【ライヴレポ】超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』が届ける、超特盛エンターテイメント!──〈カリスマガンボツアー〉

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11月29日・30日の2日間にわたり、二次元キャラクタープロジェクト『カリスマ」』による「カリスマガンボツアー」が幕張メッセ イベントホールで開催された。9月30日にリリースされた3rdアルバム『カリスマガンボ』を引っ提げた本公演には、全国から生粋の“凡人”たち(『カリスマ』ファンの総称)が集結。個性豊かな“カリスマ”たちが織りなす世界を、思う存分味わう2日間となった。

開演前、会場には「カリスマ伝説」が流れ、期待に胸を高鳴らせるファンのざわめきが満ちていく。やがて会場が暗転しオープニングムービーがスタート。ステージ中央に据えられた巨大な“鍋”から、七人のカリスマ声優たちが顔を出すと、客席からは割れんばかりの歓声が沸き起こった。

そのまま『カリスマガンボ』で幕を開けると、続く『カリスマピザパーティー』ではお馴染みのコミカルなダンスで凡人たちを一気にカリスマ・ワールドへと引き込む。ライブは序盤からフルスロットルだ。さらに自己紹介ソング「カリスマ・イン・ダ・ハウス」へとつなぎ、それぞれのキャラクター性が炸裂。伊藤ふみや役・小野友樹が客席にマイクを向けると、完璧なレスポンスが返ってくるあたりに、このライブへ懸ける凡人たちの熱量の高さが伝わってきた。

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序盤の怒涛の盛り上がりに続き、ここからはバラエティコーナーへ突入。最初のメニューは「ゆたしくねガンボ」。沖縄方言の“ゆたしくね”にちなみ、沖縄アイテムを使ったモノボケ大会が展開された。先陣を切ったのは草薙理解役・山中真尋。シーサーを手に登場すると、会場の空気は一気に和やかに。続くテラ役・大河元気はゴーヤを手に「これでゴーヤって倒せばいいんだ?」と桃太郎ネタとダジャレを掛け合わせて笑いを誘う。湊大瀬役・日向朔公はサーターアンダギーを使い、「まっくろくろすけに漂白剤使ったの誰ですか?」とボケを披露。

猿川慧役・細田健太はちんすこうを用いて「手の甲ちんすこう!」「足の甲ちんすこう!」「ちんす後頭部!」と三連発のモノボケを畳みかけるも、不発。細田は「全公演まったく同じ目に遭ってる!」と嘆きつつ、「こんなのぜってーやらねー!」といつもの曲振り展開に入るものの、それも不発。

細田が「じゃあどうすればいいんですか!?」と叫ぶと、山中が「そんなときにはこう言えばいいんです!」と助言。そのまま全員で「なんくるないさー!」という言葉を合図に『カリスマさびら』のパフォーマンスへ。『ハイサイおじさん』をベースにした同曲が会場に爽やかな沖縄の風を運び、会場はさらに熱気を帯びていく。

続いてのメニューは「お子様ランチガンボ」。ここでは“かりちゅま声優”に扮したメンバーが幼稚園児風の姿になり、それぞれの“将来の夢”を叫ぶというカオスでチャーミングな企画だ。

山中が「にゃんこいっぱい飼いたい!」と可愛らしく叫んだかと思えば、「ずっと声優でいられるように頑張りたい」と妙にリアルな本音をこぼす。他のメンバーも「不労所得で生きていきたい」(大河)、「タワマンの最上階に住みたい」(細田)、「人間ドックに行きたい」(福原)、「いろんな女の子を〜」(橋詰)、「いっぱいお仕事頑張って、カリスマの版権を買ってカリスマランドを作りたいな〜」(小野)と、こちらも絶妙にリアルな“夢”を連発し、会場を笑いの渦に包んだ。

ラストの日向は「こんな格好で歌を歌うことだよ〜」とスモック姿で登場。続いて同じく園児姿のメンバーを呼び込み、『とってもかりちゅま』を無邪気に踊り切り、会場は温かい笑顔に包まれた。

