【京都府京都市】京都・西陣の大本山 妙蓮寺で、国内外の現代美術作家が集う唯一無二の展示会を開催!


京都・西陣の大本山 妙蓮寺にて、11月22日(土)~12月7日(日)の期間、国際色豊かな10名以上のアーティストが参加し、寺院空間と作品が響き合う、唯一無二の展覧会を開催中だ。

毎年国内外の現代美術作家が集う大本山 妙蓮寺


「まるごと美術館」は、京都・西陣で2019年に始まった地域アートプロジェクト。街の寺や神社をそのまま“美術館”に見立て、さまざまな作家や工芸師の作品を紹介してきた。

その中でも大本山 妙蓮寺は、毎年国内外の現代美術作家が集う場として注目を集めているそうで、今年も国際色豊かなアーティストが参加する展覧会が開かれる。

Peter Dellert氏の作品が出迎える


大本山 妙蓮の魅力は、屋内外の境界を超えてアートが広がること。境内に足を踏み入れると、まず出迎えるのはPeter Dellert氏のウィットあふれる作品だ。

入口の「とめ石」を大胆に作品化。「入っていいの? ダメなの?」と見る人の心理を揺らす、ユーモアたっぷりのインスタレーションだ。

髙木智広氏による100号の油彩も登場


さらに、海外コレクターにも人気だという髙木智広氏による、100号の油彩も登場。

構造的でありながら情念が滲む彼の筆致が、凛とした寺院空間に鮮烈な対比をつくり出す。


髙木智広氏と親交が深く、若くして亡くなった櫻井りえこ氏のスケッチブックから発掘された未公開ドローイングも多数展示。

ファン待望の原画の息づかいを間近で感じられるような貴重な機会だ。

大型の“着物インスタレーション”


女性を美しく写し取る作品で知られるAleona Rei氏は、寺の名庭「十六羅漢石庭」を望む表書院で、大型の“着物インスタレーション”を展開。

色彩豊かな書院と、枯山水が湛える侘び寂び。この大胆な対比が、思わず息を呑むほどの情緒を生み出している。光と布と庭が調和する瞬間を体感しよう。

世界各地で1万枚のコインを並べ続ける松田幹也氏


世界各地で1万枚のコインを並べ続けるパフォーマンスで知られる、松田幹也氏も妙蓮寺へ。木・金曜日は「EXTENSION CORD」、土・日曜日は朝8:00からは、1円玉をただひたすら並べ続ける「COIN/ICON」パフォーマンスが行われる。

一見単純にも見えるが、目を離せない不思議な吸引力。境内で行われるパフォーマンスは観覧無料なので、朝の寺に響く静かな緊張感を味わってみては。

アンネ・フランク氏没後80年を機に制作された作品


また、アンネ・フランク氏没後80年を機に制作された、ジャン・ピエール・テンシン氏の小箱作品は、妙蓮寺だけでなく、徒歩圏内の現代美術製作所でも展示。町家を改装したギャラリーは、まるで彼の作品世界を“1/1スケール”で再現したかのような空間になっている。

12月6日(土)18:00からは、同ギャラリーでアーティストがホストとなる特別企画「スナック現美」を開催。アーティストトークを交えた夜のひとときを楽しめる。

そのほか展覧会には、国内外で活躍する作家の鈴木優作氏、長沢郁美氏、楢崎くるみ氏、花岡伸宏氏、山元ゆり子氏らも集結。寺院空間を舞台に新たな創造を響かせる。

寺院空間と作品が織りなす唯一無二の展覧会を見に、大本山 妙蓮寺に足を運んでみては。

■展覧会
開催期間:11月22日(土)~12月7日(日)
会場:大本山 妙蓮寺
住所:京都府京都市上京区妙蓮寺前町875
休館日:水曜日
拝観時間:10:00~16:00
拝観料金:800円 ※小学生以下、障がい者は手帳提示で無料
詳細:https://510kuras.jp/works/quasi

(佐藤ゆり)

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