【オフィシャルレポ】TRF、30年の軌跡を噛み締めた武道館ワンマン

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【オフィシャルレポ】TRF、30年の軌跡を噛み締めた武道館ワンマン

TRFが2月18日に日本武道館でデビュー30周年を締めくくるワンマン・ライヴ〈TRF 30th Anniversary LIVE at 日本武道館「past and future.」〉を開催。オフィシャルレポートが到着した。

【以下、オフィシャルレポート】

当日はSOLD OUTのプレミアチケットを手にした約8,500人のファンとともに、30周年を華やかに締めくくった。

TRFは1993年にデビュー。「EZ DO DANCE」や「BOY MEETS GIRL」をはじめ、数々の国民的ヒット曲を生み出し、1995年には「輝く!日本レコード大賞」を受賞。トータルで2200万枚以上のCDセールスを記録するなど、日本のダンス&ボーカルの礎を築いた。
日本のダンス&ボーカルグループで、メンバーの脱退や加入などが全くなく、オリジナルメンバーで30周年を迎えたのはTRFのみ。ダンス&ボーカルの第一線で活躍を続ける現役最年長グループである。

TRFが日本武道館で行うワンマン・ライヴは、1999年8月に開催された「TRF exicoast tour ’99」のツアーファイナル以来、約25年ぶり。ライヴ前には、リーダーのDJ KOOとSAMが意気込みを明かしていた。

「本当に嬉しいです。30年間、ファンとして待ち続けてくれた人もいれば、新しくファンになった方もいて、活動を続けていて本当に良かったなと改めて感じています。自分たちも還暦を過ぎて62歳になって、また武道館に立てるということは本当に信じられないですね」と、DJ KOOは感激の様子。

SAMは、「日本武道館は、TRFのファーストツアーのファイナルの会場だったのですが、30周年というこのタイミングに25年ぶりに戻ってこれたというのはとても感慨深い思いです。現在のTRFに日本武道館を満席にできるのか?とか言われたりもしましたが、蓋を開けてみたら速攻で完売して追加も出して完売するなんて。自分たちの底力を見せることができたなと思っています」と嬉しさを滲ませた。

午後6時。日本武道館には満員の観客が詰めかけ、TRFのメンバーの登場を今か今かと待つ雰囲気は、熱気に包まれていた。TRFが歩んできた30年の歴史を振り返るようなオープニング映像とともに、赤と黒の衣装に身を包んだTRFのメンバーが登場。

【オフィシャルレポ】TRF、30年の軌跡を噛み締めた武道館ワンマン

記念すべき1曲目を飾ったのは、20周年記念アルバムでリリースされ、力強いミドルテンポが特徴的な「PUSH YOUR BACK」。
クールでハードな群舞のダンスパフォーマンスが魅力のこの曲のMUSIC VIDEOを再現するかの如く、25人のダンサーたちとの共演でライヴの冒頭から圧巻のパフォーマンスに会場のボルテージは一気に上昇。

続いて、ミリオンヒットを記録した、「masquerade -30th Vesion for Budokan-」に入ると、火柱が会場を支配。
一瞬にして、バブル時代のディスコに様変わりしたようだ。

「みんな、会いたかったよ~!!」と、YU-KIが呼びかけると、地鳴りのような歓声がステージへ投げかけられ、「Overnight Sensation」へ。

【オフィシャルレポ】TRF、30年の軌跡を噛み締めた武道館ワンマン

YU-KIは、「私たち30周年のライヴに遊びに来てくれてありがとうございます!今日は、30周年イヤー締めくくりの日です。こんなにたくさん来ていただいてありがとうございます。30周年って本当に長いんですけど、私たちの歌をずっと聞いてくれて、ファンのみんなは温かいな。今日は大きな声で歌って、筋肉痛になるまで楽しんでいってくださいね!」と、集まったファンに感謝を伝えながら、この特別な空間を噛みしめるように呼びかけた。

そこから、「Love & Peace Forever」、「BILLIONAIRE」と多幸感に溢れ、会場が一体となって両手を振ると、「寒い夜だから・・・」では、1994年に公開されたミュージックビデオがバックモニターに流れる中、ミュージックビデオと同じ階段を使用したエモーショナルな演出を再現。
「「寒い夜だから・・・」 は、昨年のZepp Hanedaでのライヴ時に再現したんですけど、本当に評判が良くて。前回のライヴに来ることが出来なかった方がたくさんいらっしゃったので、アンコール的にもう一回やりました!」と笑みを浮かべると、温かい大きな拍手が送られた。

