マーカーで“手書き”もOK!まったく新しい“QRコード”、どんな表面に描かれていても読み取り可能

Graffiti-Codes

QRコードというと、バーコードのように特殊な機械を使ってデータを読み取るのではなく、携帯電話やスマートフォンという身近なアイテムで2次元コードを読み取るもの。ただ、コンピュータで作成したコードは、パッと見ただけでは模様のように見えるだけで、意味や面白さは感じられない。そんなQRコードの世界に、新風を吹き込みそうなツールが登場した。それが「Graffiti Codes」だ。

「Graffiti Codes」は、QRコードを読み取るアプリを使い、写真を撮影してデータにアクセスするのではなく、コード上をスマートフォンでなぞるという方法で読み取る。「Graffiti Codes」には加速度計が搭載されており、“動き”のパターンを検知し、コード自体に“あるデータ”を含ませ、ユーザーがそのデータにアクセスできるようにすることができる。

この「Graffiti Codes」が特徴的なのは、スマートフォンの“動き”を読み取るという手法であるため、コード自体は、平面に描かれたものであれば、どんな形であってもかまわないという点だ。そのため、マーカーペンのようなもので手書きで描かれたものであってもよいし、紙や壁、プラスチックの表面などに書かれたものであってもよい。たとえば、ユーザーはアート作品を鑑賞しながら、作品名の部分に含まれているQRコードをスマートフォンで読み取り、作品の由来や詳細について紹介しているページにアクセスしたり、ショッピングセンターの入り口で、地図に描かれたQRコードを読み取って、全体のフロアマップのデータにアクセスするといったように、さまざまな用途に活用することができそうだ。

“デジタルと、実物の世界の橋渡しをする”新しいQRコードの世界は、これからどんどん広まっていくかもしれない。

Graffiti Codes

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. マーカーで“手書き”もOK!まったく新しい“QRコード”、どんな表面に描かれていても読み取り可能
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。

記事ランキング