日野友輔インタビュー 1st写真集『hiSTORY1』は「仮面ライダーとしての経験が活かされた、自己プロデュースが反映された内容に」

テレビ朝日『仮面ライダーガヴ』で仮面ライダーヴァレン役で大人気の俳優・日野友輔さんが、自身初の写真集を刊行します。
そのタイトルは、『hiSTORY1』。俳優としての日野さんの魅力が盛りだくさんの一冊について、ご本人にお話を聞きました。

Q.今回のファースト写真集、出版が決まった時はいかがでしたか?
いつか写真集を出せたらいいなと思っていたので、とてもうれしかったです。それと同時にほかの写真集との差別化という意味でも、俳優として何かを演じているストーリー仕立ての作品を作りたいと考えました。
写真集は自分の魅力を知ってもらうチャンスであり、自分の素の部分だけではなく、俳優としての自分をよりたくさんの方たちに知ってもらいたいと以前から考えていたんです。
俳優はお芝居をしている姿が一番魅力的だと思うので、映画のパンフレットや映画の一部の場面を切り取った写真をイメージしました。昔の映画は映像だけを撮って後から声を当てていたと聞きますが、その画だけのバージョンといった感じです。写真だからこそ、その瞬間の表情がより伝わりやすく、動きや音がない分、見る側の想像力を掻き立てられるよう意識しました。

Q.写真集の構成は「刑事編」と「ボクサー編」の2つのストーリーがメインになっているそうですね。
刑事編は、最初にいくつか案を出した際に満場一致で決まりました。自分の中でもストーリーや役を具体的に想像できていたので、あとは現場で形にしていきました。
ボクサー編は、1冊を2つのストーリーで構成するからには、刑事編との差を作りたくて、ストーリーごとに幅を持たせたいと意識しました。自分の思い描いたストーリーによって、刑事編とボクサー編それぞれで違う表情を見せられたかなと思っています。
Q.ストーリーの具体的なところも、ご自身で決められたのですか?
最初はストーリーを具体的にイメージして書いていたのですが、写真集の撮影では映画やドラマのように「よーい、はい!」と合図があるわけではないですし、現場でストーリーを話し合いながら、瞬間的にお芝居をすることもありました。
約1年間、仮面ライダーとして毎日撮影と向き合ってきた経験があったからこそ、画としてカメラにどう写るか、どの段階で自分の気持ちのボルテージを上げておくかなど、細かくコントロールしながら撮影することができたと思っています。

Q.映像作品のお芝居の時と変わらず、あまり決めすぎることなく撮影されていたのですね。
そうですね。こうだと決めてしまうのではなく、現場の雰囲気や、自分の感じるものを素直に表現して、お芝居をしている瞬間を1つずつ切り取るというイメージで進めていきました。

Q.タイトルの『hiSTORY1』はご自身で考えたのでしょうか?
自分で考えました。写真集ですが物語なので「STORY」としました。同時に、今後2、3と続けて出せるようになった時に、自分自身の成長も表現していきたいという思いから「history」という意味も込めています。
物語でもあり、もし続けられるなら自分の成長の過程も楽しんでもらえるように、2つの意味を持たせました。でも、物語がメインなので「STORY」を大文字にしています。

Q.今回は、他の写真集との差別化としてお芝居をしている瞬間を切り取った写真集を作られたとのことですが、ノーマルな写真集のような写真も入れてみたいという思いはありましたか?
初めての写真集ということで、すでに応援してくださっているファンの方が楽しみにしてくださっているのもうれしい一方で、この写真集をきっかけに自分を知ってもらいたいという思いもありました。冒頭にはストリートやスタジオで撮影した等身大のカットも入れて、素顔と俳優の顔、両方を知っていただけるように構成しました。
Q.仮面ライダー役の反響は、どのように受け止めていますか?
子供番組ではありますが内容がとても面白く、「終わらないでほしい」という声もたくさんいただきましたし、作品が好評だと聞いていて、とてもうれしいです。ライダーを演じることは1つの目標でもあったので、やっとスタートラインに立てたと思っています。

Q.スタートラインに立った今、日野さんが目指す最終ゴールは?
原作やコンテンツに興味がなくても「この役者さんがいたら面白そう」「この俳優さんが出ているなら見てみたい」と思ってもらえる俳優になりたいです。信頼と期待に応えられる俳優でありたいし、「この人が出ているから見たい」と思わせ続けたい。そう思っていただくために、毎作品で全力を尽くし成長し続けていきたいですし、そこにやりがいを感じています。

Q.以前から応援してくれているファンの方々や、この写真集をきっかけに日野さんを知る方々に向けてひとことメッセージをお願いします。
写真集を出せるのも応援してくださっているファンのみなさんのおかげで、本当に感謝しています。俳優・日野友輔の初めての写真集であり、初めての自己プロデュース作品です。新たな一面やさまざまな表情を楽しんでいただきたいです。この記事で初めて僕を知った方にも手に取っていただけたらと思っています。
ヘアメイク:SHUTARO(Vitamins)
スタイリスト:石橋修一
衣装:
ニット\63,800(meagratia/semina)
パンツ\30,800
シューズ\63,800(共にLAD MUSICIAN/LAD MUSICIAN HARAJUKU)
リング\39,600(JOHAN SILVERMAN/TEENY RANCH)
(お問い合わせ先)
LAD MUSICIAN HARAJUKU 03-3470-6760
semina [email protected]
TEENY RANCH 03-6812-9341
■日野友輔 1st写真集『hiSTORY1』
定価:3,200円+税 ¥3,520⑩
[ISBN] 978-4-8470-8629-8
[発売日] 2025-09-12
ワニブックス刊
(執筆者: ときたたかし)

- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。