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スモック姿から着替えると、続くメニューは「お風呂ガンボ」。ここでは“今年いちばんのやらかし”を発表する反省会コーナーが繰り広げられた。

「『とってもかりちゅま』の2番を4公演全部失敗した」(山中)
「ホテルに帰ってコンビニの場所を聞いたけど、右と左を間違えてメンバーに伝えてしまった」(細田)
「ホテルのクリスマスツリーにはしゃぐ細田を動画に収め損ねた」(大河)
「実はダイエット15キロ成功していた」(小野)
「『初代総理大臣は?』という大河さんのクイズに『聖徳太子!』と答えた」(日向)
「月蝕會議のエンドウ.さんのギターがかっこよかったと言えなかった」(橋詰)
「除草剤で芝を全滅させた」(福原)

…と、それぞれが羞恥心たっぷりの“事件”を次々と暴露。最後は全員で『カリスマ温泉郷』をポップに歌い踊り、このパートを賑やかに締めくくった。

後半ブロックは、カリスマたちの“味変”が次々と訪れる怒涛の展開からスタートした。

続いてのメニューは「富士山ガンボ」。ここでは恒例の“富士山質問コール&レスポンス”企画が繰り広げられ、カリスマ声優たちが次々と“凡人”へ問いかけるミニゲームが展開された。

トップバッターの日向が投げたお題は「このなかで一番セクシーなのはー?」。しかし返ってくる声はバラバラで、会場は早くもカオスに包まれる。続く福原の「僕、何歳に見えるー?」も揃わず、カリスマたちは苦笑い。

そんな空気を一変させたのが3番手・小野。「この世で一番大事なものといえばー?」の問いかけに、客席からは見事に揃った「JPY!」の大合唱。完璧に調教された(?)凡人たちのレスポンスに、ステージ上のカリスマ声優も思わず目を丸くする。

橋詰が改めて「このなかで一番セクシーなのはー?」と問いかけると、またしてもざわつきはするものの、圧倒的多数で「橋詰さーん!」の声が返り、橋詰の満足げな笑みが客席を沸かせた。

細田は「今日の晩メシ、何パーティー?」と振れば「ピザパーティー!」と軽快に揃い、山中は「七人のカリスマで一番の推しは?」と問いかけ、それぞれが“推し”の名を叫ぶ自由度の高いレスポンスで再び会場が盛り上がる。

そしてトリを飾る大河は突然の「ほそだー?」。客席が「けんたー!!」と返すと、なぜかガッツポーズを決める大河。自由奔放な問答が続く中、最後は全員で「カリスマガンボツアーはー?」と問いかけて「最高!」のコールで締めくくり、その勢いで『FUJIYAMA CHARISMA』を全力でパフォーマンスした。

【ライヴレポ】超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』が届ける、超特盛エンターテイメント!──〈カリスマガンボツアー〉

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続くメニューは「お買い物ガンボ」。ビックカメラとのコラボ企画で、『ビックカメラのテーマソング(カリスマver.)』が流れたあと、ユニット曲ブロックへ。

最初に披露したのは、本橋依央利&湊大瀬による『ねんねむりんりん』。ふたりのファンタジックな歌声が重なり、幻想的な空気が会場に広がる。ラストのミュージカル調の“ケンカ”パフォーマンスでは、息の合った掛け合いで凡人たちを笑顔にした。

続いて披露したのは、猿川慧&天堂天彦によるウィンターソング『ほわシャパ☆カリスマス』。煌びやかなムードが一気に広がり、冬の訪れを感じさせる軽やかな歌声で会場を温かく包む。

ユニットブロックのトリを飾ったのは、伊藤ふみや・草薙理解・テラの3名による『カリスマハウスの事件簿~消えた秩序の笛~』。複数ジャンルを内包したようなサウンドで、三者三様のキャラクター性を生かした歌と寸劇が展開。客席を次々と沸かせた。

