【1/15〜1/21の運勢】1月3週目の運勢はどうなる?SUGARさんが贈る12星座占いをチェック!
isutaでは今週も、SUGARさんが贈る週間占いを配信。
2024年上半期の占いも公開しているので、ぜひ併せてチェックしてくださいね♡
今週のおひつじ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
脳など脇に置いておけ
今週のおひつじ座は、できるだけ遠くのものとごく身近な光景とを、一つの視座の中で結びつけていこうとするような星回り。
イギリスのSF作家で哲学者のオラフ・ステープルドンは、第一次世界大戦に従軍し、激戦地から死傷兵を搬送する任についていた時、過酷な戦場で夜空を見上げながら、ある哲学的な「目覚め」を体験したのだという。
その体験は、のちに肉体を離脱して宇宙の彼方へ探索の旅に出る壮大かつ幻想的な宇宙誌小説『スターメイカー』の主題となっていくのです。
あなたもまた、世間をみずから狭くするのではなく、できるだけ広げていくことを意識していきたいところ。
今週のおうし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
世代から世代へ手渡されていくもの
今週のおうし座は、世代から世代への連鎖の中で、自分たちなりの貢献の形を思い定めていくような星回り。
『冬座敷かつて昭和の男女かな』(宇多喜代子)という句のごとし。
いま令和を現役世代として生きている夫婦や恋人も、あと数十年後もすれば新しい世を静かに見守る側へ回っていく訳ですが、果たしてどんな佇まいになるのでしょうか。
あなたもまた、そんな現役の世代を担うひとりとして、いかに混迷の時代を生き抜き、次の世への責任を果たしていくべきかを考えていきたいところです。
今週のふたご座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
土のにおいのする語り手へ
今週のふたご座は、アウトプットを通して自身が生きようとしている世界観を再確認していくような星回り。
例えば、明治時代におこった言文一致運動は「話し言葉を書き言葉として定着させるもの」であり、それだけ聞くと、ごく当たり前のことようにも思われる。
しかし、明治期以前の日本では、話し言葉は一つではなかった。土地土地の生活や、身分に応じた生育環境を反映させる言葉(=方言)をしゃべっていたのであり、お国言葉や訛りなどないはずの東京に生きる人々は、さまざまな方言を話す異なる人種の集合体だった。
今週のふたご座もまた、自分の身の丈に合わせた、自分にとって心地よく感じる言葉の使い方や名前の付け方を少しでも取り戻していくことがテーマとなっていくはず。
今週のかに座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
胸の奥に新風を吹き込んでいく
今週のかに座は、停滞ないしマンネリ化した状況を打ち破るだけの力を誰か何かから借りていこうとするような星回り。
『泣きながらひとり枯野を歩きけり』(高橋淡路女)という句のごとし。
思わず帰り道を見失った迷子の童女を思わせる一句。作者は23歳の時に結婚するも、その翌年秋には夫を病気で亡くし、年が明けた2月に子供が生まれている。本格的に俳句を始めたのは子供が生まれた直後であり、掲句もその頃の作品なのだと思います。
あなたもまた、ここぞという時にはすすんで自身の弱さや愚かさをさらしていくべし。
今週のしし座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ボールを投げ放す
今週のしし座は、普通より大きな声で、相手を特定せずに発話していく機会を増やしていこうとするような星回り。
赤道直下のザイールの熱帯雨林に住む農耕民ボンガンドの村に滞在した人類学者の木村大治は、この村社会の特徴をつねに「声に満ちた空間」なのだと表現していました。語る方も聞き手がそうして受け流してくれるだろうことを承知で、いわば無責任に会話を「投げ放」しており、聞き手も真剣にはその発話に関与しない。
それは、日本人が大事にしてきた「わかり合う」ことや「ふれ合う」こととはかけ離れていますが、ただただ、日本人のそれとはコミュニケーションのあり方が極めて対照的なのであって、そういうものに接していると、何が望ましいコミュニケーションなのかという固定概念もまた次第に曖昧になっていくはず。
あなたもまた、身近なひとりひとりに丁寧に、しずかに語りかけるというある意味で「日本的な」コミュニケーション以外の可能性にも開かれていきたいところです。
今週のおとめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
蛇が衣を脱ぐように
今週のおとめ座は、三歩進んで二歩下がるくらいの感覚に、改めて自分を馴染ませていこうとするような星回り。
『日なたぼこのどこかをいつも風通る』(阪西敦子)という句のごとし。
何もかもうまくいかないと感じる時というのは、大抵の場合、生き急ぎすぎている。だから、そうした状況から脱するためには、どこかで生きているスピードを落とし、思いきって足を止め、掲句のようにジッと日なたぼっこする他ないような‟無為”の時間を過ごしていくことが、一時的にであれどうしても必要になってくるのだ。