続いて、「Show Time (4 Exective Seats)」は、会場全体で出来る手の振り付けと掛け声で、オーディエンスの一体感を生み、ライヴの序盤からTRFが持つパワーと存在感を発揮すると、1996年発売の「LEGEND OF MIND」では、優雅な空気感が会場を包み込む。

ETSUは、「はじめましての皆さんもお久しぶりの皆さんもこんにちは!今日、この時間が一分でも一秒でも皆さんの記憶に残るようになれば良いなと思っています!」と満面の笑みを見せると、
CHIHARUは、「今日こうして皆さんが集まっていただいて、ここに5人、そしてサポートダンサーズと誰一人欠けること無く同じ時間を共有出来ること、奇跡ではありませんか?皆さんの力があってサポートがあって、皆さんの応援があって成り立っているライヴなので、最後までめちゃめちゃはじけちゃってください!」と感激の気持ちを表現した。

SAMは、「まだまだ続きますけど、この後は散々盛り上がるので!」と力強く叫ぶと、「FUNKY M」に。
17人のキッズダンサーを従え、DJ KOOとダンサーチームが文字通りファンキーでアットホームなステージを披露。
この曲では、TRFと同じく30年の歴史を持つNHK「天才てれびくん」のてれび戦士とともにハツラツとしたダンスパフォーマンスを魅せてくれた。

ライヴが中盤に差し掛かる中、ゴールドのドレスに身を包んだYU-KIが登場し、「TRUTH -30th Version for Budokan-」、「ENGAGED ’06」を圧巻の歌声を会場に響かせた。

その後、ダンスナンバーに突入し、SAM、ETSU、CHIHARUが、TRFの過去のライヴでも実施されているスクリーンを活用したトリックを披露。
映像とダンスを融合させた不思議さとお洒落さを兼ね備えたパフォーマンスに惹き込まれていく。
流れるかのように、「武道館盛り上がっていくぞ!今日はこのビートで1つになっていこうぜ~!」と、DJ KOOによる大迫力のDJ TIMEで「Impression of TRF」、「Right here right now」を披露し、武道館がダンスホールかのような空間を創り上げていく。

YU-KIが、「みんな~!TRFの初期のクラブサウンドで盛り上がるよ!」と叫ぶと、ライヴでの披露が珍しい名曲たち「TIME AFTER TIME」、「OPEN YOUR MIND」、「One More Night」をメドレーでパフォーマンス。TRFの歩んできた偉大な歴史を肌で感じられる。

その後、DJ KOOが「30周年、まだまだ盛り上がっていけるか~!」と呼びかけると、TRF史上で最もヒットを記録したシングル「CRAZY GONNA CRAZY」から、「Where to begin」とTRFの歴史を刻みながら、畳み掛けるように名曲を鳴らしていく。

DJ KOOが、「今日は最高の30周年ライヴです。本当にありがとう!皆さんに、30周年のTRFが手ぶらでくるわけないじゃないですか!」とニヤリ。YU-KIが重ねるように、「新曲をリリースします!!」と力強く叫ぶと、会場からは悲鳴と歓声が入り混じり、異様な空気感に。「今日は日本武道館で初披露します!どこにも流れたことないんです。ドキドキするぜ!」とYU-KI。TRFにとって約10年ぶりとなる新曲「TRy the Future」をサプライズで披露した。30年を経たTRF自身を表現した歌詞の世界観、ジャジーでファンクであり、キャッチーな楽曲に、オーディエンスは大盛り上がり。

YU-KIは、「みんなまだまだ元気だよね!いくぞー!!」と、会場を鼓舞。TRFの代名詞と言っても過言ではない、小室哲哉氏プロデュースの「EZ DO DANCE -Vesion 2023-」を総勢25人のダンサーとともに披露し、本編は終了した。

アンコールで大歓声の中、メンバーがもう一度登場。YU-KIは、「アンコールありがとう!ここでスペシャルな方にメッセージをいただいています!」と話すと、小室哲哉氏からの動画メッセージが届けられた。

