【オフィシャルレポ】CENT、初のZeppワンマン公演が大盛況にて終了 詩羽とおかもとえみもサプライズ出演

【オフィシャルレポ】CENT、初のZeppワンマン公演が大盛況にて終了 詩羽とおかもとえみもサプライズ出演

BiSHの元メンバーであるセントチヒロ・ チッチの音楽プロジェクトCENTが2025年5月15日(木)にZepp DiverCityにて開催した〈CENT oneman live “CENTIMETRE”〉のオフィシャルレポートが到着した。

【以下、オフィシャルレポート】

BiSHの元メンバーであるセントチヒロ・チッチのソロプロジェクト=CENTのワンマンライブ『CENT oneman live “CENTIMETRE”』が、5月15日にZepp DiverCity(TOKYO)で開催された。

ライブのちょうど1週間前、チッチの誕生日の5月8日には、CENTが今夏ビクターエンタテインメントからメジャーデビューすることが発表されたばかり。メジャーデビュー発表後初のステージを見届けようと、会場にたくさんのファンが駆けつけた。

地球や月のオブジェ、ロケットがデザインされたマイクスタンド、恒星を思わせる球形の照明など、宇宙のモチーフに彩られたステージに登場したチッチは、手を上げて「CENT、はじめます」と宣誓。最初に届けられた楽曲は「向日葵」で、溌剌とした歌声も、キラキラのワンピースを纏った立ち姿も、とても眩しく感じられた。観客は早速リズムにノりながら楽しんでいて、チッチは「ありがとう!」とフロアに笑顔を向けたり、鍵盤ハーモニカを吹いてバンドメンバーとのセッションを楽しんだ。

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今回のライブでは、「いつも応援してくれている“みんな”と過ごしたい」というチッチの想いから、通常のチケットや学割チケットに加え、未就学児&保護者を対象としたファミリーチケットも販売。フロアや2階指定席からから聞こえる「チッチー!」という歓声には、子どもたちの声も混ざっていて、老若男女、様々な人たちにCENTが愛されていることが伝わってきた。

名前を呼ばれ、「はーい!」と嬉しそうに返していたチッチは、最初のMCで、ライブタイトル『CENTIMETRE』について、「みんなとの距離を少しずつ縮めて、音楽と愛を届けたい。そんな想いで今日を迎えています」と説明。「私らしく、目一杯お届けするので、よろしくお願いします!」と意気込んだ。次のブロックはミドル~スローナンバーが中心で、チッチはリスナーへの想いを込めた歌詞を、丁寧に歌い届ける。その上で「みんなとこうやって、目と目を合わせられて、ぜってー忘れねえ!と思いながら今見てます。ありがとうございます」と実感を噛みしめていたのが印象的だった。

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ここでチッチが、今夏メジャーデビューすることをファンに改めて報告。また、彼女の音楽活動の原点であるBiSHを「私にとってなくてはならない存在」と言い表し、BiSHの始まりの曲「スパーク」を歌い続けたいと思っているのだと語った。「CENTでBiSHの曲をやるのってどうなの?」と思っていた時期もあったが、一生懸命頑張るメンバーの姿を見て、「私も、BiSHにとって始まりの歌を紡いでいきたい」「歴史を紡いでいきたい」と思い直したそうだ。

そんなMCのあと、「感じ方は自由」とファンの心に寄り添いながら「スパーク」が歌われた。MC中は感極まっている様子だったが、エレキギターを掻き鳴らしながら歌うチッチは、輝くような笑顔。この先のキャリアでどんな場所に辿り着いても、BiSHという存在、そして「スパーク」という楽曲は、チッチの心の還る場所、大切な原点として存在し続けるのだろう。

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チッチがステージを下りて、ファンに囲まれながら歌った「インマイルームフェス」のあとは、新曲「Tenugui Galaxy!?」が初披露された。手ぬぐいを使った振り付けが印象的なサイケデリックなダンスナンバーで、会場は初披露とは思えぬほど大盛り上がり。チッチも「すっごいエネルギーもらって嬉しい! てか、新曲だし! 初めてやったし!」と喜んでいた。

