイロットが発見。その後の話で、25日間も海上を漂流していたことが判明した。

このニュースを伝えた『EPA』によると、冷蔵庫とはいっても家庭用の冷蔵庫ではなく、漁船や業務用で使われている巨大な保冷庫(アイスボックス)。激しい嵐に遭遇した釣り船は大破し、多くの乗員が荒海に放り出されたのだという。なんとか浮かぶ冷蔵庫に入り込み、嵐が過ぎるのを待ったものの、その後25日間も漂流するハメになってしまったのだという。

この時期、オーストラリアやその近海は常夏であり、海洋に詳しい人物は当取材班の取材に対して「たった30分素肌をさらすだけで日焼けしてしまうほど日差しが強いです。たとえそんな気候になれている人でも、25日間も飲まず食わずでは死んでしまうでしょう」と語っている。

彼らが助かった理由はふたつあり、まず冷蔵庫に乗ったことが不幸中の幸いで、中に入っていた魚を食べることができたこと。もうひとつは、たびたび降ってくれた雨水を飲むことができたことだ。

しかし、彼らには嵐のほかに、第二の恐怖が待ち受けていた。なんと、サメの群れにずっと狙われていたという。冷蔵庫の周囲をスイスイと泳いでいたというのだ。とにかく、食べられることなく生き残れてよかったといったところか。
 

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