「つるむらさき」の旬となる収穫時期はいつ?なぜ名前に「ムラサキ」と入っているの?
「つるむらさき」は余すところなく食べられる野菜の一種です。
ただ、そんな「つるむらさき」の旬となる収穫時期はいつなのでしょうか?
今回はなぜ名前に「むらさき」が入るのかも含めて解説します。
「つるむらさき」の旬
早速ですが「つるむらさき」の旬を見ていきましょう。
つるむらさきの種まき・植え付け時期
「つるむらさき」の種まきは5月上旬~6月下旬に行われます。
実際に種まきを行うなら春から夏にかけての時期がおすすめです。
植え付けに関しては6月上旬~7月下旬が適しているとされています。
つるむらさきの収穫時期
「つるむらさき」は発芽温度が25℃~30℃と高いのが特徴です。
そのため、十分に暖かくなってから栽培を開始します。
季節としては6月中旬~11月下旬がちょうど良いでしょう。
中でも晴れた日の午前中の時間帯に収穫すると良いです。
ただし、栽培時期は環境によって変化するので注意してください。
「つるむらさき」の収穫と保存方法
ここからは「つるむらさき」の収穫と保存方法についてまとめます。
収穫のポイント
「つるむらさき」は背丈が60cmほどになった頃に収穫します。
収穫の際は先端15cmくらいのところを切ってから採取しましょう。
ちなみに「つるむらさき」は一般的に種まき・植え付けから50日~70日後に収穫するのが一般的ですが、30日頃からでも収穫できます。
特に「つるむらさき」の若い茎に関しては比較的早い段階で収穫されるのが一般的です。
ちなみに早めに収穫された新芽や若い葉は柔らかくて新鮮なため、食材としても利用されます。
つるむらさきの保存方法
「つるむらさき」の保存方法は水揚げして保存するのが一般的です。
新芽を収穫したら水揚げして冷蔵庫の野菜室で保管しましょう。
乾燥に弱い植物なので、生のまま保存するなら切り花のように水揚げしてから保管すると3日~4日ほどは長持ちします。
より長持ちさせるなら茎を斜めにハサミでカットし、水を吸い上げやすくしてからボウルなどに入れておくのが良いです。
湿らせたキッチンペーパーや新聞紙で包みビニール袋に入れ、野菜室に立てて保存することでさらに日持ちするようになります。
また、茹でてから保存する方法もあるのでうまく活用すると便利です。
茹でてから保存する場合はきちんと洗ってから葉と茎に分けます。
それを茹でて冷水などに通し、粗熱を取ってから冷蔵庫に入れます。
こうすることで数日間は保存可能です。
その他、食べきれないものは冷凍するのも良いでしょう。
フリーザーバッグに入れて冷凍すれば1ヶ月ほどは保存可能です。
「つるむらさき」とは
ここからは「つるむらさき」についての豆知識をまとめます。
名前に「ムラサキ」と付く理由
「つるむらさき」は緑色なのになぜ紫と入るのでしょうか?
「つるむらさき」の名前に「むらさき」が含まれるのは果実が熟すると紫色に変化することに由来しています。
原則若い状態で収穫されるのが一般的ですが、果実が成熟すると外皮が黄色からオレンジ色に変わり最終的には紫色になります。
そこから「むらさき」という名前が付けられたのだとか。
つるむらさきは暑さに強い
「つるむらさき」は一般的に暑さに強いとされています。
「つるむらさき」は熱帯や亜熱帯の気候に適応しており、高温多湿な環境下で育つことでも知られています。
現に直射日光や高温に対しても比較的耐性ありです。
暑さに対して耐性があるため、夏の気候下でも成長しやすいです。
ただ、水分を好む植物でもあるので水やりには注意を払う必要があります。
寒さには弱いという一面も
「つるむらさき」は一般的に寒さには比較的弱いとされています。
「つるむらさき」は熱帯や亜熱帯の気候に適応しており、寒冷な気候にはあまり適していません。
低温や霜が発生する寒冷地では「つるむらさき」の生育や果実の発育が制限される可能性があります。
寒冷な気候下では植物が凍傷を受けたり、成長が停止したりすることもあるので注意しましょう。
グリーンカーテンにもできる
「つるむらさき」はつる状の茎が伸びる性質を持っているため、グリーンカーテンとしても利用できます。
グリーンカーテンは植物の茂みやつるを利用し、建物の壁やフェンスなどに緑のカーテンを作ることを言います。
「つるむらさき」は成長が旺盛でつる状の茎が広範囲に伸びることから、そうしたグリーンカーテンにも適しています。
ただし、グリーンカーテンとしての利用には適切な栽培管理が必要です。
成長に伴って茎を誘導しつつ不要な茎を切り除いたり、適切な水やりや肥料を与えたりしなくてはなりません。
その点は適切な知識と技術が必要となるでしょう。
まとめ
「つるむらさき」の旬の栽培時期は5月~6月となります。
この時期の「つるむらさき」は若くして収穫され、柔らかい状態のものを食すのが一般的です。
なお、名前に紫と入る理由については果実が関係しています。
「つるむらさき」は成長すると果実を実らせ、最終的には紫色に変色します。
そこから「つるむらさき」と名付けられたそうです。
ぜひ、この点も併せて覚えておきましょう。
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