【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.82「帰ってきた徳永由希の自主企画」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。
そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。
「帰ってきた徳永由希の自主企画」
シンガーソングライターの

音源ではバンドサウンドやピアノも効果的に合わさっていますが、ライブは弾き語り1本勝負です。鉄壁の高速ストローク、集団では出せない1人ゆえの気迫で、私も圧倒されたことがあります。鬼滅の刃の我妻善逸のごとく1つの技を極めていると自身を例えていましたが、それが本当にピッタリな表現だと思います。
今年、約1年半ぶりに活動再開しました。というより活動休止期間も含めて、より弾き語りの鮮度というか鋭さ、強さがベストな状態で生活を進めているイメージで、愛すべき弾き語りに導かれているように見えます。世間ごときにブレさせないスタンスは音楽家本来の姿を思わせるカッコよさです。4月にリリースされたアルバム「全ての地獄を掻き集めて」もあっという間に時間が過ぎる快作で、神様とか輪廻転生とか、引いては素性の知らない誰かの何かとかよりも、もっと実体のあるものの美しさを大切にしたくなります。「春と言ってもまだ冷える」が良すぎる。社会人になってから数回目以降の春ってあんまり特別感が無くなったんですけど、来年の33年目の春は何とか過去の自分にキモいと思われないように迎えようと思いました。
林萌々子に関してはもう説明不要でしょうが、徳永由希の企画には3回目の出演というところに、仲良いだけでなく、互いのリスペクトの高さを感じます。例えば炎に関しては、私は実は今年のM-1グランプリ2回戦を生で見に行った時に出演していて、その日の間違いなくイチウケでした。さすが昨年の準決勝進出組ですし、今年はファイナリスト候補筆頭の1組ですから、このイベントに出る頃にはどうなっているのか楽しみですね。いろんなお客さんが集まるかもしれない1日を、徳永由希がどう料理するのか。是非味わいに行きましょう。
インフォメーション
・遊津場SNS
X:https://x.com/sakidori_yutuba?t=R1J43f6okqiZ7g2bqGn7PQ&s=09
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