「ミッドナイト魯肉飯」で台湾人を魅了するvenoに聞く現地の反響 / 台湾で食べた魯肉飯は「泣くほど美味しかった」

SNSが普及した影響でシティ・ポップのように「日本人より外国人にウケる日本人アーティストや日本語曲」が近頃増えている気がします。
veno – ミッドナイト魯肉飯 (Official Music Video)(YouTube)
https://youtu.be/qvrPvbB5gQw
「脳内で勝手に自動再生される」「日本人ってマジで怖い」 台湾人が注目するvenoの日本語曲「ミッドナイト魯肉飯」https://t.co/OIhwdrvApQ— ガジェット通信(公式) (@getnewsfeed) July 7, 2024
台湾人のハートを鷲掴みにした「ミッドナイト魯肉飯」という曲も例外ではありません。この曲を歌う宮崎県出身のシンガーソングライター、veno(ヴェノ)さんに詳しい話をお聞きしました。

――台湾の方々がこれだけ「ミッドナイト魯肉飯」に反応するとは予想されていましたか?
veno:予想していませんでした! 世に曲を配信する事も、MVを制作したのも初めての楽曲だったので、台湾まで届くなんて想像もできなかったです。ただ自身初のファーストシングルを作品として楽曲配信できた事がすごく嬉しかったのを覚えています。
――「ミッドナイト魯肉飯」(深夜の魯肉飯)という曲名はどこから湧いて出てきたのでしょうか?
veno:学生時代に地元の台湾カフェでバイトをしていた時の賄いが魯肉飯や小籠包でした。地元のバイトを辞めて音楽をしたくて福岡に来て一人暮らしを始めたての頃に賄いの魯肉飯を思い出して、ミッドナイト(深夜)に魯肉飯を作ったのがきっかけです。
魯肉飯作ってる時に、「ミッドナイト魯肉飯じゃん」って1人で呟いて、語呂が良くてそのまま曲にしちゃいました!
夜になると感情を溜め込んでしまうモードに入っちゃってモヤモヤする時があるんですよね。そんな時に没頭したのが料理。煮たり、焼いたり、切ったり……。脳内のモヤモヤを一つ一つ取り除くように、それぞれの工程を丁寧に行う。いわゆる瞑想的な感覚で作った曲なんです。実は(笑)。
――「ミッドナイト魯肉飯」を披露した台湾のライブでは現地の反響はいかがでしたか?
veno:とっても温かかったです。ライブの最後の曲で「ミッドナイト魯肉飯」を披露したのですが、皆さん立ち上がって曲を口ずさんで盛り上がってくれました。現地の方と写真と撮ったりサインまで書かせてもらい、楽曲が認知されているなと感じました。台湾に行きます! という内容のSNS投稿には沢山台湾の方からDMを頂き、おすすめの魯肉飯のお店を教えてくれました。
泣くほど美味しかった pic.twitter.com/SCDxIskzXO— veno (@venoshizuka126) September 29, 2024
https://x.com/venoshizuka126/status/1840438287473021389
――本場のリアルなミッドナイト魯肉飯の味はどうでした?
veno:バイトしていた時に食べていた魯肉飯は違う料理だったんだなと感じました(笑)。
だから初めての味、初めての料理、初めての魯肉飯。と噛み締めて行くたびに「ミッドナイト魯肉飯」でここまで(台湾)来れたんだ。と感慨深くなってしまい、楽曲を配信するにも色んな試練やストーリーがあったので本場の魯肉飯を深夜に食べられた事が何よりも嬉しいご褒美でした。
――どうもありがとうございました。
veno – デリートスウィート(Official Music Video)(YouTube)
https://youtu.be/uyIDnxJL-g4
新曲の「デリートスウィート」。世界中のゲーマーを狙ったMVなのか、コメント欄は多言語で埋め尽くされています。
【公式】「veno/シンガーソングライター」ミライへの1minute|テレビ西日本(YouTube)
https://youtu.be/X5bXEiQKLdY
テレビ西日本の「ミライへの1minute」に出演するなど活躍の場を広げています。venoさんが発信する「世界に届く音楽」が楽しみです。
※画像:veno提供
(執筆者: 6PAC)

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