五島列島の記憶をアートで記録する美術館立ち上げに向けクラファン実施中


te to baは、五島列島・富江町にて、写真館や書道教室として使われていた古民家を改装し、五島列島の文化や体験をアートとして記録することをコンセプトに「てとば美術館」を立ち上げる。

同美術館立ち上げに際し、空き家の改修費やアーティストの旅費・制作費に必要な資金集め、美術館立ち上げを支えてくれる人々の募集を目的として、クラウドファンディングを2月20日(木)より開始した。

「てとば美術館」について


「てとば美術館」は、五島列島・富江町にある歴史ある古民家を改装し、五島列島の文化や体験をアートとして記録・発信する場を目指す。

特別な大きな建物ではなく、街の中に溶け込む日常の延長にあるアートの場だ。ここでアーティストや地元住民、訪れる人々が交わることで、過去と現在、未来の五島をつなぐ新たな文化の拠点となることを目指している。

同プロジェクトを通じて、五島の魅力を多くの人に届け、この美術館が五島を訪れる人にとって、島の風景や文化をより深く感じるきっかけになり、島の人々にとっても新しいつながりや表現の場、気づきの場として息づいていくために、多くの人と一緒に作り上げていきたいとしている。

代表からのコメント紹介


te to ba代表の村野麻梨絵さんは、五島に移住して10年になる。カフェの運営やウェディングのプロデュースを通じて、多くの人と関わる中でこの島の豊かさを実感しているそう。「風景、食、伝統、漁師さんの手仕事、日々の暮らし。当たり前のようにあるものこそ、未来に残すべき大切な記憶なのではないか」と思うようになったという。

「てとば美術館」はただ作品を展示する場ではなく、アーティストが滞在し五島を表現する場所になる。この場所が人々の記憶を記録し、未来へとつなぐ場になればとしている。

「美術館とは何だろう?」「どんな空間なら、誰もがふと立ち寄りたくなるだろう?」と模索しながら、多くの人と対話を重ねこの場所の形を考えてきた。

アートには、心を揺さぶり、モノの価値を照らし出す力があるからこそ、「ここには何もない」と感じている子どもたち(大人たちも)に、アートで「自分たちの島はこんなにおもしろい」「世界はこんなにワクワクする」といった視点を届けたいという。

プロジェクト概要

クラウドファンディングサイト・READYFORでは、プロジェクト「五島の記憶をアートで記録する てとば美術館を作りたい!」を実施中だ。支援募集期間は2月20日(木)~3月31日(月)23:59、目標金額は200万円。

リターン(一部)には、五島の新鮮野菜セット、五島うどん、ホステルta bi to宿泊券、オリジナルタンブラー、美術館フリーパスなどが用意されている。

なお、te to baは、長崎県五島列島の小さな港町である富江町に拠点を置き、五島の魅力を伝える会社だ。代表の村野さんは10年前に五島に移住。


最初の3年間は地域おこし協力隊として五島市役所に勤務し、2018年に五島の食材やクラフト作品を取り入れ、地元の人や旅人が気軽に集まれる場として、「ショップ&カフェ te to ba〈手と場〉」をオープンした。

2020年には「ホステル ta bi to〈旅人〉」をオープンし、また五島ウェディングプロデュースも開始している。

「てとば美術館」が五島の記憶を残し、未来へつなぐ場所になるよう願うプロジェクト「五島の記憶をアートで記録する てとば美術館を作りたい!」に協力してみては。

■READY FOR:https://readyfor.jp
プロジェクト名:五島の記憶をアートで記録する てとば美術館を作りたい!

te to ba公式サイト:https://www.tetoba.net

(さえきそうすけ)

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