ラーメンライター井手隊長の美味しかったラーメン月間ベスト5(2025年8月)

全国のラーメンを食べ歩くラーメンライター、井手隊長です。今回は私が8月に食べたラーメンの中で美味しかったラーメンベスト5をお届けします! 殿堂入りのお店は除外させていただき、初めて訪れたお店に限らせていただきました。美味しいお店探しの参考にしていただければと思います。それでは発表します!
第5位:拉麺 ひなた(山形・東根)

山形・東根にある“すみれ”“つくし”出身の“純すみ系”のお店。2019年創業。

「味噌ラーメン」を注文。具はチャーシュー、細切れチャーシュー、モヤシ、ネギ。チャーシューの上にたっぷりのショウガ。麺は中太プリプリの森住製麺製。
まさに“純すみ”の絵柄。麺はそこまで太くはなく、かために茹でられている。味噌がしょっぱすぎず、マイルドな仕上がりで動物系もいい効き具合。香ばしさもしっかりあってクオリティ高し。山形でこんなに本格的な純すみが食べられるのは嬉しい。
第4位:らーめん 護什番(護国寺)

今年4月オープンの新店。西調布の“一番だしラーメン しんせん”の移転で、“すず喜”出身。

「濃厚真鯛塩らーめん」を注文。見た目がまず見るからに美味そう。具は豚バラナンコツ、ほうれん草、ナルト、ネギ、ノリ。麺は中細ストレートの低加水モチパツ麺。
鶏・豚の動物系と真鯛のアラを合わせたオリジナリティのある濃厚魚介スープ。とても美味しい。ちょっと節系にも近い味わいを感じ、鯛をどう使っているのかが気になる。チャーシューの代わりのナンコツも珍しい。
独創的でラーメンらしさもしっかりあり、素晴らしい一杯に仕上がっている。
第3位:一条流がんこラーメン金町(金町)

6月19日オープンの四谷の“一条流がんこ総本家分家四谷荒木町”の暖簾分け店。ここにきて“がんこ”の新店は嬉しい。

「オオズワイガニの不純 100ラーメン」を注文。具は悪魔肉、チャーシュー、メンマ、ネギ、ノリ。麺は中ストレートのサッポロめんフーズ製。
オオズワイガニのダシ大爆発。タレなしでダシのみでバッチバチの旨味と塩味。超パワフル。これぞ“がんこ”な美味しさでテンション上がる。
照明にどんぶりが飾ってあって、ハンガーにはレンゲが付いていて、この辺は女将さんのセンスか。素敵。金町がさらに大激戦区になっている。メニューは時期によって違うのでお店のSNSをチェックしよう。
第2位:津軽煮干 ひらこ屋 東京ラーメンストリート店(東京ラーメンストリート)

東京駅“東京ラーメンストリート”に青森の“ひらこ屋”が常設店としてオープン。2022年の「ご当地ラーメンチャレンジ」で限定出店した時はなんと6.4万人が訪れたとか。

「こいくち煮干(コク照り完熟玉子入り)」を注文。平子煮干など4種の煮干を動物系と3回炊き上げる三段仕込スープ。サラッとしながらも煮干の旨味バッチバチで程よい酸味も心地良い。麺は極太のかん水少なめの麺。
チャーシューは国産モモ肉で「ウチモモ」「ランプ」「ナカセン」と部位ごとに調理法を変えている。結びメンマはここならではで、味の染み込みまくった煮玉子も美味しい。
濃厚系の煮干だとセメント系全盛の中、このアプローチの煮干ラーメンは都内にはあまりないし、かなりのクオリティ。これは煮干好きは必食!
第1位:Craft Ramen BiT(入谷)

2024年2月オープン。“らーめん改”出身。

「塩らーめん」を注文。具はチャーシュー2枚、エリンギ、ドライトマト、白ネギ、青ネギ、レンコン。麺は太めの自家製手揉み麺。
鹿肉・鶏肉のコンソメスープに国産どんこをプラス。キノコの旨味がコンソメに合わさってまろやかな仕上がりになっている。オリジナリティがしっかりある上にとんでもない旨さ。エリンギやレンコンも食感、味共に良い。
個性だけでなく、仕上がりもさすが。まさにここでしか食べられない一杯。
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(執筆者: 井手隊長)

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