6人の個性のケミストリーこそ『my fav』 アイドルの原点を思い出させるパフォーマンス

6人の個性のケミストリーこそ『my fav』 アイドルの原点を思い出させるパフォーマンス
6人で結成したばかり「my fav」

「新生ラスアイ」から二人のメンバーが加入して「my fav」として6人での新しい出発。8月25日には定期ライブを「my fav」として開催。満員のファンを前に涙するメンバーもいたほど熱い公演でした。この劇場はどこかしら、15年くらい前に初めて行ったAKB劇場を思い出させるものでした。未完成だからこその魅力(と言っても立派な経歴を持っているが)が、そこにはあふれていました。6人でのリスタートについてメンバーはどのように思っているのか、お話を伺ってきました。

 

――新曲の『間違っていないyes!future!!』のMVを20回ぐらい観てきました。

全員 えぇーっ!!

――バグベアさんの楽曲、相変わらずハマります。新生ラストアイドルから、川又あん奈さんと田中美帆さんが加入されて6人の新体制が始まったばかりです。雰囲気と新曲の『間違ってないyes!future!!』を初めて聴いた時の感想を教えてください。

古松華さん(以下・古松さん) イントロから、今から「my favが始まるよ」という感じが伝わってきて、素敵な楽曲だなと思いました。歌詞も上手くいかないこともあるけど「全てに意味があるんだよ」とか、「新しい決意で進もう」とか、私たちが思っていることが歌詞にすべて詰まっていました。この曲でmy favが始まって良かったです。

「『間違ってないyes!future!!』は私たちの思いがこもっています」

園田一花さん(以下・園田さん) 不安だった時もあったんですけど、そのときに『間違ってない』っていう、元気をくれた曲だと思っています。自分たちの気持ちに沿った曲を書いてくださったので気持ちを乗せながらパフォーマンスできました。

「ファンの人がいてくれるから、今こうやって活動できています」

西村瑠香さん(以下・西村さん) 歌詞に強い意志を感じられました。「選んできたことに全部意味がある」っていう歌詞があるんですけど、自分にいままで進んできた道は間違いじゃないよって言い聞かせている曲かなと思って、迷ったときに聴きたい曲だなと思いました。

「『ARK』っていうゲームにはまっています」

黒瀬梨花さん(以下・黒瀬さん) 活動していく中で楽しいこともあれば、壁に当たることもあります。「選んできたことに全部意味がある 新しい決意で君と進もう」という歌詞があるんですけど、その「新しい決意」というのは6人になったことともちょっとつながりがあるのかなと思って、いまの私たちにホントにピッタリな曲だなと思っています。

「毎月定期公演を行なっていて、その箱を埋めてもっと大きいステージに行きたいです」

川又あん奈さん(以下・川又さん) 加入が決まって何日か後に聴かせて頂きました。前向きに「この決断は間違ってなかったよ」って言ってもらえているようで、嬉しかったし、ファンの方といろんな気持ちを共有できるので曲を聴いて前向きな気持ちになれました。

「メンバーの皆んなに出身地香川のうどんを食べてもらいたい!」

田中美帆さん(以下・田中さん) 『間違ってないyes! Future!!』というタイトルから、新しいmy favの未来を楽しみにさせるような楽曲だなと思いました。これからポジティブに頑張ろうって思える歌詞がいっぱいあるので、とてもいい曲を頂いたなと思います。

「高速まばはたき、得意です!」

――MVもいいですよね、夏っぽくて。

田中さん 最初に4人で何か準備していて、そこに私たち新メンバーふたりが、最初は後ろ姿から始まるんですけど。徐々に6人になっていく姿、6人で作り上げていくっていうストーリー性があって、先を観たくなるようなMVになっていると思います。

川又さん 4人がパーティーを開いてくださって、その会場に目隠しされて連れてってくれたんですけど初めての経験だったんで、目隠しされているのでどんな感じに映像が撮れてるかわからなくて。4人が引っ張ってくれている姿を見て、これから一緒に頑張っていくんだっていうのをすごく強く思いました。

黒瀬さん 最初はケーキ作ったり飾りつけしたり、演技的な部分もあったからちょっと緊張でカチコチだったんですけど、最後パーティー開いてみんなでお菓子とかケーキ食べてるときは、みんな素の感じで、いつもどおりの自分を出しながら最後は打ち解けていっぱい食べられて。個人的に思い出にも残ってすごく楽しかったです。

西村さん 最初、ふたりの顔が見えないところがワクワクするなって思ったのと、撮影中にお菓子とケーキを食べたんですけど、すごい美味しかったです(笑)。

――ガチで美味しかったんですね。

園田さん 撮影がふたりに出会って2週間後ぐらいで、まだあまり話せていなかったんですけど、MV撮影で時間がいっぱいありました。そこで仲良くなれたなって感じられたし、だからMVも素敵な作品になっているんじゃないかなと思います。

――チームワークを感じましたね。

古松さん 今までのMVは設定がひとりひとりあったんですけど、今回は現実というか実際の感じで、皆んなで二人を迎え入れるパーティーをするために本当に「いらっしゃい」って感じでMV撮影ができて、作らずに楽しめたし、撮影というよりもみんなでmy fav頑張っていこうねっていうパーティーをした感じで1日楽しかったです。

――my favという名前の由来は「メンバーお互いがリスペクトを持って個性を尊重できるようなグループになる」「自己肯定感を持てるグループになる」という意味があるということですけど、自分たちのグループがmy favになったと知ったときの第一印象はどうでした?

