『お終活 再春!人生ラプソディ』 豪華キャストが送る観た人を幸せにする映画

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『お終活 再春!人生ラプソディ』 豪華キャストが送る観た人を幸せにする映画
青空のような人生が待っている。そう思わせる映画でした(写真はイメージです)。

「終活」をテーマにすると、ともすれば寂しくなりがちですがこの映画は「生きる希望」に満ちあふれた作品です。

因みに筆者は映画・ドラマを見るとき、

・役者の演技で魅せる

・脚本の妙で魅せる

それと「両方で魅せる」の3種類あると思っています。この映画は「両方で魅せて」います。

まず、キャストの豪華さに驚かされました。

順不同で高畑淳子、橋爪功、長塚京三といった演技派に加え、剛力彩芽、水野勝といった若手・中堅俳優。そして実力派の凰稀かなめ、松下由樹、西村まさ彦、石橋蓮司、藤吉久美子、LilLiCo、勝俣洲和、藤原紀香、橋本マナミといった布陣を観て、「演技だけでも見入ってしまう」という思いが先にたちました。

本作は前作『お終活 熟春!人生 、百年時代の過ごし方』の高評価を得ての第二作になります。第一作を見ていなくても、十分楽しめます。

この映画を見終わったあと、ふとジャック・ニコルソン主演『アバウト・ア・シュミット』という映画を思い出しました。定年を迎え、妻に先立たれたジャック・ニコルソンが車で別居している一人娘に会いに行くという、ロード―ムービーです。途中途中での人との出会い、そしてせっかく仲良くなりそうな人を見つけたのに、自らの失敗で台無しにしたり。

『お終活! 再春 人生ラプソディ』も同様に、人と人との交流を描いていくのですが、一つ一つのエピソードが本当にチャーミングです。人は一人では生きていけないとは良く言います。高畑淳子と橋爪功の夫婦を見て、そう思います。そして「結びつき」(絆と言い換えても良い)こそ人が生きる上で大切なものなのだと、改めて気づかされます。

人生を描くのですから映画の流れは重厚になりがちですが、基本コメディタッチで進められていくので肩の力を抜いて楽しめるでしょう。

オチは抜きにして映画は評論しなければならないのですが、少しだけラストの印象を書くとすれば高畑淳子の夢がかなう様は、十数年前に世界的なデビューを果たした奇跡の歌声の持ち主、スーザン・ボイルと重ね合わせて観てしまったのは筆者だけでしょうか。大変印象的なシーンです。「高畑淳子さん」が文字通り、輝いていました。

「私、シャンソン歌手になる!」

ある人のセリフとシーンです。映画を観てこのセリフのシーンの素敵さを感じ取っていただきたいものです。(文@久田将義 タイトル写真@フレッシュハーツ)

 

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TABLOとは アメリカが生んだ、偉大な古典ミステリーの大家レイモンド・チャンドラー作品の主人公フィリップ・マーロウの有名なセリフがあります。 「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない」 人が生きていく上で、「優しさ」こそ最も大切なものであることを端的に表現した言葉です。優しさとは「人を思いやる気持ち」であり「想像力を働かせること」です。弱者の立場に立つ想像力。 「人に優しく」 これは報道する側にも言えることだと思います。 現在、ヘイトニュース、ヘイト発言、フェイクニュースがネットの普及に従い、増大しており、報道関係者の間では深刻な問題となっています。そこには「人に優しく」という考えが存在していません。 なぜ、ヘイト(差別)ニュースがはびこるのか。「相手はどういう感情を抱くのか」という想像力の欠如がなせる業です。ヘイトによって、人は人に憎悪し、戦争が起き、傷ましい結果をもたらし、人類は反省し、「差別をしてはならない」ということを学んだはずです。 しかし、またもヘイトニュースがはびこる世の中になっています。人種差別だけではありません、LGBT差別、女性差別、職業差別等々、依然としてなくなっていないのだな、ということは心ある人ならネットの言論にはびこっていることに気づいているはずです。本サイトはこのヘイトに対して徹頭徹尾、対峙するものです。

ウェブサイト: https://tablo.jp/

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