【兵庫県西脇市】二地域・多地域居住を楽しみたい子育て世代向けに、定額多拠点居住民泊サービスを開始


まち・ヒト・未来創造研究所は、子育て世代向け定額多拠点居住民泊サービス「みんなのおうちminkaプロジェクト」を、1月17日(金)より開始した。

サービス提供の目的

自然豊かな環境で子育てがしたい、帰省するような気分で気兼ねなく遊びに行ったり滞在したい、仕事関連の滞在やワーケーションで利用する場所が欲しい、田舎暮らしをしたいけど家の購入までは手がでない、など、子育て世代において、二地域・多地域居住に興味はあっても、なかなか実現できない課題もあるのでは。

また、南海トラフ巨大地震等の大規模災害が発生した際、行政による子育てサービスは一時的に機能停止せざるを得ないため、子育ての労働負担が一気に増えることが予想される。そのため、中長期に渡る避難期に、平時の子育てサービスに近い環境を迅速に供給できる備えが求められるだろう。

一方、地方では、人口減少・少子高齢化が進むにつれて空き家の増加が社会問題化している。その対策として、空き家を再利用して民泊事業を開始し、地域活性化に取り組む事業者が増えつつあるが、平日の利用者は少ないという課題がある。

「みんなのおうちminkaプロジェクト」では、神戸・大阪等、阪神間の都市圏に住む子育て世代を対象に、「平時をより豊かに。有事はしなやかに。」をコンセプトとして、都市と地方とのゆるやかな顔馴染みの関係を楽しみながら構築できるサービスを提供。同サービスは、平時でも有事でも、シームレスに子育て環境を享受できる足掛かりとなることを目指している。

オンライン防災学習スクールの企画運営


まち・ヒト・未来創造研究所では、大きく2つのサービスを用意している。まずは、誰でも気軽に参加できるように、「はじめて防災」というオンライン防災学習スクール「デジ防災」と「里山キャンプ」を企画運営していく。

「デジ防災」は、小学生が防災や災害発生時の対処法を楽しく自主的に学べるデジタル防災学習システムを活用し、オンライン(Zoom)で無料で学べるバーチャルの機会。

「里山キャンプ」は、兵庫県西脇市・多可町のキャンプ場などでテントを立て、川で水を汲み、焚き木を集めて火おこしから始める飯盒炊爨、ドラム缶風呂など、リアルの場ならではの体験を提供するという。

民泊事業所の定額サービスを提供


次に、会員限定のサービスとして、より自分らしく都市と地方の暮らしを長期的に楽しみたい人に、西脇市や多可町の民泊事業所を定額で利用できる「みんなのおうちminkaプロジェクト」を提供する。

1月時点で平日に限り2つの民宿を利用できるが、地域住民が居住する集落に隣接しているため、自然と地域住民との会話が生まれやすい環境にあるという。

また、両施設ともあえてテレビが設置されていない。そのため、普段はテレビやゲームに夢中の子どもたちも、退屈だと感じる暇もないほど土いじりや虫取り、山登りや自然探索など、夢中になって自然を満喫できる環境だ。

「みんなのおうちminkaプロジェクト」は、年間プランと3ヶ月プランを1ヶ月5,000円、お試しプランを1回10,000円で展開している。プランなどの詳しい情報は、詳細ページで確認を。

今後の取り組みについて

まち・ヒト・未来創造研究所は、今後、神戸・大阪などの阪神間で暮らす子育て世代にサービスを活用してもらえるよう、都市圏でのイベント等のPR活動などを展開していく。

また、新たに同団体の趣旨に賛同する民泊事業者と連携し、定額サービスを利用できる民泊施設を増やし、都市と地方との関係人口を多面的に増やしていきたいと考えているとのこと。

まち・ヒト・未来創造研究所の代表理事について


まち・ヒト・未来創造研究所の代表理事・佐藤敬生氏は、3.11震災発生の10日後に宮城県南三陸町に入り、復興支援活動を開始。現地で8年間活動した後、2019年4月から兵庫県西脇市に移住し独立した。

地方創生と事前復興を兼ね備えた二地域居住の可能性を研究するために、2020年4月より兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科博士前期課程に所属。2024年4月より、博士後期課程に所属している。

都市と地方に生活拠点を持つ二地域・多地域居住に興味のある人は、「みんなのおうちminkaプロジェクト」をチェックしてみては。

「みんなのおうちminkaプロジェクト」詳細ページ:https://cocotococo.jp/minka/

(yukari)

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