【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.51「紳士的なサウンドに病みつき。ゴリラ祭ーズ」

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.51「紳士的なサウンドに病みつき。ゴリラ祭ーズ」

こんにちは。神戸在住の音楽キュレーター、遊津場(ゆつば)です。普段は邦ロック系インディーズアーティスト情報をSNS、メディア寄稿、自主イベント開催など、様々な手法で発信する活動をしています。

そして今回、OTOTOYで私のメインの活動地域である関西エリアで活躍する若手アーティストの様々なトピックを発信する機会をいただきました。 これを読めば、関西邦ロックシーンの最前線が分かります。どうぞ、ご贔屓に。

「紳士的なサウンドに病みつき。ゴリラ祭ーズ」

今週はどのアーティストについて書こうかなと毎回考えて、最新配信曲プレイリストなどをチェックしたりするのですが、今週はそうやって聴いてから頭を離れず病みつきになっている関西のバンドについて書きます。滋賀県発スリーピースバンド・ゴリラ祭ーズです。

【連載コラム】遊津場の関西アーティスト週報vol.51「紳士的なサウンドに病みつき。ゴリラ祭ーズ」

一度見たら忘れないバンド名。私は2019年からEggs公式キュレーターもしており、Eggsが携わっている様々なインディーズアーティスト向けのコンテスト情報もチェックしているため、彼らが有楽町の新しいテーマソングを決めるコンテストで最優秀賞を受賞していた関係で名前を知っていました。可愛いアイコンも特徴的ですし、東京のバンド・クジラ夜の街などを抑えての最優秀賞は衝撃がありました。そこからリリースやツアーにワンマン、昨年はボロフェスタにも出演するなど活躍しています。彼らのホームページに詳しくヒストリーや過去のライヴが掲載されているので見てみてほしいです。個人的にホームページが手打ちで詳しいバンドは嬉しいです。

ウホウホしてる強そうな名前ですが、栗コーダーカルテットをカバーしようというところから始まったこのバンドの編成はボーカル&ギター、鍵盤、金管楽器&リコーダーであり、サウンドは心休まります。映画のサウンドトラックを任せられるだけあるインスト曲も、古賀礼人(Vo.Gt)のジェントルかつ伸びやかさもあって耳にスッと入るボーカル曲もどちらも定評があります。午後の喫茶店でリラックスして珈琲を飲んでいる気分に浸れるでしょう。聴くと星野源との親和性を感じる人も多いでしょうが、実際にカバー動画が本人のInstagramやラジオで紹介され済みです。

今週リリースされた新EP「Change」は4曲ともボーカルありで、物語性のある歌詞にも引き込まれます。優しい歌ですが、どこかあと1歩を後押しする華やかさもあり”いつかきっと”を今日にしてみようと、気持ちのスイッチを入れてくれると思います。
4月30日には主催企画「ザ・チャンピオン」を梅田シャングリラでも開催します。以降もライヴ予定があり、6月にはやついフェスにも出演します。今後もっともっと邦ロック好きやポップ好きにも届いていき、あなたの街のテーマソングになる日も近いでしょう。

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OTOTOY

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