ブロッコリーの洗い方!たっぷりの水で振り洗いが良い理由とコツ
茹でても炒めてもおいしいブロッコリー。2026年4月から指定野菜に加わります。写真付きでのブロッコリーの洗い方と、洗った後の扱い方、また洗った時に出る油のようなものについても解説します。
洗い方の基本
たっぷりの水で丸ごと振り洗いすることで、入り組んだ房や密集した花蕾の汚れを効率よく落とすことができます。
工程3で、小房に分けた時の洗い方も紹介しています。
水を張ったボウルにブロッコリーを入れる。
水中で左右に揺らしながら、振り洗いする。
少量しか料理に使わない場合は、下の写真のように小房に分けたものをボウルに入れ、手で優しく振り洗いする。
最後に流水で汚れを落とす(3の場合はザルにあけて、流水で汚れを落とす)。
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・鮮度が落ちないよう、調理する直前に洗いましょう。
・火の通りを均一にしたり、調味料の浸透のムラをなくしたりするため、調理前には水分をよく拭き取りましょう。
洗った時に出る油のようなものの正体
ブロッコリーを振り洗いした時、油のようなものが浮いてきて気になったことがあるかもしれません。これは、植物自体が生成する油分で、ブルームやワックスブルーム、果粉と呼ばれています。
りんごやぶどうに付いている、白い粉も同じものです。植物にとって大切な分泌物で、水分の蒸発を防いで鮮度を維持したり、風雨や病気などから自身を守ったりする役割があります。成分はパラフィン(ろう)で、食べても人体に影響はありません。
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新鮮なものほどブルームが多く付いており、水をはじきます。少し触れただけで落ちるので、収穫されてからあまり時間がたっておらず、店頭に並ぶまで丁寧に扱われたという証にもなります。
最後に
ブロッコリーを正しく洗って、いろいろな料理に生かしてください。
[ブロッコリー]選び方とおいしくたべるための保存法
濃い緑色が鮮やかなブロッコリーは、β-カロテン、ビタミン(ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE)や、食物繊維などを豊富に含む、栄養満点の万能野菜。最近では通年でスーパーに出回っており、サラダや炒めものにはもちろん、お弁当にも重宝します。寒くなるにつれて甘みが増し、10~3月までが旬です。
最終更新:2025.09.03
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
出典:
独立行政法人農畜産業振興機構 【まめ知識】「半世紀ぶり」の追加で脚光を浴びるブロッコリーを深堀り!(ブロッコリーが指定野菜に追加)
JAグループ「とれたて大百科 ブロッコリー」(ブロッコリーの洗い方)
JAあいち海部「家庭菜園Q&A」(ブロッコリーのブルーム)
農林水産省 農産 園芸作物「野菜・果樹・花き くだものQ&A」(ブロッコリーのブルーム)
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