ビジネス用語「フィードバック」とはどんな意味?他の用語との違いは?

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ビジネス用語の1つ、それが「フィードバック」です。
近年は一般的な企業や会社でも目にするようになったことで広く知られる言葉となっています。

ただ、意味については知らない方もいるのではないでしょうか?
今回はそんな「フィードバック」についてまとめます。

「フィードバック」とは

まずは「フィードバック」の意味について見てみましょう。

「フィードバック」の意味

「フィードバック」とは人材育成や人事査定の場面で使用される言葉です。

一般的には上司と部下など1対1のミーティングで実施される指導のことを意味します。
ここには直接関係のある先輩が後輩に対して行う話し合いなども含まれます。

ただ、昨今はフリーランスなど業務委託先へ理解をより深めるための手段として「フィードバック」が行われる場合もあるとか。
総じて、この言葉は情報共有というニュアンスで使用される場合が増えています。

こういった「フィードバック」は従業員の業務内での言動に対しての評価を口頭もしくは文章で伝えることを言います。
ただし、あくまでも「フィードバック」は共有を意味するビジネス用語であり一方的に誰かを評価するものではありません。
その点は使用の際に注意が必要です。

「フィードバック」を行うことで得られる効果

的確な「フィードバック」を行うことによって得られる効果は多々あります。

例えば、適切に「フィードバック」を行えば目的達成に繋がります。
組織や個人それぞれの目的を明確にすることでよりゴールが鮮明になり、双方の理解も深まるだけでなく業務の活性化にも繋がるのです。

このように「フィードバック」は仕事に対する向き合い方などの精神的な面はもちろん作業に対する知識的・技術的な面も共有可能です。
さらには「フィードバック」することでモチベーションのアップやパフォーマンスの向上にも繋がると考えられています。

単に「フィードバック」が一方的な評価ではないと言われる点はここにあります。

現に「フィードバック」は次に繋がる情報の共有を意味します。
特に人材育成や人事査定の場で使用される一方、現代ではその限りではなく広い意味合いで使用されている言葉と言えるでしょう。

「フィードバック」の方向性

ここからは「フィードバック」の方向性について見てみましょう。

ポジティブフィードバック

「フィードバック」には肯定的かつ前向きな表現を使用して行う「ポジティブフィードバック」と呼ばれる手法があります。

「ポジティブフィードバック」は従業員の承認欲求を満たし、自己肯定感を高めることで意欲を向上させる狙いがあります。
これにより従業員が自分から動くようになるのだとか。

ただ、従業員の成長を止めてしまう恐れがあります。
そのため「ポジティブフィードバック」は十分に見極めて行いたい手法と言えるでしょう。

ネガティブフィードバック

「フィードバック」には否定的かつ後ろ向きな表現を使用して行う「ネガティブフィードバック」と呼ばれる手法もあります。

「ネガティブフィードバック」は従業員の感情に訴えかけ、自尊心をあえて低めることで問題と向き合わせる狙いがあります。
これにより従業員に自分で考える力が養われるのだとか。

ただ、従業員に対するパワハラになる恐れがあります。
そのため「ネガティブフィードバック」も慎重に行わなくてはならない手法と言えるかもしれません。

他の用語との違い

ここからは「フィードバック」と他の用語との相違点をまとめます。

フィードフォワード

「フィードフォワード」とは自己変革を目的としたアイデアを周囲の人間から集める人材育成・人事査定の手法の1つです。
先を見据えて「これからどうすべきか」を追求する考え方を意味します。

そのため「フィードバック」にも似ている手法と言えます。
ただ「フィードバック」は過去の反省から改善していくことを表すのが特徴です。
対して「フィードフォワード」は未来の展望から改善することを指します。

その点が両者で大きく異なると言えるだろう。

コーチング

「コーチング」は組織マネジメントなどで行われる人材育成・人事査定の手法の1つです。
相手の話に耳を傾け、観察・質問・提案などをしながら相手の中にある答えを引き出していこうとするアプローチを意味します。

この言葉も「フィードバック」と似ているものの、あくまでも「コーチング」は自主的に引き出させていく手法を意味します。
「フィードバック」も時には自分で考えさせる場面が含まれますが、両者の意味は微妙に変わってくると覚えておきたいです。

レビュー

「レビュー」は評論や批評のことです。
原型となる「review」には再調査や再検討などの意味も含まれます。

ただ「レビュー」は単なる論評や批評の意味を持つのに対して「フィードバック」は評価によって対象者に働きかける意味を持ちます。
そのため、両者は別物の言葉と言えるでしょう。

まとめ

「フィードバック」はビジネス用語として頻出する言葉です。
これは人材育成や人事査定で使用される表現の1つとなります。

主に相手を評価して相互の理解を深めたり、改善すべき点を見出したりする際に使用される手法を意味します。

ただ、単に相手を評価するだけの意味ではないので、正しい意味について理解しておきたいところです。

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