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いよいよ本編ラストのメニュー「伝説ガンボ」へ。ここでは、2022年の『カリスマ ワールド エキスポ』で伝説となった「早口言葉『ケツパラガス』選手権!」がついに復活。今回のレベルは甘ケツから始まり、中ケツ、凄ケツ、超ケツ、激ケツ、ケツ極、そして最終段階のケツ無限大(ケツ・インフィニット)まで、全7段階。

月蝕會議のサウンドが刻むテンポに合わせてスピードがどんどん上がり、客席は歓声で波打つ。声優たちの“高速ケツ連呼”が響き渡るのは、どこを探しても「カリスマ」のライブだけだろう。ラストを任された橋詰は究極レベルのケツ無限大に挑むも、あまりの速さに撃沈。それでも最後に「エクスタシー!」と叫び、会場のテンションが最高潮に達したまま『カリスマ伝説』へ突入した。カリスマを崇め奉るような一体感の中、さらに『おつカリスマ!忘年会』『カリスマジャンボリー』と怒涛のパフォーマンスが続き、「これぞカリスマ!」と言わんばかりの濃密な世界観が広がった。

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ラストメニューは『超カリスマ凡踊り』。祭りの終わりのような少し切なさを含んだムードが漂うなか、歌詞はこんなにトンチキなのに不思議な感動が会場を包む。そしてラストチューンは『めちゃめちゃカリスマ』へ。ソロパートごとにメンバーが改めて最後の挨拶を届けると、ゆるさと熱さが同居した“カリスマらしさ”に満ちた大団円を迎える。七人全員が鍋の中へ戻っていく演出で、カリスマガンボツアーはついに“完食”。その瞬間、客席には満足とお腹いっぱいの余韻が広がった。

DAY1では待望のTVアニメ化が発表された「カリスマ」。食欲のように刺激され続けるこの世界は、これからどんな姿へと進化していくのか。まだまだ期待は尽きない。

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取材&文:ニシダケン

ライブ情報

■ライブツアー『カリスマガンボツアー』
幕張メッセ イベントホール(千葉県)
2025年11月30日(日)

●Streaming+(生配信)視聴チケット
[詳細]
https://charisma-house.com/news/2611/
チケット販売期間:12月7日(日)19:00まで
アーカイブ期間:12月7日(日)23:59まで
視聴チケット価格:4,800円(税込)
■配信チケット販売ページ(国内):https://eplus.jp/charisma1130-st/
https://ib.eplus.jp/charisma1130-st/

●出演
七人のカリスマ声優(小野友樹/山中真尋/福原かつみ/細田健太/日向朔公/大河元気/橋詰知久)、カリスマダンサー、月蝕會議
●セットリスト
1. カリスマピザパーティー
2.. カリスマ・イン・ダ・ハウス
3. カリスマさびら
4. とってもかりちゅま
5. カリスマ温泉郷
6. FUJIYAMA CHARISMA
7. ねんねむりんりん
8. ほわシャパ☆カリスマス
9. カリスマハウスの事件簿〜消えた秩序の笛〜
10. カリスマ伝説
11. おつカリスマ!忘年会
12. カリスマジャンボリー
13. 超カリスマ凡踊り
14. めちゃめちゃカリスマ

イベント情報

■「『カリスマガンボツアー』振り返りリスニングパーティー」
※本企画はStationhead:キングレコード公式アカウント(@kingrecords)にて実施いたします。

●開催日時:2025年12月3日(水)19:00~
アーカイブ配信:12月10日(水)19:00まで

●対象:Apple Music有料会員及びSpotify Premium会員の方
※Android端末ではSpotify Premiumご登録の方のみがご参加可能です。

インフォメーション

■Total Information
『カリスマ』公式サイト
https://charisma-house.com/

『カリスマ』公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/charisma-house

『カリスマ』公式X(旧Twitter)
https://twitter.com/charisma__house

『カリスマ』公式TikTok:charisma__house
https://www.tiktok.com/@charisma__house

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