【名古屋グルメ】味噌カツ発祥の食堂「叶」で味噌カツ丼を食べる / 売れすぎて夜の販売をやめることも
味噌カツって、ベースはトンカツだけど、トンカツ食べたいなって思ったとき、味噌カツは頭に浮かばないですよね。逆に、味噌カツ食べたいなってときはトンカツが浮かばない。つまりトンカツと味噌カツ、完全にベツモノだったりしませんか。
味噌カツ発祥の食堂「叶」
むっちゃ味噌カツが好きで、味噌カツを食べるためだけに名古屋に行きたくなるほどなのですが、味噌カツ発祥の食堂「叶」(愛知県名古屋市中区栄3丁目4-110)だけは、二度お店に行ったものの、食べることができませんでした。
一度目は台風接近での臨時休業、二度目は昼営業だけで味噌カツが完売してしまったため臨時休業でした。そう、あまりにも人気がありすぎて、夜の営業ができないほどの人気店なのです。
オープン前から大行列
そしてようやく、三度目、食べることができました。7年挑み続け、ようやくお店に入れる。感動です。ただそれだけで感動。
開店時間は17時なのですが、その前から大行列です。並んでいる客に店員さんがメニューを手渡し、オーダーをとっていきます。
2階の和室もイイ感じにエモーショナル
入店すると、すでに1階は満席。筆者は靴を持ったまま2階の座敷に移動。座布団が敷いてあるので、そこにあぐらをかいて座りました。
狭いカウンター席で風情を感じながら食べるのもよさそうだけど、2階の和室もイイ感じにエモーショナル。
並盛はカツ6切れ! 大盛りは12切れ!!
今回オーダーした料理は、元祖味噌カツ丼の並盛り(税込1800円)と味噌汁(税込100円)。並盛はカツ6切れですが、大盛りにすると12切れになります。一気に2倍量に。
今回は「ラーメン二郎 名古屋大曽根店」(愛知県名古屋市東区矢田4-3-7)のラーメンも食べる予定だったので、控えめに、並盛にしました。
ブラックに染まった半熟卵が埋もれている
待つこと数分、目の前にやってきたのは、ディープなブラックの元祖味噌カツ丼。もはや、衣でプレーンなところはいっさいありません。
完全に味噌ダレが衣と豚肉にしみ込んでいます。そして中央部には、ブラックに染まった半熟卵が埋もれていました。
濃いのは塩味ではなく「味噌由来の芳醇な香りとコク」
さっそく食べてみたのですが、いやー、これはウマイ。というか、感動です。ここまでブラックだから、味付けが濃いとか、塩味が強いとか思ってしまうのですが、実際に食べてみると、濃いのは塩味ではなく「味噌由来の芳醇な香りとコク」。
塩味は抜群のバランスで、おそらく12切れ食べたとしてもペロリと食べられるほど、飽きない味付けだと思います。
衣と豚肉のおいしさを脇役として引き立てる米
米が無駄に多くないのも素晴らしいです。衣と豚肉のおいしさを脇役として引き立てるのが米。米が多いとそのバランスが崩れ、満腹感だけが先行してしまうこともあります。
しかし「叶」の元祖味噌カツ丼の米は絶妙な「やや少なめ」。食べ終えた後、程よい満足感だけが残ります。味、量、よく考えられてる! ごちそうさまでした。
(執筆者: クドウ秘境メシ)
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