甘口スパで有名な名古屋の喫茶店「マウンテン」であえて普通の料理を注文してみた結果 →思ってたのと違う!

先日取材で久しぶりに名古屋に行くことができたので、1泊して名古屋めしをいろいろと堪能してきました。味噌カツ、台湾ラーメン、味噌おでん、手羽先、ひつまぶしなどなど、名古屋にはウマいグルメがいっぱいありますからね!

名古屋めしといえば「喫茶マウンテン」

でもやっぱりアレでしょ。名古屋が世界に誇る、最強の名古屋めしといえば「喫茶マウンテン」でしょ!

いやー、ここはすごい。すでに超有名だけどやっぱりすごい。外観も店内も普通のレトロな喫茶店なのに、名前だけではまったくわからない珍メニューの数々。抹茶スパ、メロンスパなどの甘口スパゲッティ。しかもデカ盛り!

特に破壊力抜群なのが甘口スパ。上の写真は7年前に食べた「甘口メロンスパ」なんですけど、カットメロンが散りばめられているだけでなく、パスタにはメロンシロップを練り込んでいるので色が緑色!

そこにたっぷりと生クリームもかけられ、その味はスイーツさながらの甘さ。でも案外、しょっぱいものを受け入れる態勢をとったお口ではアウトだけど、スイーツだと思えば麺状のクレープのような感覚でいけちゃうという不思議。ただのゲテモノではなく、結構テクニカルなことをされているメニューなんですよね。

あえて普通っぽいメニューを食べてみる

そんな感じで変な名前のメニューや甘口スパのインパクトが強すぎるため、マウンテン登山者はだいたいみんなそれらを食べるんですよね。ほかにもメニューがたくさんあるのに。なんならまともそうなメニューもあるのに。

マウンテンに行く機会が少ないとどうしても唯一無二のメニューを食べたくなるのは当然ですけど、あえて普通のメニューを食べてみてもおもしろいのでは。なんなら僕自身も食べたことがないし。

ってことで、7年ぶり訪問の今回はあえて「なすカレースパ」にドリンクセットをつけて注文してみることにしました。

ちなみにドリンクセットの選択肢にコーヒーや紅茶などはなく、謎のドリンクばかりが並んでいます。なんだよ「庭」とか「タマリンド」とか。

語感がかわいいので「ピーニャ」なるドリンクを選んでみましたが、パインシロップを水で薄めたもので安心でした。「なすカレースパ」が950円で、ドリンクセットにすると1000円なので、「ピーニャ」は実質50円。さすがに安すぎる。

「なすカレースパ」がウマくてデカくて超ウマい!!!

続いていよいよ「なすカレースパ」が運ばれてきましたが、やっぱりデカい! すさまじい重量感!! デカいっ!!!

片手でお皿を持つのがしんどいくらいのボリューム。これはすごい。でもそれはある意味予想通り。

サイズ感がわかるようにお皿を顔に近づけて自撮り写真を獲ったその刹那、嗅覚を刺激する猛烈に濃厚なカレーの香り。何日もかけてじっくりと煮込んでそうな凝縮された香り。……これは匂いだけでわかる。その辺の適当なカレーとは完全に次元が異なる、超本格的なカレーだと!

我慢できずに慌てて皿を置き、フォークを握っていただきます! ぬおおおーーーっ、やっぱりウメエエエエーーーーッ!!!!

その見た目と香りの通りに味も濃密で、ガツンとスパイシーでありながら旨味も深く、それでいて程よくジャンクな味わい。すさまじいパワーを持ったカレー。すんげえウマい!!

そして感動的だったのは極太のパスタもカレー粉をまぶして炒めてあるというニクい小技。軽く焦げた部分は食感が固くなってアクセントになってるし、ほんのり香ばしさが感じられるのもイイ。デカ盛りでも食感が単調にならないのは本当にありがたい!

しかもなすは型崩れせずシャキッとみずみずしいし、豚肉もゴロゴロ入ってる。カレーライスとして食べても間違いなくウマいけど、「なすカレースパ」になることで美味しさが進化しているのは間違いなし!

まさかマウンテンでこんなに本格的で激ウマなカレースパに巡り会えるとは、ちょっと思ってたのと違う! 変なメニューがなくても余裕で人気店になるくらいのクオリティじゃあないか!!

イロモノメニュー以外も食べてみないともったいない!

いやあ驚きました。甘口スパもただのイロモノではなくポテンシャルを秘めているとは思っていましたが、普通のメニューがまさかここまでハイクオリティだったとは。メニューの数は半端なく多いですし、これは何度も通いたくなってしまうなあ。

やはり喫茶マウンテンこそ名古屋めしの聖地。B級グルメの聖地だと思うわけです。心の底から大満足。ごちそうさまでした〜!

(執筆者: ノジーマ)

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