2023年OTOTOYで聴かれたアーティスト、1位は──OTOTOY年間アーティスト・チャート
いよいよ2023年も残り数日となった。2023年、OTOTOY利用者の間で多く聴かれていたのはどんなアーティストだろう。
かつては音楽配信サービスのなかでも大いに癖のあるサイトだと言われていたOTOTOY。しかしこの数年でメジャー・レーベルのタイトルも概ね取り扱いを開始し、品揃えの面では徐々に「普通の」配信サービスに近づいてきた。一方でOTOTOYは、ダウンロード形式で楽曲を販売するサービスであり (サブスクリプションではない)、ロスレス/ハイレゾでの配信を基本としている。ダウンロード販売とロスレス/ハイレゾという2つの要素。さらにOTOTOYのもうひとつの顔である、アーティスト・インタビューや作品レヴュー、音楽ニュースなどを掲載する音楽メディアとしての側面。これらはチャートにどのような影響をおよぼしているのだろうか?
あらためてOTOTOYの年間チャートをふりかえってみたところ、やはり一癖も二癖もある結果となった。以下、チャート・インしたアーティストをいくつかピックアップするとともに、2023年のOTOTOY年間アーティスト・チャートを紹介する。
(この記事における年間チャートとは2022年12月28日から2023年12月27日までの売上を集計したものです。)
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OTOTOY年間アーティスト・チャート1位の座を制したのは、アーティスト集団、
2位には〈ホロライブプロダクション〉所属のアイドルVTuber、
3位は、今年の1曲に挙げる人も多いであろう「アイドル」(TVアニメ『【推しの子】』のオープニング曲) をリリースした
4位にはTVアニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の劇中バンド、
ダウンロード配信をするOTOTOYの特性とマッチしたバンドもチャート・インしている。たとえば6位にいる
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7位には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン「ゾンビ・デ・ダンス」テーマソング「唱」や、TVアニメ「『SPY×FAMILY』Season 2」のオープニング主題歌「クラクラ」など、数々のタイアップ曲をリリースするたびにヒットを飛ばした
8位は今年3月に訃報が伝えられた
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YOASOBI、Adoなど幅広く聴かれたアーティストが上位にチャート・インするとともに、結束バンドを筆頭に近年の大きな流れでもあるアニメと音楽の結びつきの強さが垣間見えたOTOTOY年間アーティスト・チャート。VTuberやゲーム音楽の存在の大きさも印象的だ。そんななかロスレス/ハイレゾ・ベースのダウンロード配信サービスであることが大きく影響したのが、Sound HorizonとTHE COLLECTORSの上位チャート・インだと言える。とても興味深い年間アーティスト・チャートとなったのではないだろうか。
今年1年、音楽を愛する多くの皆さまからOTOTOYへのご愛顧をいただき、心より感謝申し上げます。
OTOTOY年間アーティスト・チャート
1. Sound Horizon
2. 星街すいせい
3. YOASOBI
4. 結束バンド
5. 電音部
6. THE COLLECTORS
7. Ado
8. 坂本龍一
9. 祖堅 正慶
10. 植松 伸夫
11. ヨルシカ
12. Aimer
13. HACHI
14. Falcom Sound Team jdk
15. ずっと真夜中でいいのに。
16. TAKU INOUE
17. Midnight Grand Orchestra
18. 宇多田ヒカル
19. 花譜
20. Mori Calliope
21位以降はこちらからご覧ください。
→ 2023年OTOTOY年間アーティスト・チャート
アルバムとシングル/EPのチャートはこちらからご覧ください。
→ 2023年OTOTOY年間アルバム・チャート
→ 2023年OTOTOY年間シングル/EP・チャート
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