高柳明音インタビュー、特別展「鳥」で音声ガイド「まだまだ知らない世界がたくさんありました!」

国立科学博物館(東京・上野公園)では現在、鳥類をテーマとした特別展「鳥~ゲノム解析が解き明かす新しい鳥類の系統~」が開催中(2月24日(月・休)まで)。先日来場者数が20万人を突破するなど高い人気を誇っています。

600点以上の貴重なはく製・骨格標本をゲノム解析により明らかになった最新の系統分類に従って展示するとともに、23のテーマで「鳥のひみつ」を解説、鳥類の魅力に迫る本展。

本展の音声ガイドナビゲーターを芸人・レイザーラモンRGさんとともに務めた俳優・タレントの高柳明音さんにお話を聞きました。

●今回の特別展にはたくさんの展示がありますが、頑張って学ぼうとしなくても、自然と勉強になりそうな工夫がたくさんありますよね。

そうですね。目で見て解説文を追っているだけだと、読んで分かっているようで意外と後から記憶に残り切らないことがあると思うのですが、特別展「鳥」は、目で見て、耳で聞いて、感じて、想像して、どんどん記憶になっていくと思うので、たくさんの知識がつくなとわたしも思いました。

●お気に入りの展示は希少な「シマエナガ」だそうですね。

今、かわいいと言えばシマエナガで、けっこう人気なんです! エナガの亜種のシマエナガは真っ白で、寒いところにしかいないので、あまり都内では見られないんです。今回の展示では見逃しそうな場所にいるので、クジャクに見とれていると危ないかも(笑)。見逃さないでほしいですし、わたしもいつか自分の目で見てみたいです!

●担当された音声ガイドは、どのような感じですか?

基本的には解説ですが、一緒に担当したレイザーラモンRGさんとの楽しい会話があったり、かけあいがあったり、わたしたちなりのアレンジもちょっとあります。基本的な台本の知識量が多かったのですが、無駄なくギュッとなっていると思います。

●鳥好きとしてオファーが来た時はいかがでしたか?

鳥が好きで鳥にまつわるお仕事をする機会が多いのでが、今回のような鳥の大規模な展示は今までになかったそうで、そこにお声がけをいただいてありがたく思っています。芸能生活15年目を迎えたのですが、15年間「鳥が好きだ!」と言い続けて来たので(笑)、自分の“好き”が、こうして誰かに伝えられる側になることは、素直にうれしいなと思います。

●今回の特別展では、これまで知らなかった驚くような発見はありましたか?

今回はゲノム解析がポイントでもあるのですが、どんどん解析する技術が上がっていることに驚きました。野鳥の専門の方々も新しい発見がたくさんあったと言われていましたし、わたしたちも音声ガイドのほうでお話をしているのですが、自分の中でスズメ目、インコ目の鳥は身近なのですが、ハヤブサってどう考えてもタカ系だと思っていたんです。

でも今回のゲノム解析でハヤブサはスズメやインコに近い種類だということが分かって意外でしたし、〇〇目があんなにもたくさんあるのかと勉強になりました。もちろん知ってはいましたが、あそこまで種類があるとは思っていなかったですし、今回のゲノム解析で新たな種類が増えたこともあったそうなので、まだまだ鳥って知らない世界がたくさんあるなと思いました。未知の世界だからこそ、まだまだ見つかるものがあるのだなと思いました。

●最後になりますが、メッセ-ジをお願いいたします!

大人も楽しめて、子どもにも分かりやすい展示になっています。鳥の標本が並んでいる様子を見るだけでも楽しいですが、音声ガイドを聞いて目で見て、本当にいろいろなものがあるテーマパークみたいな場所になっていると思います。

(執筆者: ときたたかし)

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