小室は、「今日はおめでとうございます!初の武道館から、もう30年近いと思うんですけれども、僕はプロデューサーとして、PA席からずっとドキドキしながら5人を見ていました」と、TRF初の武道館公演を振り返り、TRFの楽曲についても、「往年というのか、これは聴きたいって曲ばっかりなので、僕も聴きたくなっていますし、そのくらいどの曲も賞味期限が無いというか。今でも新しい曲なので、本当にメンバーもお客さんも楽しいライヴだなと思います!」とメッセージが送られると、会場からは大歓声。

YU-KIは、「私たちは、今までいただいてきた楽曲たちを、これからも大切に届けようと思います」と話すと、「私たちのデビュー曲を歌っちゃおうかな!」と叫び、アンコールの1曲目「GOING 2 DANCE (Hyper3 ver)」へ。
DJ KOOが鳴らす心臓を打ち付けるような重低音に、YU-KIの伸びやかな歌声と、SAM、ETSU、CHIHARUの軽快なダンスに再度、武道館の熱量はMAXに。

DJ KOOは、「何度も何度も言い足りないくらいですが、今日は本当にありがとう!幸せ一杯な30年です!そんな幸せをもっともっと届けたいと思って、30周年記念ボックスの告知をさせていただこうかなと思います!」と右手を高々と上げ、TRFのメンバー5人が描かれたジャケットデザインや、記念ボックスに収録される内容が発表された。

続けてYU-KIは、「皆さん、まだまだスタミナありますか!大丈夫!?武道館に集まってくれている皆さんの歌声を聞かせてー!」と、呼びかけると、「BOY MEETS GIRL」、「survival dAnce ~no no cry more~」と”これぞTRF!”という楽曲を見せつけた。

「今日は本当にありがとう!素敵な一日になりました。31年目も頑張るぞ~!」とYU-KIは涙を浮かべながら叫ぶと、最高の30周年ライヴを締めくくったのは、TRF最高の名曲と呼び声高い「WORLD GROOVE」。武道館が感動の渦に包まれながら、8,500人と5人が、両手を左右に振りながら大合唱。

【オフィシャルレポ】TRF、30年の軌跡を噛み締めた武道館ワンマン

メンバーの目には熱いものが浮かぶ中、DJ KOO「本当に30年間、色んな方の応援があって、やってくることが出来ました。皆さんのこれからの人生とTRFが一緒にいれたら最高に幸せです!そして、僕たちを生んでくれた小室哲哉さんありがとうございます!」
30年の軌跡を噛み締めた、充実の30周年記念ライヴは幕を閉じた。

フォトギャラリー

フォトギャラリーはこちらからご覧いただけます

セットリスト

TRF 30th Anniversary LIVE at 日本武道館「past and future.」
M1 PUSH YOUR BACK
M2 masquerade -30th Version for Budokan-
M3 Overnight Sensation
M4 Love & Peace Forever
M5 BILLIONAIRE
M6 寒い夜だから・・・
M7 Show Time (4 Exective Seats)
M8 LEGEND OF WIND
M9 FUNKY M
M10 TRUTH -30th Version for Budokan-
M11 ENGAGED ’06
M12 ダンスナンバー (Feel the Century)
M13 DJ TIME (「Impression of TRF」~「Right here right now」)
M14 メドレー (「TIME AFTER TIME、OPEN YOUR MIND、One More Night」)
M15 CRAZY GONNA CRAZY
M16 Where to begin
M17 TRy the Future
M18 EZ DO DANCE -Version 2023-
EN1 GOING 2 DANCE (Hyper3 ver)
EN2 BOY MEETS GIRL
EN3 survival dAnce ~no no cry more~ 
EN4 WORLD GROOVE

リリース情報

TRFデビュー30周年スペシャル記念作品
「TRF 30th Anniversary “past and future” Premium Edition」

2024年3月20日(水)発売

アーティスト情報

30周年特設サイト https://trf.avexnet.or.jp/trf30th/
30周年STARTティザー動画 https://www.youtube.com/watch?v=8s9tUj0BBzs
オフィシャルサイト https://trf.avexnet.or.jp/
X https://twitter.com/TRF_staff

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