古松さん 最初はこの名前に馴染んでいけるかなって思ったんですけど、今ではみなさんの前で「my favです」って挨拶するときに胸を張って言えるようになってきたので、お気に入りです。

園田さん 名前の由来的にはファンの人のお気に入りになるとか、自分のことを好きになるっていうのはあんまり自信がないので、そこがグループ名になっていると頑張ろうって思えるから、前向きでいいなって思います。

西村さん 最初にmy favって聞いたときは、かわいくて覚えやすい名前だなと思って、意味を聞いたときに、メンバーみんな自信がすごくあるタイプの性格ではないので、自己肯定感を持てるようなグループっていうのは素敵だなって思って、自分たちのことを好きになれるようなグループになれたらいいなと思いました。

黒瀬さん 名前を聞いたときは、覚えやすくて理由もすごく素敵だなって思いました。ロゴがアイドルらしくてすごいかわいくて。私たちのグループカラーの水色のさわやかな感じもあって。あとmy favのポーズがあるんですけど(とやってみせてくれました。写真参照)、それも素敵だなって。

――ハートですもんね。

川又さん 私はmy favに変わりますっていうのを定期公演を観に行ったときに聞いたので、その時はこれからもしかしたら活動するかもしれないグループの名前なのかなって思ってたんです。

田中さん my favってひと言でパッと言えるのが覚えやすいので、ファンの皆さんにもすぐ覚えてもらってお気に入りにしてもらえるんじゃないかなと思いますし、自己紹介でも言いやすいです。

――川又さんと田中さんはSTU48だったじゃないですか。一度芸能界から離れてまた戻るいうのはどんな感覚なのでしょうか?

川又さん 応援してもらえることが当たり前ではないことに改めて気づかされたので、これから応援してくださる方に恩返しできるように努めたいなと思います。

田中さん 私も一般の生活に戻って、そこでも楽しいことはいっぱいあったけど、アイドルだった頃のあれも楽しかったな、これも楽しかったなって思い出すと寂しい気持ちになってたので、またその楽しみをmy favでできることがすごくうれしいです。

――一般人になってアイドルたちを見ていると、楽しい思い出のほうが勝ってくる感じだったんですかね。

田中さん そうですね、普通では味わえないことを味わえたので、もう一度経験出来るならしたいなって思いました。

――グループ全体としての目標はありますか?

アイドルの原点を彷彿させるパフォーマンスでした。

古松さん 全体では武道館に立ちたいっていう目標があるんですけど、個人では地元の大阪で公演がしたいです。

園田さん たくさんの人に自分たちの名前を覚えてもらうことが今の目標です。

――なるほど。それには何が必要ですかね。

園田さん …………。

――む、難しいですかね。すみません! 頑張るしかないですよね!(笑)

古松さん みんなともっともっと仲良くなって、お泊りとかしたいです。

西村さん そっちか!(笑)

黒瀬さん 私たちは毎月定期公演を行なっていて、その箱を埋めてもっと大きいステージに行きたいなと思っています。先日TIFに出演させていただいて、そこでステージからたくさんのお客さんを自分の目で見て、こんなに素晴らしい景色なんだと思ったので、私たちだけのライブでもあれくらい人を集められるようにっていう明確な目標ができた気がしました。

――TIFは暑くなかったですか?

黒瀬さん 暑かったんですけど、私たちのことを知らないお客さんもたくさんいたと思うんですけど、一緒にコールしてくれたのですごく楽しかったです。

川又さん グループとしてもっと大きい会場に行けるように、個人でも歌とダンスとパフォーマンス力を磨いていって、遠い場所からでも観に行きたいと思ってもらえるように頑張りたいです。

田中さん まずはいまやっている定期公演の会場を埋めて、メンバーの出身地がそれぞれ違う場所なので、いずれはそれぞれの場所でライブができたらいいなって。

――そうですよね、北海道から福岡まで。香川の方もいらっしゃいますよね。

川又さん はい。

――うどんが美味しいところですよね。

川又さん 美味しいです!(笑)

――何で香川のうどんってあんなに美味しいんですか? 不思議なんですけど。

川又さん 何か違いますよね(笑)。なので、みんなに食べてもらいたいです。

5人 食べたーい!!

