【ライヴ・レポート】浜崎あゆみ、東方神起、WEST.、 GENERATIONS、NiziUら、豪華アーティストが集結!──「a-nation 2024」

【ライヴ・レポート】浜崎あゆみ、東方神起、WEST.、 GENERATIONS、NiziUら、豪華アーティストが集結!──「a-nation 2024」

2024年9月1日。東京・味の素スタジアムにて、大型野外フェス「a-nation 2024」が開催された。

2002年のスタートから、その人気を拡大し続けてきた「a-nation」。その来場者数は累計600万人を超え、大規模音楽イベントとして大きな存在となっている夏フェスのひとつ。今回は2020年以来、4年ぶりの開催となる。

出演者は、浜崎あゆみDa-iCEGENERATIONS倖田來未Red Velvet東方神起MAZZEL、NCT WISH、NiziU、WEST.など様々なジャンルの豪華アーティストが出演。まだまだ暑い夏の日を、さらにアツくした。

オープニングアクト

オープニングアクトとしてまず現れたのは、aRB SEED。こちらは、ダンスのプロリーグ、D.LEAGUEに参戦する“avex ROYALBRATS”の公式育成プロジェクトのメンバーで構成されたグループ。味の素スタジアムという大きなステージにも関わらず堂々としたパフォーマンスを披露した。

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次に登場したのは、シークレットアクトの、夏休みの自由研究をバズらせたい小中学生集団。このグループは、Tik Tokを主に活動する男女14人組。aRB SEEDと同じく、そのダンスの実力はかなり高い。その一方で狐の面を付けているミステリアスさも含め、今後が気になる存在だった。

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オープニングアクト3組目は、秋元康プロデュースのグループ・SHOW-WA&MATSURIが登場。「昭和歌謡・昭和ポップスを現代に」というコンセプトで活動する彼ら。まずMATSURIが“今さらカッコつけてらんねえ”、次にSHO-WAが“君の王子様”という楽曲を披露。最後は“汚れちまった涙”を2組でパフォーマンス。味の素スタジアムを“昭和”へタイムスリップさせた。

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NCT WISH

メインアクトのトップバッターを飾ったのは、様々な派生グループを展開しているNCTから、最後のグループとして誕生したボーイズ・グループ、NCT WISH。メンバーは、リク、ユウシ、リョウ、サクヤ、シオン、ジェヒの6名で構成。今年2024年のデビュー以来、じわじわと人気を伸ばしているグループだ。

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揃いのセーラーカラーのマリンルックで現れた6人は、まず“Hands Up”からライブをスタート。2曲目の“Sail Away(Japanese Ver.)”へと繋ぎ、見る者を楽しませる。ちなみにこの味の素スタジアムは、NCT NEW TEAMとしてプレデビューした場所であり、思い入れも深いという。彼らはさらに、“We Go!”、“WISH”を立て続けに披露。最後の“Songbird”まで、フレッシュなパフォーマンスで、これからの大ブレイクの予感を感じさせた。

MAZZEL

続いて、ステージに現れたのは、SKY-HIが代表を務める音楽プロダクション、BMSG所属の8人組ボーイズ・グループ、MAZZEL。昨年デビューから数々の多くの注目を集めている彼らだが、その実力は折り紙つき。

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セットリストの1曲目を、エレクトロ・スイング調の楽曲“PARADE”でライヴをスタートさせると、“Counter Attack”では、ワイルドかつ、ダイナミックに自分たちの世界を展開。さらに「台風やらなんとか言ってたけど、晴れたじゃねえか!」とタオルを振り回し、観客を一気に味方につけていく。続く、“CAME TO DANCE”、“K&K”での、タイトなビートにラップとダンスを乗せて、スキルの高さを見せつけの姿もさすがの一言。最後は夏らしさを感じさせる“Seaside Story”をパフォーマンス。まだまだ終わらない夏の暑さを身体に纏いながら、ステージを後にした。

@onefive

ここで、SHOOTING ACTとして、Amuse×avexに所属するガールズ・グループ、@onefiveが登場。MOMO、KANO、SOYO、GUMIの4人は、5つ打ちの激しいビートで引っ張る“F.A.F.O”をパフォーマンス。元気いっぱいの笑顔を見せると「ぜひ覚えて帰ってください!」と和のサウンドを取り入れたダンス・チューン“KAGUYA”、“OZGi”を披露。「あ、そーれ!は、よいしょ!」の掛け声で、日本の夏を盛り上げた。

