Courrègesがマーク・ボスウィックによる2024年秋冬キャンペーンを発表
Courrèges(クレージュ)は2024年秋冬キャンペーンを発表。
本コレクションでは、Nicolas Di Felice(ニコラス・デ・フェリーチェ)が敬愛する、写真家でありクリエイティブの巨匠であるMark Borthwick(マーク・ボスウィック)とのコラボレーションをさらに追求し、クレージュの幾何学的なコードを拡大。
コレクションの構築において中心的なトロンプ・ルイユの概念である「Carré Magique」が、巨大な立方体として立ち上がり、その上でモデルたちは大胆に体を横たえ、各ディプティクの反対側のフレームにある即興的な肖像画を反映している。
このセットはNicolas Di Feliceと舞台美術監督のRémy Brière(レミー・ブリエール)とのコラボレーションによって生まれ、最小限のシュルレアリスムが、無限の白い空間に2Dのような建築物を挿入することで、イメージのスケールと次元に言及している。まるで2024年春夏コレクションのコラージュのエピローグのように、このキャンペーンは幾何学と色彩を物語の抽象的なキャラクターとして扱い、クレージュの宇宙の象徴が、イメージ作りの錯覚によって命を吹き込まれたかのよう。
Borthwickは、今シーズンのシルエットの自発的な彫刻性を捉えている。Loli BahiaやMona Tougaardといった馴染みのある顔ぶれが、新たなミューズであるNatasa Vojnovic、Jeanne Cadieu、Ayo Hassan、Fei Fei Sunと共に、フィルターを通さない静寂の瞬間を演出する。白紙の真空に横たわりながら、彼らは単色の感情に見事に息を吹き込む。レッドの確信、オフホワイトの明晰さ、ブラックの生々しさ、ネイビーの自信を体現するその姿には、自然な威厳が漂っている。
このキャンペーンはCourrègesが、デザインされた光沢のある表面に思いを馳せ、その荒涼としたイメージは、Courrègesが駆り立ててきた先鋭的な楽観主義を物語っている。
Courrèges | クレージュ
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