ケーキに纏わる発想や、思い出を元に。くるはらきみ絵画展「ケーキ箱の街」
《ケーキ箱の街》 (2024) © Kimi Kuruhara
「とても久し振りに自由が丘の街に来て、ふとこの街で部屋を借りて住んでみることを想像しました。
この素敵な街に暮らしたら、白い四角い部屋で過ごす時間はきっとケーキの箱に住んでいるような感覚 なんだろうなとイメージしました。
昔から美味しいケーキ屋さんがある。ケーキの似合う街。身近なのだけど、ちょっと行くのが嬉しい。
立体的な地形のそこここに素敵なお店がトッピングされていてケーキみたいだ。
ケーキに纏わる発想や、思い出を元に絵を描きました」(くるはらきみ)
画家・人形作家として活躍する「くるはらきみ」は、本展会場の art space “traffic” がある自由 が丘に程近い大田区池上出身。くるはらにとって、都内・城南エリアの中でも“一際お洒落な街” 自由が丘は、馴染みのある場所だそう。(大学時代には、自由が丘の雑貨屋さんやケーキ屋さんで アルバイトをしたこともあるとか)
本展「ケーキ箱の街」は、制作に集中できる環境を求めて⻑野に自宅とアトリエを構えるくるはらが久し振りに自由が丘を再訪し、自由が丘の街をイメージして描いた連作を中心に展示構成される。
人形作家でもあり、自分の絵に登場するのは全て人形というくるはら。彼らが棲む「ケーキ箱の街」に、甘い記憶が交錯する展覧会。
《ケーキ箱のように・カラー 》 (2024) © Kimi Kuruhara
《猫と鏡》 (2024) © Kimi Kuruhara
くるはらきみ
「ケーキ箱の街」
会場:art space “traffic”
東京都目黒区自由が丘1-25-21
TEL: 03-3725-8877
www.traffic-pr.com
会期:2024年4月25日(木)- 6月17日(月)
休廊日水曜日、第1・第3・第5火曜日
開場時間:11:00〜19:00
企画:亜洲中⻄屋(ASHU) 制作:亜洲中⻄屋(ASHU)/ traffic
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