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NiziU

「Nizi Project」から誕生した9人組ガールズグループ、NiziUは生バンド編成で登場。スポーティーなルックに身を包み、大ヒット曲“make me happyでスタートすると、会場内は大爆発の盛り上がりを見せていた。9人はさらに、“HEARTRIS”、“SWEET NONFICTION”へと繋ぎ、爽やかに夏を彩っていく。持ち前のキュートな笑顔が、太陽にようにに眩しかった。

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そこからさらに、雰囲気をガラッと変え、最新EPから“RISE UP”曲を披露。それまでのハッピーな空気とは異なり、クールかつミステリアスな空気を纏い、見る者を驚かせる。ライヴはそこから、“Allright”、“PRISM”、“BBB”、“JUMP”の4曲をメドレーで。そのパフォーマンスの幅の広さを感じさせた。

その後のMCでは、「a-nation!」「かんぱーい!」の掛け声で、水分補給の呼びかけも欠かさない彼女たち。最後は、ヒット曲“Take a picture”。華やかに歌い踊ったあとは、ステージを去るときまで「熱中症には気をつけてねー!」とお客さま思いの姿を見せていた。

僕が見たかった青空

SHOOTING ACT2組目で登場したのは、乃木坂46公式ライバルとして昨年結成された、僕が見たかった青空(通称:僕青)。グループの名前が示すような、青空のようなブルーの制服風の衣装でステージへ立つと、最新曲“スペアのない恋”を披露。爽やかな夏の空に、ラブソングが響いた。僕青は、その後デビュー・シングル、“青空について考える”を熱唱。まるで炭酸飲料を飲んだあとのような、爽やかな青春のきらめきが、ステージに輝いていた。

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WEST.

次に現れたのは、大人気男性アイドル・グループ、WEST.。生バンドの演奏とともに、まずはメンバーひとりひとりの挨拶からライヴはスタート。重岡大毅の「Everybody!a-nation!呼ばれて飛び出て残念、僕たちWEST.!アイドルの中でもかなり!かなり!かなり!暑苦しくて胸焼けするタイプのアイドルです!」という言葉のあと、“証拠”という楽曲を披露。さらに、“ハート”では、信じるのをやめないハートで、自分たちのステージを演出。先ほどの宣言通り、まるで火の球のごとく会場を全速力で走り回り、濃厚コッテリな関西ヴァイブスを直送していく。

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そしてここからは、“ホルモン~関西に伝わりしダイアモンド”という楽曲へ。コミカルなタイトルと歌詞に「なんやこれ?」とはじめてWEST.を見る観客を困惑させながらも、自分たちのペースに引き込む技術に驚かされた。WEST.はそこから「さっき裏で見つけました!」と、なんとスペシャルゲストとして、お笑いコンビ、ナインティナイン(通称:ナイナイ)をステージへと召喚。突然のサプライズゲストの登場に、観客はドカン!と湧き上がった。

その後もナイナイの2人はメンバーと軽快なトークを繰り広げると、WEST.のデビュー・シングル“ええじゃないか”にも参加。曲間には岡村のブレイク・ダンスも行われ、コラボは大いに盛り上がった。ナイナイはその後も矢部が「50歳すぎて今日がいちばん楽しかった!」と話し、「楽しすぎて帰りたくないオーラ全開」の岡村とともに、ステージを去った。

WEST.はその後も“まぁいっか!”、“超きっと大丈夫”と熱血パフォーマンスを連発。終盤、「メンバー1人も欠けず10年、7人でやってきました。ありがとうー!」と絶叫。ラストナンバー“ムーンライト”の途中で、曇り空から晴れ間が生まれ、彼らのエネルギーが空へと届いたのだと感じた。

B.O.C.

ここで、シークレットアクトとして、登場したのは、TRFのSAMとDJ KOOからなる新ユニット、B.O.C。ふたりは、Ry-laxDJ CHARI、そして呂布カルマと共に8月30日にリリースされたばかりの“NARIYAMANIGHT”をパフォーマンス。還暦を過ぎたとは思えないほど、クールなラップで味の素スタジアムに集まった観客を大いに沸かせた。

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Red Velvet

ステージに現れるや、否や大きな歓声に迎えられたのは、韓国を中心に活動する5人組ガールズ・グループRed Velvet。まずは、“Wildside”で一気にダンスのスキルを見せつけると、クラシックの名曲をサンプリングした“FEEL my rhythm”へとなだれ込み、美しい旋律で魅了する。

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MCでは、全員それぞれの自己紹介から、JOYが「月が綺麗ですね!」と味の素スタジアムに集まった観客に向けて、愛を伝え、「この時間だけは私たちの愛を込めてステージをします!」と宣言。彼女たちがa-nationに出演するのは、2018年以来、6年ぶりの出演となるとのこと。Red Velvetはさらに、「日本への想いを歌にした」という“Aitai-tai”を披露。キュートかつラブリーに歌い踊る。

