【ライヴレポート】日向坂46四期生、日本武道館公演3DAYSを完遂!──日向坂46「四期生ライブ」
2024年8月27日〜29日の3日間に渡って、日向坂46の四期生による単独公演「四期生ライブ」が、日本武道館にて開催された。OTOTOYではその千秋楽公演のレポートをお届けする。
本公演には、石塚瑶季、小西夏菜実、清水理央、正源司陽子、竹内希来里、平尾帆夏、平岡海月、藤嶌果歩、宮地すみれ、山下葉留花、渡辺莉奈の11名が出演。いま日向坂46のグループの次世代メンバーとして、大活躍の彼女たち。昨年の11〜12月に実施された4期生の単独公演『新参者 in TOKYU KABUKICHO TOWER』から、どのように成長した姿を見せてくれるのか。開演前から、おひさま(日向坂46ファンの総称)たちは胸を躍らせていた。
開演前。まずは正源司陽子、藤嶌果歩による「4期生ライブ、行くぞー!」という影ナレで、客席が湧き上がる。そこからOvertureの後、激しいギターサウンドが流れるなか、ダンス・セクションからライブがスタート。メンバー全員のキレのある演舞が目を引く。
セットリストの1曲目は、“どうして雨だと言ったんだろう?”。激しいロック・サウンドで一気に客席のボルテージは一気に最高潮へ。ライヴは、さらに小西夏菜実センターによる“月と星が踊るMidnight”、清水理央センターの“青春の馬”と人気曲を連発。力強いパフォーマンスで、大きな成長を感じさせた。
MCを挟んで、次のブロックにはカラフルな衣装に着替えたメンバーが登場。“ロッククライミング”で弾けるような歌声を届けると、続いてはステージに人形劇のセットが用意され、竹内希来里と渡辺莉奈によるファンシーな人形劇が行われ、会場中がにこやかな笑顔に包まれた。その流れで、スクリーンには「サーカス」の世界に変貌し、“君しか勝たん”をパフォーマンス。曲間にはバトン、リボン、フラフープ、そして一輪車など、メンバーの特技を活かした演出も。ちなみにこれは2018年に開催された、けやき坂46の武道館公演のオマージュとも言える演出。これには、おひさまたちを大いに楽しんでいた。
続く“真夜中の懺悔大会”では、石塚瑶季が藤嶌果歩に対して、「公園でたこやき食べてたときに、ソースを付けてしまったこと」を懺悔。最後は藤嶌の「いいよー」という許しの言葉で、会場は笑顔に包まれた。
次のブロックには、モノクロームの衣装に身を包んだ、メンバーが登場。“川は流れる”で、エモーショナルな世界を演出すると、今度は4期生楽曲の“シーラカンス”をパフォーマンス。ステージの1番高いところまで登っていく様子は、どこか天使のような神々しさを感じさせた。
日向坂46の冠番組「日向坂で会いましょう」や4期生単独の番組「日向坂ミュージックパレード」にて、バラエティーとしての能力を全開にしている彼女たち。しかし、彼女たちの魅力はそれだけではない。この「四期生ライブ」ではパフォーマンスや、その表情にもスポットが当てられ、新たな魅力を引き出していた。
“ガラス窓が汚れてる”では、宮地すみれがセンターを務める。バラエティーではあざといキャラで人気の宮地だが、この日の表情には凄まじい気迫が見られ、このギャップに、筆者も一気に虜になってしまった。
その後はメンバーを2分割したユニットコーナー。まずは正源司、藤嶌、竹内、渡辺、平尾、山下が“夢は何歳まで?”で華麗にダンスを踊ると、今度は小西、清水、石塚、平岡、宮地がクールに“You’re in my way”を披露。このブロックの最後は、渡辺莉奈センターの“アディショナルタイム”。曲の中盤には圧巻の群舞を見せつけ、4期生が培ってきた「一体感」を感じさせた。
バッキバキのビートのダンスセクションから、日向坂46きってのディスコ・チューン“キツネ”でライブは後半戦へ。日本武道館に灼熱の熱気を集めると、今度はMVの世界観を踏襲したような“雨が降ったって”では、ミュージカル風の演出で沸かせる。
ライヴはさらにクライマックスへ。正源司陽子センターの11th シングル表題曲“君はハニーデュー”へと繋ぎ、フレッシュかつポップなアイドルとしての輝きを爆発させた。そして、この日のハイライトは間違いなく、藤嶌果歩センターの“見たことない魔物”である。「一番の声援を聞かせてください!」という藤嶌の呼びかけに、呼応するかのごとくサビでは、日本武道館が割れんばかりのおひさまの声が響き渡った。本編の最後は、9月18日発売の12thシングル『絶対的第六感』収録の新たな四期生楽曲“夕陽Dance”。軽やかなディスコ・チューンで、四期生ならではのハッピー・オーラを届けた。
大きな「日向坂コール」に応えるようにアンコールがスタート。ここでは“アザトカワイイ““NO WAR in the future 2020”といったライヴのキラー・チューンを連発。会場全体をピースフルに盛り上げた。
そして最後の曲に入る前には、平岡海月の「ちょっとでも長く一緒にいたいので、四期生の円陣をしましょう」という言葉で、ステージ上で円陣を行う。ラストチューンは、四期生のデビュー曲“ブルーベリー&ラズベリー”を元気いっぱいにパフォーマンス。
最後までエネルギッシュな姿を見せ、ライヴはここで幕を閉じる…はずなのだが、客席からの「日向坂四期生」コールが鳴り止むことがなく、そのこの声に応えるようにメンバーが再びステージへ。そのまあダブルアンコールで「誰よりも高く跳べ!2020」をパフォーマンス。最後は平岡が「日向坂46も四期生もまだまだこんなもんじゃありません。これからももっともっと、素晴らしいグループになっていけるよう精一杯頑張っていきます!」と宣言。こうして、日向坂46の四期生による単独公演「四期生ライブ」3DAYS公演は、幕を閉じた。
取材&文:西田健
写真:上山陽介
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日向坂46「四期生ライブ」セットリスト
00. Overture
01. どうして雨だと言ったんだろう?
02. 月と星が踊るMidnight
03. ⻘春の馬
04. ロッククライミング
05. 君しか勝たん
06. 真夜中の懺悔大会
07. 川は流れる
08. シーラカンス
09. ガラス窓が汚れてる
10. 夢は何歳まで?
11. You’re in my way
12. アディショナルタイム
13. キツネ
14. 雨が降ったって
15. 君はハニーデュー
16. 見たことない魔物
17. 夕陽Dance
アンコール
EN1. アザトカワイイ
EN2. NO WAR in the future 2020
EN3. ブルーベリー&ラズベリー
ダブルアンコール
EN4. 誰よりも高く跳べ!2020
ライヴ情報
■日向坂46「ひなたフェス2024」
2024年9月7日(土)、8日(日)
ひなた宮崎県総合運動公園
ひなたサンマリンスタジアム宮崎
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