世界に一人の“傘ソムリエ”がおすすめする日傘とは?! 最新トレンドや日傘選びのポイントを聞いてみた

温暖化を超えて“地球沸騰化”とも言われる時代において、日傘はマストアイテムになりつつあります。最近では折りたたみタイプや、晴雨兼用商品など、様々なバリエーションが展開されています。
紫外線のダメージから肌を守るための対策として、おすすめなのが日傘。広範囲をカバーできるため、日焼け止めを塗れない部分があったり、うっかり塗り忘れたりしてしまっても安心です。
また、春は低気圧や前線の影響で天気が不安定になりがち。折りたたみの晴雨兼用傘を持ち歩いていれば、突然の雨にも備えられます。
そこで今回は、突然の雨や紫外線が気になる季節が近づく前に「世界でただ一人の傘ソムリエ」土屋博勇喜(つちやひろゆき)さんに聞いた、2025年最新の晴雨兼用傘・日傘のトレンドや選び方、おすすめの日傘を紹介します!
今回教えてくれたのは、世界に1人だけの“傘ソムリエ”土屋博勇喜さん

土屋さんは、豊富な傘の知識を持つ傘のスペシャリストとして、傘の魅力を世界に発信しています。「自分でさして納得した傘だけをお客様に届けたい」という思いから、給与の大半を傘に注ぎ、200本を超えるコレクションを持っているそうです。
傘ソムリエに聞いた日傘のトレンド、今年は“高機能な晴雨兼用傘”に注目!
土屋さんによれば、今年は下記の2点に注目するのが良さそうです!
①紫外線対策としてだけでなく、“高機能な晴雨兼用傘”がスタンダードに

UVカット率/遮光率、晴雨兼用というポイントに加えて、遮熱性の高さや、プラスアルファの機能・デザインがあるものが人気です。
例えば耐風性能の高いもの、超軽量で持ち運びやすいもの、たたみやすいものなど、プラスアルファの機能性がついていることがポイント。その上、撥水性能を持ち、毎日使える晴雨兼用傘には特に注目だそうです。
②近年は、女性のみならず美容意識の高い男性にも市場を拡大し、スタイリッシュなユニセックスデザインも人気
美容意識の高い男性が増えるなか、紫外線対策への意識も高まりとともに、男性も日傘を当たり前に持つ時代へと変化しています。美容だけでなく、熱中症対策など健康面でも日傘を使う男性は増えており、傘メーカーも男性向けの日傘を続々と発売しています。
デザインも刺繍やレースなど女性をターゲットにしたものから、シンプルで性別を問わないユニセックスデザインへと変化。無地を中心にスーツでも使いやすいスタイリッシュなデザインが人気となっています。
傘ソムリエ直伝! 日傘を選ぶポイントとは?!
“紫外線対策の機能、サイズ・軽さ、耐風性”という点から、土屋さん直伝の、日傘を選ぶうえで押さえるべきポイントを紹介します。
①日傘の機能は、まず“UVカット・遮光・遮熱”をチェック
通常日傘には紫外線をカットする“UVカット率”と太陽光をカットする“遮光率”が記載されています。

これからの季節でお出かけの機会も増えることが予想されるなか、注意したいのは紫外線です。紫外線も太陽光もカットする日傘には、表面か裏面にコーティングが施されています。5月からの紫外線は意外にも強力で、気象庁が観測している月別のUVインデックスを見ると、3月から紫外線対策が必要とされ、5月の紫外線量は残暑で日差しの強い9月よりも強いとされています。
コーティングが施されているものは、基本的にUVカット率100%、遮光率100%の生地。製品には縫製部分があるため“99.9%以上”という表記をするメーカーも多いです。太陽の下に出ると、雨傘よりも影が濃くなる様子を楽しむことができます。実際の性能も確認できるので、ぜひ試してみてください。
また、最近はコーティング技術がとても進化しているため、表地の色は黒でも、シルバーでも、そのほかのカラーでも、機能が変わることはありません。しかし、黒をはじめとする暗い色は路面からの照り返しを吸収するので、白やベージュなどの明るい色に比べると遮熱効果が若干低め(ただし遮光能力とUVカット能力は高め)です。
②サイズ・重さは、自分にとって使いやすいものを
日傘の標準サイズは、親骨50cmが一般的。荷物が多い人など、より広範囲をカバーしたい場合は55cm以上あると安心です。ただし体格に対して大きすぎると荷物になったり、風にあおられやすくなったりというリスクもあります。
自分にとって適切なサイズの目安は、広げた状態で手に持って鏡で確認し、自分と普段の荷物がしっかり入るのが理想です。
③春の嵐から身を守る、耐風性にも注目
春は特有の気圧配置と季節の変わり目による不安定な天候が重なって、台風のように局地的な突風や竜巻などの強風が発生しやすい時期でもあります。
日傘が風に煽られてしまっては危険なので、耐風性にも注目するといいでしょう。骨の組み方や素材の組み合わせなど、製品によって強い風に耐えるためのさまざまな工夫が施されています。
傘ソムリエがおすすめする傘ブランド「Waterfront」の日傘・晴雨兼用傘5選

▲ ①「ZENTENKOU 折 55cm」価格:2,750円(税込)

▲ ②「ZENTENKOU 反射 折 55cm」価格:3,300円(税込)

▲ ③「ポケフラットサンシェイド50cm 折」価格:1,650円(税込)

▲ ④「ペん細 サンシェイド 折 50cm」価格:2,200円(税込)

▲ ⑤「COKAGE+ ACTIVE 折りたたみ日傘 耐風 55cm」価格:8,250円(税込)
今回紹介した「Waterfront」の折り畳み傘があれば紫外線と雨対策にも十分! これからの季節の必需品として話題の晴雨兼用傘を持ち歩いて、暑さも梅雨時期も乗り越えましょう。
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