【山形県鶴岡市】あつみ温泉の老舗宿「たちばなや」食事と景色を楽しめる庭園を望む食事会場が誕生

2025/05/23 03:00 ストレートプレス

創業370年の歴史を誇る山形県鶴岡市・あつみ温泉の「たちばなや」は、自然との調和を優雅に楽しむ和の新会食場「庄内厨(しょうないくりや)」を5月にオープンする。新たなコンセプトで迎えるラウンジ「四季」とともに、庭園エリアがさらに充実する。

季節ごとに眼福の景色を奏でる日本庭園

1650年(慶安3年)に開業した「たちばなや」のラウンジ正面に広がる日本庭園は、四季がはっきりとした温海地域にあり、季節ごとの美しい景色が魅力。窓越しに楽しむ一枚の絵画のような景色はもちろん、庭に出て小径散策も楽しめる池泉回遊式庭園となっている憩いのオアシス。池には色とりどりの錦鯉が泳いでおり、春から秋にかけて楽しめる無料の餌やりは子どもにも好評だ。

自然との調和をテーマに五感で楽しむ「食＆景」

新会食場「庄内厨」は、源泉掛け流し露天風呂付き離れ「環翠荘」と半露天風呂付き和洋室の宿泊者が利用することができる食事処。オープンキッチンのあるフロアに設置した4つの庭園席と10室の個室を有する。台所の意を持つ“厨”の名前どおり、食の都としても知られる庄内の山海から届く旬を丁寧に仕立てた自慢の「たちばな会席」を提供する。

「たちばな会席」は、料理には鮮度抜群の日本海の鮮魚をはじめ、ご当地ブランドの山形牛やだだちゃ豆、真鯛やのどぐろなど、産地ならではの恵みを季替わりの献立で用意。海の幸・山の幸に恵まれた、歴史ある食文化の豊かさから、国内で唯一「ユネスコ食文化創造都市」にも認定されている庄内・鶴岡の素朴で力強い滋味を楽しむことができる。

趣きの異なる庭園席と個室

「庭園席」は、広々としたフロアに4テーブルのみをレイアウトしたゆったりとした佇まい。隣り合う卓の視線を外して食事を楽しめる空間づくりにこだわっている。大きな窓越しに広がる四季折々の庭園美を愛でながら、つくりたての料理に舌鼓を打つひとときを楽しむことができる。窓の外には、食事前後のお休み処としても利用できる庭園テラスも用意されている。

個室は、特別なひとときを優雅に過ごせるプライベート空間で、ちいさな子ども連れの人にもおすすめ。料亭を思わせる気品あふれる佇まいのなか、地の旬がもてなす季節との出逢いを、やまがたの地酒と一緒に堪能しよう。

日本庭園を眺めながらドリンクやスイーツを楽しむ

ラウンジ「四季」は、Sweets cafe＆Barを新たなコンセプトとしてメニューをリフレッシュ。大浴場のすぐ隣に位置し、入浴や夕食の前後に日本庭園を眺めながら、ご当地のドリンクやスイーツを楽しむことができる。

県産のフルーツを使用したジュース、庄内産ウイスキー「YUZA」などに加え、山形県産クラフトビール10種類や、

温海ローズガーデンカフェの「アイスのバラ」、地元産の「子宝リキュール」、本場イタリアで研鑽を積んだジェラティエーレによる「cozabジェラート」などが揃う。5月下旬からは、地元鶴岡市が誇るワイナリー「ピノ・コッリーナ」で造られた、たちばなやのオリジナルワインも提供される予定。地元産や県産のものを中心に、今後もメニューを拡充予定なのでお楽しみに。

ラウンジ奥の靴を脱いで楽しむ小上がりスペースは、リラックス度満点の特等席。庭の眺めも抜群で、滞在中のおしゃべりサロンとしてのんびり過ごすことができる。

このほかにも、湯上り後の待ち合わせバーとして利用できるカウンター席や、気軽な椅子テーブル席など、庭を囲んで思い思いのひとときを過ごせる魅力的な寛ぎ空間が用意されている。

温海川のせせらぎを望む足湯やカフェ

また、「たちばなや」のすぐ脇を流れる温海川沿いには、川のせせらぎを望みながら足湯を楽しめる「もっけ湯」がある。

そばには、テイクアウトカフェ「サジカフェ」があり、生ビールやスパークリングワイン、ポップコーン、ソフトクリームなどの気軽なテイクアウトメニューを取り揃えている。

隣には、リラックスソファやテーブルを設置した「かじかテラス」も用意されているので、温泉街散策や足湯の立ち寄りスポットとしても利用できる。

歴史文化を伝える名産品が揃うお土産処

館内の「お土産処花の市」は、昭和天皇が同施設に宿泊した際に献上された地元銘菓の「元禄餅」をはじめ、庄内の地酒、日本三代古代布のしな織りなど、同地の歴史文化を伝える名産品が揃う。このほか、鶴岡産のクラフトコーラ「YATA COLA」や「サムライシルク」なとや、宿のスタッフがセレクトした和雑貨も取り揃えている。