ケイティ・ペリー、宇宙飛行参加後のツアー初日で宇宙飛行士の格好をしたファンをステージ上に招く
ケイティ・ペリーは、宇宙での短い時間を懐かしく思っているようだ。というのも、彼女は現地時間4月23日に行われた【ライフタイムズ・ツアー】のキックオフ公演で、宇宙飛行士の格好をした2人のファンをステージに招き上げたのだ。
Xに投稿されたショーの映像では、メキシコ・メキシコシティのアレナCDMXでの公演中、ペリーが曲間で観客に語りかけながらステージ上を歩いていると、青いNASAスーツを着た2人のファンを見つける。「あなたたち、とっても素敵です」と彼女は驚きの声を上げ、「宇宙から帰ってきたばかりですね!」と続けた。
さらに彼女が「この紳士たちをステージに呼びたいです。だって彼らは、今の私のタイムラインにぴったりの服装をしてるから」と語ると、歓声があがり、その後ファンと一緒にステージ上でセルフィーを撮影した。
今回の公演は、ペリーが2024年にリリースした最新アルバム『143』を引っ提げて行う世界ツアーの初日で、7か月以上にわたるパフォーマンスの幕開けとなる。彼女は今回のツアーで、「Dark Horse」「E.T.」「Roar」といった米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で首位を獲得した過去のヒット曲も披露し、宇宙をテーマにした様々な衣装を着用したり、ワイヤーで宙吊りになったりしながらパフォーマンスを行った。
また、この日はペリーが現地時間4月14日に米ブルーオリジン社の初の全員女性のクルーによるによる宇宙飛行に参加した後、初めて行うコンサートでもあった。彼女はゲイル・キング、ローレン・サンチェスらとともに地球の大気圏の端まで飛行し、その中でルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」を歌いながら、ツアーのセットリストを明かす映像を撮影した。
帰還後、ロケットから降りたペリーは地面にキスをし、記者に対し「最高の気分でした」と語った。
彼女は「それは未知への降伏であり、信頼です。この旅は宇宙に行くことだけではありません。訓練、チーム、すべてです。ぜひ体験してほしい」と述べ、「それは私たちについてであり、未来の女性たちのためのスペースを作り、スペースを確保し、そこに属することについてです。そして私たちがすぐそこに見るこの素晴らしい世界についてであり、それを感謝することについてです。これはすべて地球の利益のためです」と続けた。
しかしペリーがこの飛行を「女性をエンパワーするもの」と主張する一方で、エミリー・ラタコウスキーやオリヴィア・ワイルドをはじめとする多くの人々は、これを資源の無駄遣いだと批判している。オリヴィア・マンは米トーク番組『Jenna & Friends』にて「何の意味があるの? みんながただ乗り物に乗るってだけで歴史的なの? 私には贅沢にしか見えない」と疑問を呈した。
ペリーはこうした批判に直接反応してはいないが、公演中に「あなたの夢を“バカげてる”って言われたことあります?」とファンに問いかけたとも報じられている。
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