【グルメ情報】ラーメン二郎吉祥寺店について
ラーメン二郎ほど、食べる人を魅了するラーメンは稀でしょう。
ラーメン二郎の店舗は日本各地にありますが、どの店舗も絶品。
お気に入りの店舗に行くため、新幹線や飛行機に乗って向かう人もいるほどです。
最近では、2024年12月に「ラーメン二郎 朝倉街道駅前店」(福岡県筑紫野市針摺中央2-17-8)がオープンしました。
2025年11月には、東海地方としては初のラーメン二郎「ラーメン二郎 名古屋大曽根店」(愛知県名古屋市東区矢田4-3-7)がオープンしました。
あらゆる地域でラーメン二郎のラーメンが食べられる。
ラーメン二郎が好きな人にとって、嬉しい時代になってきました。
ラーメン二郎を楽しむための遠征も楽しくなりそうです。
皆さんは、かつて存在した伝説のラーメン二郎をご存じでしょうか。
それは「ラーメン二郎吉祥寺店」(東京都武蔵野市吉祥寺北町3-4-3)です。
JR吉祥寺駅から徒歩20分ほどの場所にあり、近隣のラーメン大好き大学生に愛される存在でした。
ラーメン二郎吉祥寺店は、閉店するまで数奇な運命をたどります。
もともとラーメン二郎と書かれていた看板ですが、成蹊大学の学生らに店名をいたずらされ、ラーメン三郎になりました。
テープ等で「二郎」に棒線を足されて「三郎」にされてしまったのです。
その後、さらにいたずらされてラブメン生郎になり、最終的にラーメン生郎で落ち着きました。
最後まで修正されなかったので、店名がラーメン生郎のまま終わりを迎えます。
<ラーメン二郎吉祥寺店の店名の歴史>
ラーメン二郎→ ラーメン三郎→ ラブメン生郎→ ラーメン生郎
ラーメン二郎吉祥寺店のラーメンは、かなり個性的です。
いや、個性的というレベルを超越した存在ともいえます。
どのラーメン二郎とも違う食感、テイストです。
オーダー後、店主は麺を手もみします。
徹底的に、一定のリズムで手もみを続けます。
かなりの長時間、手もみします。
手間暇かけて誕生したラーメン、実に独特です。
スープは意外とあっさり。
豚は海外の中華街にありそうなドライ感のあるもの。
食材にこだわった、けっこう本格的な具構成といえます。
なにより麺が特に個性的です。
徹底的にもみほぐしているのですが、スープが麺に浸透していない。
いっさいスープを受け入れないタイプの麺です。
よく、硬めの麺を「バキボキ感がある」と表現することがあると思いますが、ここは別格。
本当の意味でのバキボキ感を体験できる、究極のバキボキ麺です。
でも、不思議と、食べ続けていると、このラーメンにハマっていくのです。
どんどん好きな味になっていく。
この「真のバキボキ」とスープが食べたくて食べたくてたまらなくなる。
実は優しい店主の人柄も、ラーメンをおいしく感じるエッセンスだったのは言うまでもありません。
ごちそうさまでした。
<お店の情報>
店名: ラーメン二郎吉祥寺店 (ラブメン生郎 / ラーメン生郎)
住所: 東京都武蔵野市吉祥寺北町3-4-3
(執筆者: クドウ秘境メシ)
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