ロッド・スチュワート、ジュールズ・ホランドとのコラボ作から「Almost Like Being In Love」を先行配信

　ロッド・スチュワートが、ピアニストのジュールズ・ホランドとコラボレーションし、2024年2月23日にアルバム『Swing Fever』をリリースすることを発表した。

　パンデミックの時期に制作を開始した作品で、ジュールズ・ホランドはアルバムについて、「クリスマスに出かけるために荷造りをしていたところ、ロッド・スチュワートから電話がかかってきた。それまではあまり長々と話したことがなかった。“ロッドが大好きだ、なんてエキサイティングだ”って思っていたら、ロッドは“レコードをやりたい”って言ってくれた。僕はずっとロッドのファンだったんだけど、昔の音楽を聴いて、僕らは同じものが好きだったんだって気づいたんだ」と語っている。

　一方ロッドは、アルバムについて、「すでにスウィング・アルバムを作り始めていたんだけど、思い通りにはならなかったんだ。そこで私が行くべき男はジュールズだと気づいてお誘いした。彼も熱狂的な鉄道模型のファンでもあるんだ」と説明している。

　先行してアルバムから新曲「Almost Like Being In Love」が配信スタートしている。アラン・ジェイ・ラーナーとフレデリック・ロウが制作した楽曲であり、フランク・シナトラとナット・キング・コールで有名になった作品だ。

　ジュールズ・ホランドは本楽曲について、「あの曲はよく知らなかったけど、今ではお気に入りの1曲だよ。いろんなバージョンを調べてみたんだけど、たくさんあるんだ。私たちが心がけているのは、その本質にたどり着くこと。複雑なコードがたくさんある場合は、それらを取り除き、単純なコードだけを演奏する。ジョン・リー・フッカーのレコードで、彼はブルースを教えているんだけど、彼は“子供たちよ、派手なコードは全部捨てろ。1つのコードを弾いて、その音を良くしたら、次のコードを弾くことを考えればいいんだ”。また、少しジャンゴ・ラインハルト風にしようと話していた」と述べている。

　約12回に及ぶコレクティブ・セッションで、レコーディング空間の親密さとソングブックの永続的な輝きが組み合わさり、素晴らしいサウンドが生み出された。

　なお、来年3月にはロッドによる約13年ぶりの来日公演も決まっている。

◎リリース情報
アルバム『Swing Fever』
2024/2/23 RELEASE

◎公演情報
【Rod Stewart: Live in Concert, One Last Time】
2024年3月20日（水・祝）東京・有明アリーナ
チケット一般発売：12月16日（土）午前10時より
INFO: Live Nation Japan

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