あなたもまた、実際に「日なたぼっこ」にトライしてそんな感覚を取り戻してみるべし。
今週のてんびん座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
両性具有的であるために
今週のてんびん座は、想定外への踏み出しを積極的に展開していこうとするような星回り。
6世紀に日本へ渡ってきた仏教は、日本土着の神を取り込んだだけではなく、生や性を根本のところで否定し、そこからの超越を説いてきましたし、その影響は日本人にとってじつに根深いものがあります。
仏教は性のエネルギーの尋常じゃなさや制御不可能性をよく知っていたがゆえに禁じようとしましたが、イザナギとイザナミにおいてはその想定外への踏み出しを国生みへと展開していったのであり、その意味で彼らの問答は、仏教とは異なるベクトルをもった生や性への「肯定の論理」を指し示すものでした。
あなたもまた、自分に足りないものを誰かの力を借りることで補い、シナジーを生み出していくことがテーマとなっていくでしょう。
今週のさそり座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
よどみと流れ
今週のさそり座は、過去を通して現在との生き生きとした遭遇を経験していこうとするような星回り。
『冬籠りまたよりそわん此の柱』(松尾芭蕉)という句のごとし。
過去を経由することを通じ、私たちははじめて現在と遭遇できるというパラドキシカルな認知回路を持っており、それを活性化できる言語装置こそが「文芸」なのかも知れません。
あなたもまた、過去と現在をまたいで“そこ”にありうるものの中へと溶け込んでいくべし。
今週のいて座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
大きく飽きる
今週のいて座は、使い慣れた言葉やキーワードを脇に置いて、新しい「モノ」に触れていこうとするような星回り。
フランスの哲学者のミシェル・フーコーの著作に『言葉と物―人文科学の考古学―』というのがありますが、要は人間の現実というのは突き詰めれば言葉とモノからできているという話で、先のような現状を考えると、いかに「モノ」にこだわっていけるかがますます問われる時代になってきているのだとも言えます。
つまり、ネットで検索できるような言葉や、SNSやネット上の記事などで書かれたストーリーよりも、自分が直接出会ったり、触れ合ったりした「モノ=言葉の外部にあるもの」を定期的に取り入れていくことで、自分のネット環境(検索する言葉やアクセスするリンク先)を更新していく必要があるのだ、と。
あなたもまた、そうした大々的な更新のタイミングを迎えつつあるのだと言えるでしょう。
今週のやぎ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
スイッチを入れる
今週のやぎ座は、どんな状況にあっても、崇高さと雄々しさを忘れずに持っていこうと決意していこうとするような星回り。
『霜の墓抱き起こされしとき見たり』(石田波郷)という句のごとし。
作者は30歳の時に戦地で重度の結核にかかったことが転機となり、後半生は病中吟や療養句がテーマとなっていった俳人でしたが、掲句はおそらくその数年後、三度にわたる大手術をする直前に詠まれたものでしょう。全体が死への予感で貫かれています。
あなたもまた、目をそむけることなく直視すべき「なま」の真実を見据えていきたところです。
今週のみずがめ座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
ゆるまじ
今週のみずがめ座は、純粋に自分が全力でぶつかりあっていける相手や対象が、浮き彫りになっていくような星回り。
粘菌類の研究で知られる自然科学者にして、民俗学の著作を無数に持ち、柳田國男から「日本人の可能性の極限」と称された南方熊楠(みなかたくまぐす)は、生涯にわたり在野の人であり、何より独学の人でしたが、彼には自分の思想上の問題を全力で遠慮なく投げかけ合える相手が一人だけいました。
それが、熊楠が27歳の時にロンドンで出会った真言僧の土宜法龍(どきほうりゅう)。
熊楠は人智を超えた不思議や縁の論理についてこそ、いま学問をやる人は研究せねばならないとも、土岐への手紙に書いていましたが、今週のあなたもまた、熊楠くらいの気合と熱量で誰か何かとぶつかっていきたいところです。
今週のうお座の運勢
illustration by ニシイズミユカ
のびのび無関心
今週のうお座は、華やかに大々的に遊ぶのではなく、人知れず黙々と遊んでいくような星回り。
『枯るる貧しさ厠に妻の尿きこゆ』(森澄雄)という句のごとし。作者はこの慎ましい住処で、目に入るものすべてを枯れ果てた冬の山中と見なしていたのではないか。そんな想像のさなかにいたとき、ふっと奥さんがトイレに入っていった。そうして水の音が聞こえ始めた。それはなんとも深遠幽谷な響きであった。
そんな日曜ドキュメンタリーの裏で、水墨画の世界に遊んでいるような、ダブルミーニングさこそが、おそらく掲句の本質なのではないか。
あなたもまた、そんな‟隠し玉”のようなプレイを存分に楽しんでみるといいだろう。
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