鳥取・境港 「目玉おやじ」になれるお菓子は1個500円! 高いけど納得の理由は…

鳥取県境港市。2024年4月20日にリニューアルオープンした「水木しげる記念館」のすぐ横、水木しげるロードの面した場所に「妖怪食品研究所」なる建物がある。

実はこの妖怪食品研究所、水木しげるロードで最もインパクトある一番人気かつ一番高いお菓子を売るお店なのだ。似たような菓子名が他にもあるので、まずはくれぐれも注意したい。

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2008年開設。その名も「妖菓 目玉おやじ」(ようか めだまおやじ)をずっと販売し続けている。ここでしか買えず、通信販売も行っていない。全国各地から数多の旅行客がピンポイントで訪れる。

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今回取材で対応してくれたのは、主任研究員の「目玉ドクター」さん。ほかに、所長「魔女カオル」さん、助手「キャサリン」さんと「どくろん」さんが白衣で接客し、秘密工場では数十人が勤務しているそう。

ちなみに、魔女カオルは本名で人間名は別にあり、キャサリンは夜になると働く、どくろんは研究助手のかたわらタオル売りに精を出していると、公式サイトで紹介されている。

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「妖菓 目玉おやじ」は、水木しげる氏の人気漫画でアニメでもおなじみ「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する目玉おやじがリアルに再現された和菓子。食べ歩き用は串にさして提供され、ポーズをとって記念撮影するのが旅行客で人気のパターンだ。

しかも、目玉おやじのごとく、裸で記念撮影するツワモノもいるという。

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1個500円。正直、高い。研究所によると、昨今の原材料費の高騰により、値上げせざるを得なくなったという。

実は、1個500円の価値がある。というのも、山陰の老舗、島根県松江市で1874年(明治7年)創業「彩雲堂」の職人が、1つずつ丁寧に手作りした上生菓子なのだ。

上生菓子とは、四季折々の花鳥風月を題材とした和菓子で、古くから行事や茶会で用いられてきた。日常でお茶請けの並生菓子とは異なる。

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見た目のインパクトしかり、食べると本当に美味しい。思わず、きちんと茶室で点てたような抹茶が欲しくなる。食べ歩きがもったいないぐらいだ。研究所曰く「彩雲堂さんと偶然知り合い、どうせなら美味しく作ろうとしたら、本当に作ってしまった」とのこと。

ちなみに、箱入りの商品もある。何度も言うが、全国発送していない。買えるのはここだけ。レア度は高い。

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営業は朝9時半から。大型連休や夏休みなどは店の前に長い列ができ、営業時間内に完売になることもあるという。

水木しげるロードで、最も高く、最もインパクトあるお菓子。お土産または食べ歩きでぜひ。

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妖怪食品研究所

http://www.kenkyujo.jp/

(Written by A. Shikama)

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