――みなさんこれから露出が増えてバラエティとかもあると思うんですよ、たしかお好きって言ってましたよね。

黒瀬さん フフフ、好きです。

――素を出すのがいいですよね、今はそういうのが求められてるんじゃないかという気がします。取材してると、「芯」を持っている人にファンはついてきてる気がします。以前、あるアイドルが「ファンは私以上に私のことを知ってくれてる存在だ」って言っていて印象に残ってるんですけど、古松さんにとってファンはどういう存在ですか?

古松さん 難しい!(笑)

――ごめんなさい。そんなに考えないで思ったことでいいですよ!

古松さん いないといけない存在です!

園田さん ファンの人がいてくれるから、今こうやって活動できていると思います。

西村さん 楽しませてくれる人(笑)。

黒瀬さん 第二の家族のような存在だと思います。

川又さん 私の夢を自分のことのように応援してくださって、いいことがあったら自分のことのように喜んでくださるので頑張れる存在です。

田中さん 私という人間がいるということをあらためてわからせてくれる存在です。ファンの方が応援してくれるおかげでライブもできるし、誕生日も祝ってくれるから、生まれてきてよかったなって思えます。

――そうするとものすごく大きな存在ですね。みなさんの特技があると聞いたので見てみたいんですけど、肩甲骨を360度っていうのは……?

古松さん 私です。肩を外せます!

「肩をはずせます!」

――えー、凄い。あとで撮影させてください! 肩こりなさそうですよね。

古松さん いえ、あります(笑)。

――黒瀬さんは中学時代からクラリネットをやっていらした。

黒瀬さん 小さい頃から音楽が好きでピアノをやっていて、吹奏楽部でクラリネットをやっていて全国大会に出たり、ディズニーランドにも呼んでもらって演奏したりしました。アイドルになれると思ってなかったので、アイドルを目指す前は音楽の先生とか、音楽に携わる仕事をしたいなと思っていました。

――「あざとい、ぶりっ子」って本当ですか?(笑)

黒瀬さん いや(笑)。自分であざとくしようと思ってやってるわけではなかったんですけど、アイドルになってからメンバーとかスタッフさんに「あざといよね」って言われてそこで初めて気づきました。でも自分ではやってるつもりはないです!(笑)

――それも個性ですよ! 園田さんは絶対音感があるとうかがったんですけど。

園田さん 耳コピができるんです。

――羨ましいです! 西村さんはゲームが特技。

西村さん はい、得意です。

――今は何にハマッてらっしゃるんですか?

西村さん 今やってるのは『ARK』っていう、恐竜を捕まえたり倒したり、恐竜で戦うみたいなゲームですね。

――いったんやると1日中やっちゃうタイプですか?

西村さん そうですね、お休みの日は(笑)。

――川又さんは早口言葉が苦手ということですけど。

川又さん 難しいです。

――滑舌の問題は悩みますよね。

川又さん 実感はないのですが、あとから自分がしゃべっている動画観て、何言ってんやろっていうことはあって(笑)。ファンの人からイジられることはまだないんです。

――あ。まだ見つかってない、と。

川又さん はい。なので逃げてます(笑)。

――でもこのインタビューに書いてあるんでもうバレますね。田中さんは福岡ですけど。

田中さん はい、明太子。

――激辛好きなんですね。

田中さん 大好きです!

――「高速まばたき」とは? あの、もしここでやって頂けるのなら。

田中さん できます!

――お願いします!

田中さん こんな感じです(笑)。※1秒間に多分10回くらい

5人 ヒャーッ!!

――すごいっすね!

田中さん ドライアイ気味なので自然にこうやってたんですよ。

――これはファンの人に覚えられますよ。あと大食い、お寿司35皿ってすごいですね、ホントですか?

田中さん ホントですホントです! お寿司の食べ放題に行って、45分ぐらいだったんですけど、何皿食べられるかなってやってみたら。

――35皿って!(笑)

田中さん はい! 35皿でした!(笑)

――だんだん皆さんの個性が見えてきました! これをドンドン、アピールしていきましょう!

6人全員 有難うございました!

 

25日に「新橋ZEAL THEATER TOKYO」でmy fav定期公演vol.13が行われました。セトリの最初を飾るのはもちろん、『間違っていないyes!futuer!!』。見ていてレベルの高いパフォーマンスを披露したと思いました。冒頭に書いたようにバグベアさんが生んだ名曲のうちの一つに加えても良いと思いました。また、6人のそれぞれの個性が出ていて、ファンならずとも一度は見て頂きたいです。

古松さんのキレキレのダンス。園田さんの圧倒的存在感。黒瀬さんの王道アイドルパフォーマンス、田中さんの安定したダンスと歌、川又さんの歌唱力と一生懸命さ。6人の個性がケミストリーしていると感じました。my favの6人がアイドル界に風を起こす――そんな期待をしています。(文@久田将義 写真@菊池茂夫)

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

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