いつものカップヌードルと高たんぱく・低糖質・ソルトオフの“PRO”は味が一緒? AI味覚センサーで科学的に解析!

日清食品のカップヌードルシリーズは次から次へと新しい味の新商品が登場しています。最近では魔改造カップヌードルなんていう商品が話題となっていましたね。

健康志向なカップヌードルもある

そんなカップヌードルシリーズですが、いろいろなバリエーションの新味が登場するだけでなく、「カップヌードルPRO」や「あっさりおいしいカップヌードル」といった健康志向のカップヌードルなんかもあったりします。

特に注目すべきは「カップヌードルPRO」。かつては塩分を少なくした「カップヌードルソルトオフ」と高たんぱく&低糖質の「カップヌードルPRO」に分かれていましたが、最近になってこの2種が合体。高たんぱく&低糖質でありながら、塩分も25%オフとなり、まさにプロ中のプロへと進化しました。

味も美味しくなった! →いつものと見分けがつかないレベル

しかもすごいのは、カップヌードルPROといつものカップヌードルを比べても、もはや味の違いがわからないこと。

以前は麺の質感などにもっと明確な違いを感じた気がしますが、2つを同時に作って食べ比べをしてみても、違いがハッキリしているのは具の量くらい。スープが少しスパイシーな気がするくらいで、目隠しして食べたらどっちがどっちかを当てるのも難しいレベルなのです。

僕は普段からコンビニグルメやファストフードなどを食べて研究したり、アレンジレシピを考えたりする“B級フード研究家”としても活動していますが、それでもこの2つは見分けるのが難しい……。

本当に味が近いのかAI味覚センサーで解析!

もしかしたらこれ、自分の舌が衰えてしまっただけで、普通の人はもっと味の違いに気づくものだったりするんじゃ……。

不安になってしまったので、今回もこちらの方に協力をお願いしました。

OISSY(オイシー)株式会社の鈴木隆一さんです!

鈴木さんが開発した最新鋭マシンのAI味覚センサー「レオ」で、いつものカップヌードルとカップヌードルPROを解析し、本当に味の違いがないのか科学的に調べてみることにしましょう!

AI味覚センサー「レオ」はAI技術を用いてヒトの味覚を再現したセンサーで食品サンプルから電気信号を測定するマシン。独自のニューラルネットワーク(人工的な知能の実現)を通じて、塩味、酸味、旨味、苦味、甘味という5つの味覚を定量的な数値データとして出力できます。

ガジェット通信では過去にもAI味覚センサー「レオ」を用いてさまざまな検証をおこない、非常に興味深い結果を知ることができました。ぜひ過去の記事もチェックしてみてください。

カップヌードル2種の違いを科学的に比較してみた結果

早速ですが、気になる解析結果はこちら!

おおおっ、レーダーチャートの形も大きさもほぼ同じ……!

それぞれを数値で確認してみても、全体的にカップヌードルPROよりも通常のカップヌードルのほうが若干大きくなっていますが、そこまで差はないと言っても問題ないでしょう。

最も差が出ていたのは総合的な味の強さを示す「コク」の数値。通常のカップヌードルがカップヌードルPROを0.16ポイントほど上回っていました。

この数値の差が大きいほど味の違いに気づく人が多くなるそうなのですが、この程度の差では味の違いに気づく人のほうが稀とのこと。ほぼ一緒の味だと思った自分の味覚は間違ってなかったんや! よかった!

シーフードヌードルPROも味の違いはほぼナシ!

ついでにシーフードヌードルとシーフードヌードルPROの比較検証もしてみたのですが、カップヌードルと同様にいつものとPROに味の差はほぼありませんでした。

これはすごい。カップヌードルPROシリーズの味が科学的にも本当によくできているということが証明されました。もしくは日清食品が盛大に嘘をついて、栄養成分表示を偽装して売っているかだな!!(そんなわけない)

もちろん値段の違いはありますし、具はいつものカップヌードルのほうが多かったりもするのですが、健康面が気になる方はもう迷わずカップヌードルPROシリーズを食べとけって感じですね。日清食品ってすごい!

今後もAI味覚解析シリーズにご期待ください!

ガジェット通信では今後もOISSY株式会社にご協力いただき、AI味覚センサー「レオ」でさまざまな食品の解析を試して定期的にレポートを掲載していく予定です。どうぞお楽しみに!

また、AI味覚センサー「レオ」についてはOISSY株式会社までお気軽にお問い合わせください。

OISSY株式会社
https://oissy.jp/[リンク]

撮影:オサダコウジ
執筆者:ノジーマ

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