【ライヴレポ】WHITE SCORPIONが魅せた、この1年の成長の証──「WHITE SCORPION 1st Anniversry LIVE〜追撃。〜」

2024/12/07 22:50 OTOTOY

2024年12月7日。秋元康総合プロデュースのアイドル・グループ WHITE SCORPION (ホワスピ)が竹芝ニューピアホールにて1周年記念ワンマンライブ「WHITE SCORPION 1st Anniversry LIVE〜追撃。〜」を開催した。OTOTOYでは、その第1部のレポートをお届けする。

応募者約1万人の〈IDOL3.0 PROJECT〉オーディションを経て、2023年10月7日に誕生。その後この1年、さまざまな場でライヴやイベントへ出演し、着実に大きなステージへの歩みを続けるWHITE SCORPION。この日のライヴは、その成長した姿を見せる、大切な場である。

定刻を迎えると、白と黒を基調とした衣装に身を包んだメンバーがステージへ登場。彼女たちのはじまりの楽曲である“眼差しSniper”からスタートしたライヴは、センターを務めるHANNAの「暴れろ！」の合図で、フロアは大爆発。その後“雑踏の孤独”、“コヨーテが鳴いている”といったクールな楽曲を立て続けに披露。ダンス・セクションをいれたアレンジで、フロアを沸かせていく。

【ライヴレポ】WHITE SCORPIONが魅せた、この1年の成長の証──「WHITE SCORPION 1st Anniversry LIVE〜追撃。〜」

序盤から一気に盛り上げ、続いてのブロックでは、「ホワスピXmas妄想デートカラオケ選手権！」と題されたコーナーへ。
こちらは、ホワイトチーム、スコーピオンチーム、ロゴチームの３グループに分かれたメンバーそれぞれが、演技とカラオケを披露するというもの。

まず1番目に登場したのは、ホワイトチームのAOI。AOIはプレゼントとしてマフラーを渡し、その代わりに指輪をプレゼントされ、最後は「私と結婚してください！」と決めゼリフ。ホワイトチームは=LOVEの“The 5th”を披露し、3人でハートを作り上げた。

2番目は、スコーピオンチームよりCHOCOが、TVアニメ「ラブライブ!」のキャラクター、高坂穂乃果を意識した衣装で登場。「ねえねえ、雪ついてるよ」「私、あなたのことが好きです」と胸キュンゼリフで沸かせると、μ’sの楽曲“Snow halation”をパフォーマンス。オレンジのペンライトが輝く中、キュートな歌声を届けた。

このコーナーラストは、ロゴチームよりHANNA。初雪に想いを込めてキス顔を披露するも、途中でNAVIに邪魔されるという結末に。そこから中島美嘉の「雪の華」を熱唱。白い雪が舞う中、美しい歌声を響かせた。

結果はホワイトチームが優勝。WHITE SCORPIONは、クールなパフォーマンスが多いグループだが、和気藹々としたコーナーで楽しい空気を作り上られるのもこの1年での成長の証と言えるだろう。

ライブは続いて、本日配信がスタートした“I do love you!”のMVの初公開&初パフォーマンスへ。メンバーはブルーの衣装にチェンジし、シャボン玉が舞うなか明るく元気に笑顔を届けていく。これまでにないポップな曲調に、ホワスピの新たなポテンシャルを感じさせた。

【ライヴレポ】WHITE SCORPIONが魅せた、この1年の成長の証──「WHITE SCORPION 1st Anniversry LIVE〜追撃。〜」

ライヴはここから後半戦。“動く唇”では赤のフィンガーライトを使い、楽曲のもつ妖しげな世界観を届け、“非常手段”では、NICOがコールアンドレスポンスで客席をガンガンに煽る。こういったパフォーマンスにさまざまなバリエーションが生まれているのも、1年という時間のなかで変化があるからなのだろう。

続いてのMCでは、NICOがSCOPIST(ホワスピファンの通称)へ、手紙に読むシーンも。これまでの1年間で感じた葛藤や感謝を涙ながらに想いを届けた。NICOはさらに「ホワイトスコーピオンは最強です！ホワイトスコーピオンは絶対世界に行きます！」と大きく宣言。そこから、メンバー全員で、本編最後の楽曲“心が目を閉じる”をパフォーマンス。真摯な歌声が、スコピストの心を掴んだ。

【ライヴレポ】WHITE SCORPIONが魅せた、この1年の成長の証──「WHITE SCORPION 1st Anniversry LIVE〜追撃。〜」

大きなホワスピコールに導かれ、アンコールがスタート。メンバーカラーのTシャツに着替えたメンバーは、新曲“I do love you!”のカップリング曲“純愛コースター”を初披露。続いて告知を挟み、「ホワスピサンタからのSCOPISTへのプレゼント」として、サンタ服姿のメンバーがアコースティックアレンジで、松任谷由実の“恋人がサンタクロース”を熱唱。ハモリやコーラスを重ね、少し気の早いクリスマス気分を届けた。続いてのブロックでは、メンバーが客席へと移動し、SCOPISTと共に“心が目を閉じる”をシンガロング。この1年のメンバーとSCOPISTの愛が溢れる、素敵な時間だった。

ラストチューンは、“Satisfaction graffiti”。サインボールを元気に投げながら、笑顔を届け大団円でライヴは幕を閉じた。ライヴも終わり、最後にメンバー全員で集合写真を撮影しようとしたところ、ここでなんと、SCOPISTからメンバーへのサプライズとして、ケーキのプレゼントが。これにはメンバーもテンションMAXで大喜び！最後まで多幸感あふれる空気で、WHITE SCORPION、1歳の誕生日をお祝いした。

2年目を迎え、ますます勢いを増していく、WHITE SCORPION。その姿からこれからも目が離せない。

【ライヴレポ】WHITE SCORPIONが魅せた、この1年の成長の証──「WHITE SCORPION 1st Anniversry LIVE〜追撃。〜」