ただ、ここで先ほどから上空に浮かんでいた雨雲が活発化し、ステージおよびアリーナ席に大雨が降る。しかし、メンバーはそんなことはお構いなしに、センターのステージまで移動。雨を弾くくらいの元気な姿で客席を盛り上げた。ちなみにメンバー曰く、野外で雨の降る中パフォーマンスするのは10年ぶりとのこと。そんなレアな時間を楽しむかのごとく、キラー・チューン“Red Flavor(JP ver)”では、喜びを爆発させた。

さらに驚くべきは、最後に披露した“Cosmic”のパフォーマンスの時には雨も止み、晴れ間が見えていたこと。天候すらも演出のひとつにするかのような、圧巻のパフォーマンスをみせたRed Velvetであった。

美麗-Bi-ray-

SHOOTING ACTの3組目は、美麗-Bi-ray-。日本テレビ「歌唱王」出場の経歴を持つCocomi 、Emi、Michelle、Hinataで構成された歌姫4人からなるグループだ。彼女たちは、YOSHIKIプロデュースの楽曲“Butterfly”を熱唱。4オクターブを奏でる、超実力派の歌声で、聴く者を圧倒した。

倖田來未

続いては、ダンサーたちと揃いの黄色と黒のセクシーな衣装を着た倖田來未が、大ヒット曲“キューティーハニー”で登場。一気に自分のワールドを打ち出すと、“IS THIS TRAP?”でそのオーラを全開に。
その後のMCでは、関西弁で「結構前からスタンバってたんですけど、お願いやし雨止んでください!と祈ってたら、晴れました!」とトークを展開。親しみやすさとサービス精神の高さを感じさせた。

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倖田はさらにそこからコールアンドレスポンスをお願いして、“め組のひと”で場を盛り上げる。この日のセットリストは、“キューティーハニー”や“め組のひと”の他にも“WON’T BE LONG”や“BE MY BABY”といった時折、誰しもがわかるヒットソングを織り交ぜながらの構成。こういったところにも、はじめて来た人を喜ばせたいという彼女なりのサービス精神が見え隠れしていた。

ライヴはその後、「今日は雨に向かって歌いたいと思います!」と“WIND”を熱唱。日本のDIVAとしての風格を見せつけていた。終盤、「みんなもう濡れてるんで、私も濡れます!」と自分にも水をかける倖田。そこからさらに、“Vroom”、“Poppin’ love cocktail”を披露。自身の持ち味である激しいビートと、熱量たっぷりのダンスで魅了。炎の立ち昇るなか、a-nationという舞台を自分のステージに灼熱の世界へと連れていった。

倖田は全ての曲を歌い終えたあと、「後ろのみんなまで見えてたからね!」深々とお辞儀をする。そこには彼女のエンターテイナーとしてのプロフェッショナルさが滲み出ていた。「この人についていけば、大丈夫」。そう思わせる説得力の塊のようなパフォーマンスだった。

Da-iCE

Da-iCEのステージは、彼らを一躍スターダムへ押し上げた楽曲“citrus”のアカペラからスタート。大歓声を巻き起こし、一気に観客の心を掴む。そこからはディストーションの効いたギター・サウンドが鳴り響くなか、“Kartell”へ。“Clap and Clap”では、クラップで客席を巻き込み、「次は小さい音で!」「今度は大きい音で!」「ラストは騒いで!」と指示を出しながら、共にライヴを作り上げていく。

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続く“I wonder”をハッピーに歌い上げたあとは、MCへ。ヴォーカル花村が「好きなアーティスト教えてもらっていいですか?」と問いかけると、観客からは思い思いの名前が飛ぶ。それに対し「気使ってDa-iCEって言ってもらっていいですか?」としきり直す。すると、観客席から「Da-iCE!!」と大きな声が聴こえ、大満足そうな様子と見せていた。ダンスやヴォーカルのスキルが高いことで知られるDa-iCEだが、トークでもしっかり笑わせるテクニックを持っており、それが彼らが愛される理由なのだと感じた。

ライヴはさらに、冒頭に披露した“citrus”をたっぷりと聴かせる。持ち味の超絶美声のハイトーン・ヴォイスとダンスで魅了すると、疾走感のあるロック・チューン“Story”へ傾れ込む。その楽曲終わりで、ヒット・チューン“スターマイン”に入ろうとしてのだが、どうやらヴォーカルの大野が立ち位置を間違えてしまったらしい。そこで仕切り直そうとしていると、なんと次の出番のGENERATIONSのメンバー、白濱亜嵐が飛び入りでステージへ。

