【岐阜県飛騨市】飛騨びと・旅びと・料理人が集い、飛騨の食文化をつなぐ「nok-toi café」がOPEN


美ら地球は、飛騨古川の古い町並みに佇む築80年の旧スナックを改装し、飛騨びと、旅びと、料理人が集う「nok-toi café」を開業する。

魅力的な食材・食文化を有する飛騨地域の現状

飛騨地域には、雪国の里山特有の食材や発酵の食文化が根付いており、在来種の野菜も多く残っている。

しかし、山からの採取、育て方、加工方法などに手がかかるものも多く、ライフスタイルの変化や後継者不足なども相まって、継承が難しくなっているものも増えているのが現状だ。

また、旅行者や宿泊施設が増えているものの、店主の高齢化が進み飲食店も減少が進んでいる。

一方、都市部の料理人の中には、実際に食材を提供する農家さんに会ってみたい、食材が実際に育っている場を知りたい、山の中に食材を採りにいってみたい、地域特有の食文化について深く掘り下げてみたい、などの様々なニーズも多くある。

世界中の料理人にとっては、飛騨特有の食材・食文化全てが目新しいものに違いなく、需要もあることがわかっている。

「nok-toi café」オープンの経緯


「シェフ・イン・レジデンス」は、地域の食材や文化を活用しながら料理人が新たなレシピを創造し、農家を始め、地元の人たちとの交流を深める取り組み。これにより、地域住民は地元の食材や食文化を再発見し、意識が高まる効果が期待されている。

このような背景から、飛騨の食材を国内外の料理人に大いに活用してもらい、飛騨の食文化継承を目指すことを目的に「nok-toi café」をオープンすることとなった。

店名に込められた想い


店名の「nok-toi」は「のくとい」と読み、飛騨弁で「あったかい」という意味。この場に集まる人が「あたたかい」気持ちになってほしいという願いが込められている。

また、ロゴにあしらわれているのは、飛騨の代名詞である朴ノ木の葉である朴葉。飛騨の伝統食材や郷土料理が未来につながる場となりたい、という思いを表現した。

2025冬季営業について

2025冬季は1月21日(火)にオープン。まずは3月上旬まで、飛騨の食材をたっぶり使ったメニューを用意し、カフェ営業を行う。

毎週水曜は週替わりランチを提供予定。営業日・時間についてはInstagramにて確認できる。

サステイナブルポリシーに基づいた内装


「nok-toi café」の店舗デザインはKOIVUさんが担当し、自然が生み出す造形と持続・循環するものづくりをテーマに家具も制作。

美ら地球のサステイナブルポリシーに基づき、地元職人による地元材、再生素材、サステナブル素材などを使って仕上げている。

例えば、飛騨の広葉樹を使ったフローリングや、岐阜県産ひのきの壁の合板、岐阜県産ミズメザクラの木タイルを活用したカウンター、Osio Craftさんによる「nok-toi café」オリジナルペンダントライトなど。


ペンダントライトは、飛騨で昔からあるろくろ細工の形をモチーフに、旋盤技術で県産ブナ材を削り出して制作している。

また、元のスナック富乃家の名残を一部残すため、シャンデリアとオレンジ色のガラス壁を再利用。そのほかにも、テーブルは古材、椅子はリ・ファブリック(端材利用)などで作り上げている。

飛騨の食文化をつなぐ「nok-toi café」で、特別なひと時を過ごしてみては。

■nok-toi cafe
住所:岐阜県飛騨市古川町殿町7-21
公式Instagram:https://www.instagram.com/nok_toi.cafe

美ら地球公式サイト:https://www.chura-boshi.com

(丸本チャ子)

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