マライア・キャリー、2023年のクリスマスを最高のものにする決意「去年は最高じゃなかった」
“クリスマスの女王”を自称するマライア・キャリーでさえ、たまにはあまり楽しくないホリデー・シーズンに見舞われることがあるようだ。そんな彼女は2023年のクリスマスこそはそうならないようにすると決意している。
54歳のボーカリストは2023年12月4日に公開された米ピープルのデジタル・カバー・ストーリーで、「年?年って何?よく知らないわ」とジョークを飛ばし、「クリスマスからクリスマスへと」生きる方がいいと付け加えた。
そしてマライアは、「1年間ずっとこのクリスマスを楽しみにしていたの。去年から……去年は最高じゃなかったから。全部(のクリスマス)に感謝しているけれど、今までで一番楽しかったバージョンのクリスマスではなかったな」と明かしている。
昨年の不発を挽回するためか、マライアは北米14都市を回る【Merry Christmas One and All】ツアーに乗り出し、12月17日に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでフィナーレを迎える。【グラミー賞】を5度受賞している彼女は、毎年クリスマス音楽市場を席巻していることで有名だが、その主な理由は彼女のエヴァー・グリーン・ヒット「恋人たちのクリスマス/All I Want For Christmas Is You」だ。この1994年のヒット曲は、今年の12月2日付の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で4位に入っており、過去に12週間1位を獲得している。
「このツアーのために昼夜を問わず取り組んできたわ」とマライアは自身のツアーについて同誌に語り、「今までやったことのない曲もやるし、デュエットもする。サプライズを残しておかないとね」と続けている。ニック・キャノンとの間に生まれた12歳の双子、モロッカンとモンローも、パフォーマーとして一緒にツアーに参加している。マライアが“ロック”と呼ぶ息子は「Here Comes Santa Claus」でラップし、娘の“ロー”は「Jesus Born on This Day」で母親とデュエットしている。
お気に入りのクリスマス・デコレーションについての詳細の合間に、彼女は“ディーヴァ(歌姫)”というレッテルから逃げないことについても同誌に打ち明けた。彼女は、「私はまだ“ディーヴァ”という言葉を辞書に載っているように定義しているの。成功した歌手のことで、通常はソプラノ歌手、オペラの分野で活躍しているのが一般的」と語った。
英語のdivaには“特別扱いされないと気がすまない人”という否定的な意味もあるが、マライアはこの言葉について、「“ディーヴァ”といつも呼ばれる知り合いの多くは、ムッとしたりしていない。誰かが、”あのディーヴァ、誰それ”って言ったところで、どうだっていいじゃない。どうして大騒ぎするの?ただそれを受け止めて、楽しく我が道を行けばいいのよ」と話している。
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