まさかの登場に観客もメンバーも驚いていた様子だったが、ここから白濱も一緒“スターマイン”をコラボレーション。曲間には白濱のキレッキレのダンスも披露し、夏の終わりにどでかい花火を打ち上げた。そしてDa-iCEステージを去るかと思いきや、一発じゃ飽き足らなかったのか、「もう一回!」とセンターステージへ!さらに白濱のアドリブで「もう一回!」と再びステージに行こうとするが、ガードマンの登場によって「あ、これはマジなヤツだ」とライブは終了。最後まで楽しいステージを届けるぞ!という愛に溢れたDa-iCEだった。

GENERATIONS

GENERATIONSは、ステージ下からスタンバイする様子をスクリーンに映しながら登場。“エンドレスジャーニー”、“intro~ Diamonds”を披露し、味の素スタジアムをGENERATIONS色に染め上げる。さらに、キラー・チューン“AGEHA”では、持ち味であるワイルドかつアクティヴな世界を展開。

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さらにEXILEの楽曲“SUMMER TIME LOVE”をパフォーマンスし、夕陽が差し込むなか、まだまだ熱い夏が続く予感を感じさせた。MCでは、「蒸し暑すぎるんちゃうか?と思ってる人ー?」と観客とコミュニケーションを取り、「雨が上がったのは、みなさんオーディエンスのおかげです」と話す。

そして、次のブロックでは、先ほど出演していたDa-iCE全員をゲストとして召喚。大人気TVアニメ「ONE PIECE」の主題歌である“Hard Knock Days”、“DREAMIN‘ ON”の2曲をパフォーマンス。このフェスならではの事務所の垣根を超えた熱いコラボレーションが実現した。

ちなみに、GENERATIONSとDa-iCEの2組は共に今年10周年を迎えるグループ。デビュー当時は一緒にイベントに出ていたとのこと。互いに切磋琢磨してきた仲間への想いが感じられた。GENERATIONSは、「ここからは信じられんくらい盛り上げます!」「わからんわからん、と思うこともあるかもしれないですが、なんとなくで大丈夫です」と真摯に話す姿が印象に残った。彼らは、きっと熱いスピリッツを持ち、その気持ちをパフォーマンスにも込めているのだろうと思った。

ライブそこからご機嫌なスカ・チューン“NOW or never”、そして最後は“Y.M.C.A”の2曲を披露お馴染みの振り付けで、味の素スタジアム全体を踊らせた。まるで夏休みの少年のごとく、ステージの端から端まで走り回る、元気でアクティブな姿がそこにあった。

Che’Nelle

ここで、SHOOTING ACTとして、オーストラリアのアーティスト、Che’Nelleがステージへ。白いドレスを着たChe’Nelleは、大ヒット曲“Baby I Love You”を感情たっぷりに歌い上げ、その歌のスキルを全開に見せつける。Che’Nelleはその後、“SOS”、“happiness”、“Believe”の3曲を披露。変わらぬ歌声の強さを感じさせるステージングだった。

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TRF

Che’Nelleの出番が終わり、次の浜崎あゆみのアクトを待っていると、なんとシークレットアクトとしてTRFが登場。まずは、大ヒット曲“BOY MEETS GIRL”をパフォーマンスすると、光るウチワのブルーのライトが観客席に一斉に点灯。青く彩られた客席はとても煌びやかで、TRFの華やかなサウンドにとてもマッチしていた。

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TRFはその後、“EZ DO DANCE”、“survival dAnce 〜no no cry more〜”という超絶大ヒット・チューンを連発。客席からは、地鳴りのような歓声が響き、とんでもない盛り上がりを見せる。「これがa-nationだ!」というイベントの魂をそのまま豪速球でぶつけるようなアクトだった。DJ KOO曰く「TRFはおかげさまで!30周年を迎えましたー!!」とのこと。まだまだTRFは、10年後もa-nationのステージに立っているような、そんな予感がした。

浜崎あゆみ

多くの人の期待が高まり、その登場をいまかいまかを待ち望まれるなか始まった、浜崎あゆみのアクト。満を持してその時間が訪れると、まずはおなじみのエンブレムが描かれた大きな旗を持った無数のダンサーが登場。さらに、一国の女王のような出たちで、浜崎あゆみがステージへと現れた。そのオーラは凄まじいものがあり、まさに最強DIVAといった風格を漂わせていた。

