宮本茂氏の次回作は猫ゲームの可能性大! 「最近猫を飼ってます。以上です」

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2009年10月30日(金)に開催された、任天堂の株主や投資家向け経営方針説明会。ここでは参加者からさまざまな質問が任天堂の役員に対してされ、厳しい質問もあれば、ゲームユーザーにとって興味深い質問も出てくる。現在の任天堂主力商品であるWiiは、SD画質というHD画質よりワンランク下の画質でテレビに映されている。そのことに対しても参加者から質問がされており、なかなか面白い内容の経営方針説明会となったようだ。

ということで、経営方針説明会の質疑応答の一部を抜粋し、カンタンに要約してここに掲載したいと思う。かいつまんで掲載するので、すべてを読みたい方は任天堂の公式ホームページをご覧いただきたい。次世代Wiiはどうなるのか? 他社との攻防はどうなるのか? さまざまな質問がされていた。

Q: PS3やXbox360だと開発費が莫大になる。しかしWiiはソフトを作っても売れない。そう考えると次世代Wiiを安易にHD画質にするのはどうかと思うのだが?
A: 世の中テレビがHDになっていくわけですから、HDでの見慣れている絵が出るのが自然と思います。普通の放送が全部HDになるわけですから、HDが自然な流れかなというふうに、個人的には今思っています。

Q: 値下げをしたにもかかわらず通期の販売台数を下方修正。ゲームソフトも売れなかった。任天堂の今の考えや現状分析を教えて欲しい。
A: 当然、任天堂はそこで打率10割を目指したいわけですし、その意味では、開発側からは、いろいろ面白いネタを自分たちなりに練りこんでご提案しているつもりなのですが、人間がやっていますので、打率10割にはなりません。そのことと、ほかの歯車も含めてうまく合わなかったということで、いったん、私たちの想定以上にゲームに対するムードは冷えました。ムードが冷えることは、今年の春の時点で覚悟はいたしましたが、正直、夏の時点で、「これほど冷えてしまうとは」と思ったことは事実です。そこに見込み違いはございました。

Q: 今、宮本さんが一番力を入れてらっしゃる(開発中の)タイトルっていうのは何? 以前、庭のお仕事されてる時にピクミンを思いつかれたと言われていたが……。
A: 今後の開発については、僕は一切お話をしないことになっております。申し訳ないです。(中略)最近猫を飼ってます。以上です。

なんと! ゲーム業界の重鎮でありマリオの生みの親・宮本茂氏は、現在猫に興味を持っているようだ! 宮本氏の「最近猫を飼ってます」という発言に対し、任天堂の代表取締役社長・岩田氏は「すごいヒントが出てしまいました」と発言。この発言で、今いちばん宮本氏が力を入れて開発しているゲームは、猫ゲームの可能性が出てきた。

任天堂の犬ゲームといえば『ニンテンドックス』だが、もしかすると宮本氏が開発に関わった『ニャンテンキャット』が発売されるかも!? その発表を期待して待ちたいところである。

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