【オフィシャルレポ】詩羽 × 崎山蒼志、“again and again”が生んだ一夜のセッション
まずパフォーマンスを行ったのは、崎山蒼志。冒頭登場し、「ソフト」で幕開け。アコースティックギターを激しくかきならし一気に観客を魅了。「詩羽さんとライヴ一緒にできてうれしいです。楽しんでください」と一言あいさつし、バンドとともに「塔と海」「覚えていたのに」「I Don‘t Wanna Dance In This Squall」と続ける。MCでは映画『パリピ孔明 THE MOVIE』の話題にも触れ、「詩羽さん演じる
バンドメンバーを紹介後、「燈」で熱がこもったパフォーマンスのあと、「違和感の向こうで」のイントロが始まるとともに、詩羽が登場。驚きの歓声のなか、楽曲冒頭部分の朗読で詩羽が参加。今回、2人での楽曲披露は初となる。終盤、「プレデター」「Samidare」では怒涛のギターリフがさく裂し、観客のテンションは最高潮へ。「是非映画も観てください!」と最後にもう一言笑顔で伝えたあと、「あと2曲で終わりです」と惜しみながらラストスパートへ。「国」ではギターとイノセントな歌声の圧倒的な表現力でフロア全体を釘づけにし、新曲の「eden pt.2」まで全10曲を披露した。
次に登場したのは詩羽。「人間LOVER」のノリノリのスカ・チューンでたちまち詩羽の世界がひろがっていく。つづく「ギャルヒーロー」でバンドサウンド全開になり会場のボルテージは一気にあがる。MCで「こんばんは。詩羽です。wwwで初めてのライヴで、水カンでもしたことないので、客席と近くて緊張します。崎山くんとは普通にフレンズなのですが、こうやってツーマンライヴで一緒にライヴできるのが嬉しいです。皆さん自由に楽しんでください」と話した後、続く「トワイライト逃避行」で観客の手が自然に上がり、「bonsai feat.CENT」ではビート感のあるバンドサウンドにラップをのせハンズアップでフロア全体が一体となる。
4月23日(水)にリリースされた「again and again」については「崎山蒼志くんが、作詞・作曲・プロデュースで作ってくださって、初めて友達に曲を作ってもらって、詩羽じゃなくshinとして歌いました。大好きで、大事な曲になりました」と紹介。観客とのコール&レスポンスでシンガロングの渦が満員のフロアに広がる。
後半ではハードなドラムがとどろく「メリーゴーランド」エッジのきいた「teenager」「あとがき」と駆け抜け詩羽ソロとしての表現の幅をみせつけた。「最後まで最高に楽しんでいってください!」と伝えたあと、ラストは「MY BODY IS CUTE」で音楽を全身全霊で楽しみ、ポジティブオーラ全開で締めた。
アンコールが鳴りやまぬ中、詩羽が再登場「これまで一度もアンコールやったことない」といいつつ、崎山蒼志を呼び込み2人でトーク。「めちゃくちゃ楽しかったし、お互いのライヴを見ることがなかったのでかっこよかった!」「本当に素晴らしいです!」とお互いを褒め合う場面も。一緒に飲みに行ってもこんな感じ。タイプは違うし、歩くペースも違う気がするけどこうやって一緒にできてとても楽しい。とお互いの仲の良さが伝わるエピソードも飛び出した。
アンコールでは「again and again」のアコースティックバージョンを詩羽と崎山蒼志で披露。shinの力強い「again and again」とはまた違ったアレンジで2人の歌声が絡み合う。同世代で共鳴し合うアーティストの濃密な時間が流れ、観客もそれに酔いしれた、一夜限りの飛び切りのセッションとなった。
Photo by 横山マサト
ライヴ情報
〈映画『パリピ孔明 THE MOVIE』公開記念〜”again and again”リリース記念パーティー〉
2025年5月1日(木) 渋谷・www
【セットリスト】
■崎山蒼志
01.ソフト
02.塔と海
03.覚えていたのに
04.I Don‘t Wanna Dance In This Squall
05.燈
06.違和感の向こうで feat.詩羽
07.プレデター
08.Samidare
09.国
10.eden pt.2
■詩羽
01. 人間LOVER
02. ギャルヒーロー
03. トワイライト逃避行
04. bonsai feat.CENT
05. again and again
06. メリーゴーランド
07. teenager
08. あとがき
09. MY BODY IS CUTE
ENCORE
11. again and again(弾き語りver.) with 崎山蒼志
アーティスト情報
オフィシャル・ウェブサイト:https://www.utaha.jp/
X:https://x.com/utaha_89_id_
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