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ライヴは、自身の代表曲のひとつ“Boys&Girls”からスタートし、たくさんのダンサーたちとともに、楽曲を作り上げる。続いての“Fly high”では、全ての人に力を与えるような、強くも優しい空気が会場を包んだ。続いてのブロックではグッとBPMを落として、しっとりと“fairyland”、“HANABI”を歌い上げる。その歌声はいつまでも色褪せることなく、大観衆の心を鷲掴みにしていった。そこからさらに、スペシャルゲストとして浦田直也が登場し、“ANother song”を熱唱。ふたりの美しい歌声が、エモーショナルに響き、夏の夜空を彩った。

ライブはここからメドレーへ。“Greatful days”で、浮き輪をステージへ持ち込んで、夏の海を感じさせたあとは、ダンサーチームとトロッコに乗り込み、アリーナを周回。ここでは、SKY-HIH Jungle with tの“WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーヴメント”という意外なカバー曲をセレクトし、観客を驚かせながらも、歌声を届けていく。

浜崎の大ヒット夏曲メドレーはさらに、“glitter”、“You&Me”、“evolution”とヒット曲を乱れ打ち。女王のような風格だけでなく、可憐な笑顔を持ち合わせている浜崎。彼女がデビューから今までなぜ、ここまで愛されてきたのか、その秘密はそこにあるような気がした。

浜崎のステージは、そこから“BLUE BIRD”、そしてラストチューンの“July 1st”の2曲をパフォーマンス。強靭なエンターテイメントも届けた。浜崎は最後の最後まで、「ありがとう!」と感謝の言葉を紡いだ。彼女はきっと、「a-nation」という大切な場所を、特別なものにしたかったのだろう。浜崎のステージが終わったあとも、いつまでもいつまでも幸せな時間が流れていた。

東方神起

そして、この「a-nation 2024」のトリを務めたのは、東方神起。彼らのステージは、いきなり炎が立ち上るなか、“Rising Sun”でライブがスタート。さらに“B.U.T(BE-AU-TY)”へと繋げ、一糸乱れぬ圧巻のパフォーマンスで見る者を、虜にしていく。東方神起は、さらにTVアニメ「ONE PIECE」の主題歌に起用されていた“Share The World”、そして“LIME&LEMON”をパフォーマンス。今度は明るくポップに会場を沸かせていく。

【ライヴ・レポート】浜崎あゆみ、東方神起、WEST.、 GENERATIONS、NiziUら、豪華アーティストが集結!──「a-nation 2024」

圧巻のパフォーマンスをみせた後は、MCコーナーへ。この「a-nationの開催が4年ぶり」という話から、「4年ぶり?もしかして、a-nationはオリンピックですか?」と話し、トークでも盛り上げていく。また、東方神起がa-nationに出演するのは6年ぶりとのこと。東方神起の19年という長い歴史のなかでも、「a-nation」への出演回数は多く、「ここで一緒に過ごした思い出がいっぱいあります」と語っていた。ふたりはその後も、軽快なトークを展開し、コミカルな一面も見せていく。この空気感こそが彼らが愛され続ける所以なのだろうと感じた。

東方神起はそこから、「ファーストアルバムから特別なバラード・ナンバーを用意してきました。」と語り、と“Heart Mind and Soul”、そして“どうして君を好きになってしまったんだろう?”の2曲を熱唱。ふたりの織りなす美しいハーモニーが、広い広い味の素スタジアムに優しく響いた。

ライヴはここから後半戦。陽が落ちて涼しい風も吹いてくる時間帯だったが、“Why? [Keep Your Head Down]”で熱気を呼び込み、味スタを再び灼熱の渦へと叩き込む。そこからさらにトロッコに乗り込み、アリーナを周回。フリスビーを投げながら、笑顔を会場全体に振りまいていく。ここからメドレーで“OCEAN”、“Somebody To Love”と繋げ、大熱狂を巻き起こしていた。

東方神起のラストナンバーは、“Hot Hot Hot”。熱い熱い熱いパフォーマンスでクライマックスまで盛り上げると、最後は味の素スタジアムに花火が上がった。様々な人の想いが重なって、最高の夏の思い出が生まれていた。

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イベント情報

a-nation 2024
2024年09月01日 日曜日
開場11:00 / 開演13:00
味の素スタジアム
出演者:aRB SEED、SHOW-WA/MATSURI、NCT WISH、MAZZEL、@onefive、NiziU、僕が見たかった青空、WEST.、Red Velvet、美麗-Bi-ray-、倖田來未、Da-iCE、GENERATIONS、Che’Nelle(シェネル)、浜崎あゆみ、東方神起

HP : https://a-nation.net
X : https://x.com/anation_navi/
Instagram : https://www.instagram.com/anation.official/

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