零度pool、2ndアルバムリリース
零度poolは、ボーカル/アートワーク担当のlj∮Åと、ネオンネウロン名義でも知られるトラックメイカー 木田昨年による、無政府状態ポスト・シューゲイザー・ユニット。
今作は、零度poolの『絶対零度の夏の骨』や、〈Siren for Charlotte〉などからの木田のソロ名義作群でも達成された音響的探求をさらに押し広げつつ、ハイパーポップ以後の感性、ボカロ以後の声の距離感、そしてポスト・ヒップホップ以後の言葉の空洞を縫うような異形の祈りを刻む意欲作となっている。
多層的に浮遊するシンセと、アンビエント/エレクトロニカ/ポスト・ロック文脈を思わせる繊細なビート・メイキング、うつろで不安定な歌声、エフェクトに埋もれる語りかけ。それらが「日常の異世界化」とでも呼ぶべき奇妙なリアリティを紡ぎ出している。従来のシューゲイザーや日本的ヒップホップといった形式の文法からは外れながら、そこに宿っていた「すれ違い」「孤独」「切実さ」といった情動の深部だけを抽出し直すような、記憶の霧を歩くような感覚の音楽である。
リリース情報
『生まれ変わって君のピアノになれるなら』
2025年7月19日 配信リリース
1. 教科書と聖書
2. ソーダ・フロート・ミュージック
3. 少女、君の憂鬱を巻き戻す
4. 白い擬似体
5. 真空にデイジーベルは聴こえるか
6. リコリス・リコピン
7. ふわもこ樹海
8. 小瓶のエソテリカ
9. 幽霊邸で夢心地
10. 地獄の沙汰も君次第
11. 染める、ジュブナイル
OTOTOY配信中
ハイレゾ
https://ototoy.jp/_/default/p/2894544
ロスレス
https://ototoy.jp/_/default/p/2894585
インフォメーション
零度pool
X:https://x.com/ladepool0

- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。