Snapdragon 8 Elite搭載のコンパクトゲーミングタブレット「REDMAGIC Astra」レビュー

Nubia Technology傘下のスマートフォンメーカー、REDMAGICが7月30日に発売したコンパクトゲーミングタブレット「REDMAGIC Astra」。8月中下旬発売予定のシルバー、12GB RAMと256GBストレージ搭載モデルを試用することができたので、レビューにてご紹介します。
8インチサイズにゲーミング仕様を凝縮


昨年11月に発売した10.9インチサイズの「REDMAGIC Nova」に続くREDMAGICのゲーミングタブレット第2弾は、8インチサイズの本体にゲーミング仕様を凝縮したコンパクトタブレット。

REDMAGICのゲーミングスマートフォンと同様、背面には内部パーツが見えるガラスを使用した透明デザインを採用し、1300万画素のメインカメラの並びにはLEDライトがカラフルに光る最大20000RPMの冷却ファンを搭載。ゲーミングデバイスらしい世界観を踏襲しています。

高解像度で狭ベゼルの大画面ディスプレイを搭載します。ディスプレイは9.06インチ2.4K(2400×1504)のOLED。リフレッシュレートは最大165Hzで、最大輝度は1600nits。上下均等に4.9mmのベゼル幅で、市販の8インチタブレットと同等のサイズに9インチの画面を実現しています。画面占有率は90.1%。本体サイズはW134.2×H207×D6.9mm、重量は約370g。

SoCにSnapdragon 8 Eliteを搭載。CPUの最大クロック数は4.32GHz、GPU最大クロック数は最大1.1GHzで、メモリーにLPDDR5T、ストレージにUFS 4.1 Proを採用することでパフォーマンスを最大限に引き出します。メモリーとストレージの組み合わせは12GB+256GBと16GB+512GB。ストレージ容量の一部をメモリーに割り当てる拡張メモリー機能により、RAM容量を2倍まで引き上げることができます。

8200mAhの大容量バッテリーを搭載。最大80Wの急速充電に対応します。バッテリーを通さず本体に直接給電するバイパス充電にも対応します。USB-Cポートは横持ちした際に右側面上部にあるので、ケーブルを差してもゲームプレイの邪魔になりません。
3Dゲームが滑らかに動作する高パフォーマンス


ベンチマーク結果は、「3D Mark」の「Wild Life Extreme」が6367。「Geekbench 6」のCPUベンチマークでシングルコアの結果は2666、マルチコアの結果は8172でした。昨年7月にレビューしたSnapdragon 8 Gen 3搭載の「REDMAGIC 9S Pro」を上回るパフォーマンスを発揮しています。

3Dゲームも大画面で滑らかに動作し、より没入感のあるゲームプレイが楽しめます。



横持ちした際に上面右にあるスライドスイッチ「Magic Key」をONにすると、「GameSpace」が起動。高パフォーマンスでプレイするアプリをライブラリから追加して、メニュー画面から起動することができる他、ゲームアプリ起動後に画面の右上か左上から画面中央に向かってスワイプすることで、設定メニューをオーバーレイ表示可能。CPUやGPUのパフォーマンス設定などに利用できます。
可搬性と持ちやすさが魅力


10インチタブレットと比べて圧倒的に持ち運びやすく、両手で持って長時間プレイしても疲れにくいのが魅力。スマホでは画面が小さすぎるけど、10インチタブレットは扱いにくいというゲーマーには、8インチサイズのゲーミングタブレットがぴったりフィットするのではないでしょうか。

Xbox Cloud Gamingでタッチ操作対応のタイトルを遊ぶ際にも、画面上のバーチャルコントローラーを操作するのにちょうどいいサイズです。
REDMAGIC Astraはブラックとシルバーの2色をラインアップして、12GB RAMと256GBストレージの構成が8万7800円(税込)、16GB RAMと512GBストレージの構成が11万4800円(税込)。シルバーは8月中下旬の発売を予定しています。

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます
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