アデル、自身の楽曲をカバーされることについての本音を明かす「私のように歌える人はいない」
現地時間2023年12月7日公開の米ザ・ハリウッド・リポーター(THR)とのインタビューで、最新号の表紙を飾ったアデルが、自身の楽曲を他のアーティストがカバーすることに対する本音を明かしている。
彼女は、「私の音楽に関しては、そしてそれを聴く誰にとっても、私は世界最高の歌手では全くないと思っていますが、私の楽曲を私のように歌える人はいないんですよ、だってそれを書いていないから。私の楽曲を私のように歌える人はいません、以上」と語っている。
そして笑いながら、「歌詞が自分たちのものではないんです。私の歌を他の人が歌うべきではないと思っています」と続けているものの、故アレサ・フランクリンの「Rolling in the Deep」のカバーについて聞かれたアデルは、「アレサ・フランクリンは別として」と、ソウルの女王は例外だと訂正した。
「いえ、(自身の楽曲をカバーされるのは)構わないんですが、私はただ、それを表現することは決してできないと言っているんです」と彼女は述べ、「私が他人の歌を歌えないのと同じです。歌詞を書いたのは私じゃないですし、その人ほどうまく歌えません。とはいえ、私はいつでも(歌うことを)選びます」と彼女は続けている。
【グラミー賞】を16回受賞しているアデルの新しいインタビューは、THRが毎年開催している【Women in Entertainment】イベントと同じ日に解禁された。まだ米ラスベガスでの常設公演【Weekends with Adele】の真っ最中である35歳のスターは、コンサートのゲストのうち誰が自分を一番緊張させたか(レディー・ガガ)、シザとデュア・リパへの愛、そしてハリウッドのスタジオでのスクリプト・リーダー(脚本を読んで映画化などの価値を評価する人)という意外な理想の仕事についても話している。
新曲についてアデルは「考えてもいない」と語り、他のアーティストとのコラボレーションについても同様で、デュエットのオファーをたくさん断ってきたと明かしている。コラボについては、「その内のいくつかは明らかにノーで、絶対にやらないようなもの。オファーされるものの中には、“私がそれにイエスと答える世界線があるとでも思っているの?”って感じのがありますよ。まったく意味がわからないんです。(逆に)いくつか、“あ、それやりたい”って思ったのもありましたが、タイミングが合わなくて……」と明かしている。
そして、「(コラボ)をやりたくないわけではないです。全然そんなことはなくて、やってみてもいいとは思っているんですが、やるからにはファッキン最高じゃなければならないんです」と語っている。
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