しかし、盛り上がりはまだまだ続く。11曲目「Girlfriend」のあとには、チッチのGirlfriend(女友達)が次々と登場するサプライズ展開が待っていたのだ。最初に登場したのは、フレンズのえみそんこと、おかもとえみ。おかもとえみがCENTに提供した楽曲「ナポレオーネ通りにて」でコラボした。サイドステップを踏んだり、歌詞に因んだジェスチャーをしたりしながら歌うチッチとおかもとえみは仲睦まじい様子で、とても微笑ましい。おかもとえみによる〈木曜に出会うCENTのライブ〉という粋な歌詞替えにも歓声が上がった。

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続いて、「私といえば、友達、いるじゃん?」と詩羽が呼び込まれる。「2人で作った曲をやりませんか?」「ぜひ、やりましょう!」というやりとりを経て、詩羽とともに披露したのはもちろん「Linda feat.詩羽」だ。公私ともに交流の深いチッチと詩羽が、肩を組みながら、シスターフッド感の強い楽曲を歌う姿は最高。詩羽は歌い終えると、チッチのほっぺにキスをしてから去っていった。

【オフィシャルレポ】CENT、初のZeppワンマン公演が大盛況にて終了 詩羽とおかもとえみもサプライズ出演

元々緊張しいで、本番前は未だに不安だというチッチ。この日の終盤に語られた「ライブが始まる前の緊張感や恐怖って、ステージに出ていくとパッとなくなるの。それは、あなた方の愛情の大きさなのかしら?」という言葉は、おそらく事前に用意しておいたものではない。ファンや友達に囲まれながら歌う中で湧いてきた素直な実感だろう。

大人になってから友達が増えたものの、かつては孤独を感じていたというチッチは、音楽に救われたという自分自身の経験をもとに、「みんながそういう存在を見つけられる社会、世界であればいいなと思います」と語る。

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その上で「これからもCENTの音楽をまっすぐ届けていくので、CENTのことを好きでいてくれたら嬉しいです。どうでしょうか?」と観客に問いかけると、フロアからは返事代わりの拍手と歓声が。そして「私が救ってもらった大切な曲を届けます」と、銀杏BOYZ/GOING STEADYのカバー「夜王子と月の姫」が披露された。

楽曲の冒頭はアカペラで届けられ、チッチの歌声の余韻が会場に、そしてリスナー一人ひとりの心の中に響く。孤独だった彼女を励ました〈世界の終わり来ても/僕等は離ればなれじゃない/世界の終わり来ても/きっと君を迎えにゆくよ〉というフレーズが、CENTとリスナーを繋ぐ言葉として届けられた。

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そして「最後、目一杯愛を告白しようぜー!」と、「堂々らぶそんぐ」へ。CENT史上最もストレートなラブソングを全力で歌うチッチに対し、ステージへエネルギーを送る観客もまた全力だ。この曲が本編ラストの楽曲。相思相愛の関係を結ぶエンディングとなった。

アンコールでは、CENTの活動3周年記念日となる8月20日にメジャー1stミニアルバム『らぶあるばむ』がリリースされることや、秋にツアーが開催されることが発表された。さらに、新曲「ポーカーフェイス・カウボーイ」を初披露。ハイパーポップ的な曲調で、CENTがこれまで発表したどの曲とも違う手触りだった。次に聴ける機会が楽しみだ。

また、おかもとえみ、詩羽がバースデーケーキとともに再登場し、みんなでチッチの誕生日をお祝いする一幕も。「目一杯あたしらしく、超ハッピーラブいっぱいで生きていこうと思います。よろしく!」と語ったチッチは、ラストに「決心」をエネルギッシュにパフォーマンス。「また会おうね!」とファンと再会を約束し、ライブを締め括った。

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Photo by Tetsuya Yamakawa
Text by 蜂須賀ちなみ

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