故ルーサー・ヴァンドロス、ザ・ビートルズ「ミッシェル」のカバーを含む最新ベスト盤を発売
2005年に54歳で亡くなったR&Bシンガー、ルーサー・ヴァンドロス。2024年は、40年以上にわたるキャリアを追いながら創作の裏側と知られざる素顔に迫ったドキュメンタリー映画『Luther:Never Too Much』(監督:ドーン・ポーター、音楽監督:ロバート・グラスパー)が公開された(日本公開未定)。
2024年12月13日には、ザ・ビートルズの名曲「Michelle」の未発表カバーを含む最新ベスト・アルバム『Never Too Much: Greatest Hits』(CD/デジタル/LP)をリリースした。「Michelle」の録音にまつわる詳細は謎のままだが、長年の友人であり、バック・コーラスも務めていたフォンジ・ソーントンが、ヴァンドロスの膨大な録音素材や映像コレクションの中から、「Luther Vandross Michelle 6/1/89」というラベルが貼られたカセットを発見。録音場所やセッション・ミュージシャンなどの情報については現在のところ見つかっていない。
この「Michelle」を含む故ルーサー・ヴァンドロスの新しいベスト・アルバム『Never Too Much: Greatest Hits』は、ドキュメンタリー映画と連動したアルバムになっている。彼の代表曲である「Never Too Much」や「So Amazing」はもちろん、ヴァンドロスの歌唱スタイルを色濃く反映した「A House Is Not A Home」やビヨンセとのデュエット「The Closer I Get To You」のカバーなどを収録している。また、「Michelle」以外にも、ヴァンドロスとソーントンの共作で1985年に録音された未発表曲「Speak Your Love」が収録。さらに「Never Too Much」のロスト・フリクエンシーズによるリミックスや、「Get Myself Together」のルイ・ヴェガによるリミックスも収録され、彩りを加えている。
現在、米ロサンゼルスにあるグラミー・ミュージアムでは、故ルーサー・ヴァンドロスを称え、彼のレガシーを展示するイベント【Luther Vandross: Artistry and Elegance】が開催されている(2025年6月15日まで)。さまざまなヒット曲の手書きの歌詞やレコディング時のメモ、コンサート・ツアーで着用した手縫いの衣装や、その衣裳のために自ら描いたファッション・スケッチなど貴重な品々が展示されている。
◎リリース情報
アルバム『Never Too Much: Greatest Hits』
発売中
https://luthervandross.lnk.to/NTMGreatestHits
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